「タイ旅行に行くなら、一度は象に乗ってみたい」
「でも、象乗りは動物虐待だと聞いて不安になった」
「バンコク近郊で、本当にエシカルな象体験ができる施設を知りたい」
「象に乗らずに楽しめるツアーって、実際どうなの?」
タイ旅行といえば、象とのふれあいを思い浮かべる人も多いと思います。
しかし近年、象乗り、象ショー、観光客向けの過度なふれあい体験は、動物福祉の観点から問題視されるようになっています。
特に、観光客を背中に乗せるための調教、長時間の拘束、ブルフックと呼ばれる道具の使用、ショーのための不自然な訓練などは、象に大きな負担をかける可能性があります。
結論から言うと、タイで象に会うこと自体が悪いわけではありません。
大切なのは、象に乗る観光ではなく、象の自然な行動を尊重し、保護・ケアを目的にした施設を選ぶことです。
この記事では、タイの象乗りがなぜ問題視されるのか、エシカルな施設を見分けるポイント、そしてバンコク近郊から行きやすい象保護施設5選をわかりやすく紹介します。
✅ この記事でわかること
- 🐘タイの象乗りが問題視される理由
パジャーン、象ショー、ブルフックなどの問題点を解説 - ⚠️避けた方がいい象施設の見分け方
象乗り、ショー、チェーン、強制的な水浴びなどの注意点 - 🗺️バンコク近郊で行けるエシカルな象保護施設5選
日帰り・1泊で検討しやすい施設を厳選 - 🎒象体験に必要な服装・持ち物・予約方法
初めてでも失敗しない準備を紹介
最初に結論:
タイで象に会うなら、象乗りや象ショーではなく、「乗らない・ショーをさせない・鎖でつながない・象の自然な行動を尊重する」施設を選ぶのがおすすめです。
特に今は、象に触る・餌をあげる・水浴びする体験でさえ、施設によっては象にストレスを与える可能性があると考えられています。より動物福祉を重視するなら、観察中心のハンズオフ型施設を優先すると安心です。
タイの象乗りは動物虐待なの?まず知っておきたい現実

タイの象乗りが問題視される理由は、単に「象の背中に人が乗るからかわいそう」という話だけではありません。
本質的な問題は、観光客を安全に乗せたり、ショーをさせたり、人間の指示に従わせたりするために、象が長期間にわたって人間の管理下に置かれることです。
象は大きく、賢く、社会性のある動物です。本来は群れで移動し、食べ、休み、水浴びをしながら暮らします。
しかし、観光用の象として働かされる場合、長時間の拘束、不自然な姿勢、過度な接触、繰り返しの訓練などが行われることがあります。
パジャーンとは?象の心を折るとされる調教
象乗りの問題を調べると、よく出てくる言葉が「パジャーン」です。
パジャーンは、象を人間の命令に従わせるための過酷な調教として知られています。
⚠️ パジャーンで問題視されること:
子象を母象から引き離す、狭い場所に拘束する、恐怖や痛みで人間への服従を覚えさせる、といった内容が指摘されています。すべての施設で同じ方法が行われているとは限りませんが、象乗り観光の背景にはこうした問題があることを知っておく必要があります。
観光客から見ると「おとなしくてかわいい象」に見えても、その裏側で象がどのような訓練や管理を受けてきたのかは、外からはわかりにくいです。
だからこそ、象に会うツアーを選ぶときは、楽しさだけでなく、施設の方針や象の扱い方まで確認することが大切です。
象乗り・象ショー・過度なふれあいが問題視される理由
象観光で特に避けたいのは、以下のような体験です。
| 避けたい体験 | 問題点 |
|---|---|
| 象乗り | 人を乗せるための訓練や長時間労働、背中への負担が問題視される |
| 象ショー | 絵を描く、サッカーをする、踊るなどの不自然な行動を強いる可能性がある |
| ブルフックの使用 | 象を恐怖や痛みでコントロールする道具として問題視される |
| 強制的な水浴び | 観光客のために象を水に入らせている場合、象の自由な行動ではない可能性がある |
| 写真撮影のための密着 | 観光客の接触が多すぎると、象にストレスがかかる可能性がある |
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以前は「象に乗らなければOK」と考えられることも多かったですが、最近はさらに一歩進んで、餌やり・水浴び・タッチ体験も、本当に象のためになっているのかを考える流れになっています。
もちろん、施設によって方針は違います。
餌やりや軽いふれあいを許可している施設もあれば、完全に観察だけのハンズオフ型を採用している施設もあります。
この記事では、できるだけ動物福祉に配慮した施設を中心に紹介しますが、最終的には自分がどこまでの関わり方を許容するかを考えて選ぶことが大切です。
エシカルな象施設を選ぶ5つのチェックポイント
タイで象保護施設を選ぶときは、次のポイントを確認しましょう。
エシカル施設を見分けるチェックリスト
- 象乗りがない
- 象ショーがない
- ブルフックや暴力的な道具を使わない方針がある
- 象を長時間チェーンで拘束していない
- 象の自然な行動を観察する内容が中心
- 象の保護・ケア・治療・老後の生活を支援している
- ツアー内容や施設方針を公式サイトで明確に説明している
- 観光客の満足より象のストレス軽減を優先している
特に重要なのは、「No riding」「No shows」「No chains」「No bullhooks」の方針があるかどうかです。
ただし、施設名に「サンクチュアリ」と書かれているからといって、必ずしも完全にエシカルとは限りません。
予約前に、公式サイトや予約ページでツアー内容を確認し、象乗りやショーが含まれていないかを必ずチェックしましょう。
バンコク近郊で選びたいエシカルな象保護施設5選
ここからは、バンコクから日帰りまたは1泊で検討しやすい象保護施設を紹介します。
なお、エシカル度を重視するなら、単に「触れ合えるか」ではなく、象にとってストレスの少ない体験かどうかを基準に選ぶのがおすすめです。
| 施設名 | エリア | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| Somboon Legacy Foundation | カンチャナブリ方面 | ハンズオフ型。観察中心でエシカル度が高い | ★★★★★ |
| Wildlife Friends Foundation Thailand | ペッチャブリー方面 | 象だけでなく多くの保護動物を見学できる大型保護施設 | ★★★★★ |
| Elephant Haven Thailand | カンチャナブリ方面 | No riding / No performances / No chainsを掲げる保護施設 | ★★★★☆ |
| Living Green Elephant Sanctuary | チョンブリー・パタヤ方面 | バンコク・パタヤから行きやすい。No riding / No chains / No performancesを掲げる | ★★★★☆ |
| Pattaya Elephant Sanctuary | パタヤ方面 | Saddle Offモデル。パタヤ観光と組み合わせやすい | ★★★★☆ |
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1位:Somboon Legacy Foundation|ハンズオフ重視なら最有力
エシカル度を最優先するなら、まず候補に入れたいのがSomboon Legacy Foundationです。
カンチャナブリ方面にある象保護施設で、象乗り、ショー、直接的なふれあいではなく、観察中心のハンズオフ型を重視しているのが大きな特徴です。
「象に近づいて写真を撮りたい」「餌をあげたい」「水浴びしたい」という人には物足りなく感じるかもしれません。
しかし、象の福祉を第一に考えるなら、こうした観察型の施設はかなり理想に近い選択肢です。
こんな人におすすめ:
象に触れる体験よりも、象が自然に過ごす姿を尊重したい人。動物福祉を最優先で考えたい人。写真映えよりも学びを重視したい人。
2位:Wildlife Friends Foundation Thailand|象以外の保護動物も学べる
Wildlife Friends Foundation Thailand、通称WFFTは、タイ最大級の野生動物救護センターとして知られる施設です。
象だけでなく、クマ、サル、トラ、鳥類など、さまざまな保護動物が暮らしています。
象だけを目的にするというより、タイの動物保護全体について学びたい人に向いています。
バンコクからはやや距離がありますが、日帰りツアーとして参加できるプランもあります。
こんな人におすすめ:
象だけでなく、タイの野生動物保護について幅広く知りたい人。エンタメ要素よりも教育的な体験を重視したい人。動物園ではなく保護施設を訪れたい人。
3位:Elephant Haven Thailand|カンチャナブリ方面で象保護を体験
Elephant Haven Thailandは、カンチャナブリ方面にある象保護施設です。
公式情報では、No riding、No performances、No chainsを掲げ、保護された象が自然に近い環境で暮らすことを重視しています。
象の姿を近くで見ながら、過去に観光や労働で使われてきた象たちの背景を学べる施設です。
カンチャナブリ観光と組み合わせやすいのも魅力です。
こんな人におすすめ:
カンチャナブリ方面に1泊する予定がある人。戦場にかける橋やエラワン滝観光と合わせて、象保護施設も訪れたい人。
4位:Living Green Elephant Sanctuary|バンコク・パタヤから行きやすい
Living Green Elephant Sanctuaryは、チョンブリー・パタヤ方面で象体験を探している人に候補になる施設です。
予約ページなどでは、No riding、No chains、No performancesの方針が案内されています。
バンコクから比較的アクセスしやすく、パタヤ観光と組み合わせやすいのが魅力です。
象に餌をあげる、歩く、観察するといった体験が含まれるプランもありますが、参加前にツアー内容をよく確認しましょう。
注意点:
予約サイト経由のツアーは、同じ施設名でも内容が変わることがあります。象乗りやショーが含まれていないか、必ず予約ページの詳細を確認してください。
5位:Pattaya Elephant Sanctuary|パタヤ滞在中に検討しやすい
Pattaya Elephant Sanctuaryは、パタヤ方面で象保護施設を探している人に向いています。
Saddle Offモデルを掲げ、象乗り、ショー、ブルフックを行わない方針を打ち出しています。
パタヤ旅行中に半日〜1日で象保護施設を訪れたい人には、スケジュールに組み込みやすい選択肢です。
ただし、パタヤ周辺には名前が似た象施設や、従来型の象乗り施設もあるため、予約時は施設名とツアー内容をしっかり確認してください。
こんな人におすすめ:
バンコクから日帰り、またはパタヤ滞在中に象保護施設へ行きたい人。象乗りではなく、Saddle Off型の体験を選びたい人。
正直、どの施設を選べばいい?目的別のおすすめ
施設選びで迷う人向けに、目的別にまとめます。
| 目的 | おすすめ施設 | 理由 |
|---|---|---|
| エシカル度最優先 | Somboon Legacy Foundation | ハンズオフ型で観察中心 |
| 動物保護を幅広く学びたい | Wildlife Friends Foundation Thailand | 象以外の保護動物も多い |
| カンチャナブリ観光と合わせたい | Elephant Haven Thailand | カンチャナブリ方面の旅程に入れやすい |
| バンコク・パタヤから行きやすい | Living Green Elephant Sanctuary | チョンブリー方面でアクセスしやすい |
| パタヤ滞在中に行きたい | Pattaya Elephant Sanctuary | パタヤ観光と組み合わせやすい |
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サンプラーン・エレファント・グランド&ズーはおすすめしない理由
バンコク近郊の象施設を調べると、サンプラーン・エレファント・グランド&ズーの名前が出てくることがあります。
バンコクから近く、アクセスしやすいという意味では便利です。
しかし、従来型の象ショーや象乗りが行われている施設は、この記事のテーマである「エシカルな象体験」とは方向性が異なります。
そのため、この記事ではおすすめ施設から外しています。
⚠️ 近さだけで選ばない:
バンコクから近い施設でも、象乗りや象ショーがある場合は注意が必要です。移動時間が短いことより、施設の方針を優先して選びましょう。
象体験ツアーの予約方法|個人手配とツアーどちらがいい?
バンコク近郊の象保護施設へ行く方法は、大きく分けて以下の2つです。
- 施設公式サイトから直接予約する
- Klook、KKday、GetYourGuideなどの予約サイトからツアーを予約する
公式サイト予約のメリット
- 施設に直接お金が届きやすい
- ツアー内容を確認しやすい
- 施設の理念や方針を事前に読める
予約サイト経由のメリット
- 日本語で予約しやすい
- 送迎付きプランを探しやすい
- 口コミやキャンセル条件を比較しやすい
- クーポンやポイントが使える場合がある
初めてタイ旅行に行く人や、英語でのやり取りが不安な人は、予約サイト経由の送迎付きツアーが便利です。
ただし、予約サイトでは似た名前の施設や、従来型の象乗り施設が混ざって出てくることがあります。
予約前に、必ず以下を確認してください。
予約前チェック:
No riding、No shows、No chains、No bullhooksの記載があるか。象に乗る体験や象ショーが含まれていないか。送迎場所、所要時間、服装、キャンセル条件も必ず確認しましょう。
象保護施設へ行く服装・持ち物
象保護施設では、屋外を歩いたり、泥や水で汚れたりすることがあります。
特に水浴びや泥浴びが含まれるツアーでは、汚れてもいい服装が必須です。
持ち物チェックリスト
- 汚れてもいい服
- 着替え一式
- タオル
- 水着または濡れてもいいインナー
- サンダルまたはウォーターシューズ
- 日焼け止め
- 帽子
- 虫よけスプレー
- 防水スマホケース
- 現金
- 飲み物
ただし、ハンズオフ型の施設では水浴びや泥浴びがない場合もあります。
参加するツアー内容によって必要な持ち物が変わるため、予約後に案内メールを必ず確認しましょう。
象と接するときのマナー
象は穏やかに見えても、とても大きく力の強い動物です。
施設のルールを守り、象のストレスにならないように行動しましょう。
- ガイドやスタッフの指示に従う
- 象の正面や真後ろに勝手に立たない
- 大声を出さない
- フラッシュ撮影をしない
- 許可なく餌をあげない
- 象の鼻や耳を引っ張らない
- 子象に近づきすぎない
- 象に登らない
- 写真撮影を優先しすぎない
- 象が嫌がる行動をしたらすぐ離れる
象体験で一番大切なのは、観光客が楽しむことよりも、象が安心して過ごせることです。
タイの象体験に関するFAQ
タイで象に乗るのはやめた方がいいですか?
動物福祉を考えるなら、象乗りは避けた方がいいです。象乗りのためには訓練や管理が必要になり、象に身体的・精神的な負担がかかる可能性があります。
象に餌をあげる体験はエシカルですか?
施設によります。餌やりがすべて悪いとは言えませんが、観光客のために象が頻繁に接触を強いられている場合は注意が必要です。より厳密にエシカルを考えるなら、観察中心のハンズオフ型施設がおすすめです。
象の水浴び体験は問題ありますか?
象が自由に水浴びをしている姿を観察するのはよいですが、観光客のために決まった時間に水浴びをさせている場合、象にとって自然な行動ではない可能性があります。ツアー内容を確認して判断しましょう。
バンコクから日帰りで行けるエシカルな施設はありますか?
あります。チョンブリー・パタヤ方面やカンチャナブリ方面、ペッチャブリー方面に候補があります。ただし、施設によって移動時間が長いため、送迎付きツアーを選ぶと楽です。
象ショーがある施設は避けた方がいいですか?
エシカルな象体験を求めるなら避けた方が無難です。絵を描く、サッカーをする、踊るなどのショーは、象の自然な行動ではありません。
子連れでも象保護施設に行けますか?
施設によります。子どもでも参加しやすいツアーはありますが、象は大きな動物なので、必ずスタッフの指示に従いましょう。ハンズオフ型なら、距離を保って観察できるため安心感があります。
エシカルな象体験ツアーを予約する
日本語で比較しやすい予約サイトも活用できます
※予約サイトで検索する場合は、必ず「象乗りなし」「ショーなし」「No riding」「No shows」などの記載を確認してください。
最後に:象に乗らない選択が、タイ旅行をもっと豊かにする
タイで象に会うことは、とても特別な体験です。
しかし、その体験が象の苦しみの上に成り立っているなら、心から楽しむのは難しいと思います。
昔は「タイ旅行といえば象乗り」というイメージが強かったかもしれません。
でも今は、象に乗らず、ショーを見ず、象の自然な姿を尊重する旅のスタイルがあります。
📋 エシカル象体験のポイントまとめ
- 象乗りや象ショーは避ける
- No riding / No shows / No chainsの施設を選ぶ
- より動物福祉を重視するならハンズオフ型がおすすめ
- 予約前にツアー内容を必ず確認する
- バンコク近郊ならカンチャナブリ、パタヤ、ペッチャブリー方面が候補
- 象に触れることより、象の自然な姿を観察することを大切にする
象に乗らない選択は、我慢ではありません。
むしろ、象本来の姿を知り、保護の現場を学び、タイ旅行をより深く心に残るものにしてくれる選択です。
これからタイで象に会いに行くなら、ぜひ「かわいい」「楽しい」だけでなく、「この施設は象にとって本当に優しいのか」という視点も持って選んでみてください。
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