海外旅行の楽しみは無限大ですが、帰国時の入国手続きに不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
特に初めての海外旅行では、「書類の書き方がわからない」「空港で長時間並ぶのは嫌だ」といった悩みがつきものです。
しかし、Visit Japan Web(ビジットジャパンウェブ)を活用すれば、そんな心配は不要です!
この記事では、デジタル庁が提供するこの便利なオンラインサービスについて、以下の点を徹底解説します。
- Visit Japan Webの基本的な仕組みと、なぜ使うべきなのか
- 初心者でも迷わない、スクリーンショット付きの登録手順
- 空港でのQRコードの具体的な使い方と、スムーズに通過するコツ
- よくある質問(FAQ)とトラブル解決法
これから海外旅行を計画している方、すでに旅行中の方も、この記事を読めば日本の入国手続きが驚くほど簡単になります。ぜひ最後までお読みください。
Visit Japan Webとは?なぜ使うべきなのか?

Visit Japan Webの基本
Visit Japan Webは、入国手続き(入国審査、税関申告)および免税購入に必要な情報を、PCやスマートフォンから事前にオンラインで登録できるウェブサービスです。
海外から入国する外国人旅行者だけでなく、海外から帰国する日本人も利用できます。
このサービスはデジタル庁が運営しており、完全無料で利用できます。
紙の申告書に代わるデジタルシステムとして導入され、今や多くの旅行者の必須ツールとなっています。
Visit Japan Webを使うべき5つの大きなメリット
- 大幅な時間短縮: QRコードを提示するだけで、空港での待ち時間が劇的に短くなります。特に混雑時ほどその効果を実感できます。
- 記入ミスの防止: 自宅やカフェで、落ち着いて正確な情報を入力できます。不備があればシステムが教えてくれるので安心です。
- 言語の不安解消: 全て日本語で操作できるため、英語の書類に戸惑う必要がありません。
- 非接触で衛生的: 書類の受け渡しが不要なため、感染症対策としても有効です。
- 心理的な安心感: 事前に手続きを済ませておくことで、「何か忘れていないか」という入国時の不安から解放されます。
【重要】2024年現在、新型コロナウイルスの水際措置が終了したため、検疫手続き(ワクチン証明書の登録など)はVisit Japan Webから削除されています。
ステップバイステップ!Visit Japan Web登録完全ガイド
ここからは、実際の登録手順を4つのステップに分けて、誰でも簡単にできるよう解説します。
Step 1:アカウント作成
- 公式サイトへアクセス:「Visit Japan Web」で検索し、URLに「digital.go.jp」が含まれていることを確認します。※偽サイトに注意!
- 新規アカウント作成:メールアドレスを登録し、届いた認証メールのリンクをクリックします。
- パスワード設定:セキュリティのため、推測されにくいパスワードを設定しましょう。
Step 2:利用者情報の登録
パスポートを手元に用意し、記載されている情報を正確に入力します。特に以下の項目は重要です。
- 氏名、生年月日、国籍、性別、パスポート番号
同行家族の登録:
家族旅行の場合、代表者が家族全員分の情報をまとめて登録できます。お子様や乳幼児もパスポートがあれば登録可能です。これにより、家族全員がスムーズに入国手続きを行えます。
Step 3:入国・帰国予定の登録
旅行の予定を新たに追加します。入力する主な情報は以下の通りです。
- 到着予定日、到着空港名、利用する航空会社名と便名
- 日本での滞在先住所(自宅やホテルなど)
一つのアカウントで複数回の旅行予定を登録できるので、旅行が決まるたびに追加していきましょう。
Step 4:税関申告の情報を入力
持ち込む手荷物に関する情報を入力します。主な項目は以下の通りです。
- 職業、入国目的、滞在期間
- 持ち込みが制限されている品物の有無
- 免税範囲を超えるお酒、たばこ、香水などの有無
- 別送品(後から郵送する荷物)の有無
税関申告は法的な手続きです。正直な申告を心がけましょう。もし判断に迷う品物があれば、「申告あり」として税関係員に相談するのが最も安全です。
空港での実際の使い方とスムーズ入国のコツ
登録完了後に表示されるQRコードが鍵!
すべての登録を終えると、税関申告用のQRコードが発行されます。
このQRコードを空港で提示することで、手続きが完了します。
QRコードの準備方法
- スクリーンショット保存:最も手軽で確実な方法です。すぐに表示できるよう、スマートフォンのギャラリーに保存しておきましょう。
- 紙に印刷:スマートフォンの故障やバッテリー切れに備え、バックアップとして紙に印刷して持参することを強く推奨します。(印刷は海外だと難易度高いのでスクリーンショットが現実的)
空港到着後の具体的な流れ
- 飛行機到着後:降機したら、すぐに保存しておいたQRコードを表示できるよう準備します。
- 入国審査:入国審査ブースで、パスポートと共にQRコードをリーダーにかざします。
- 荷物受け取り:預けていた荷物を受け取ります。
- 税関検査:電子申告ゲートで、再度パスポートとQRコードをスキャンします。申告内容に問題がなければ、ゲートが開き、そのまま到着ロビーへ進めます。
よくある質問(FAQ)とトラブル解決法
Q1:登録はいつまでに済ませる必要がありますか?
A:技術的には出発直前でも可能ですが、入力ミスやシステムトラブルのリスクを避けるため、遅くとも出発の24時間前までに登録を完了させることを強く推奨します。最悪到着後の空港で登録も可能ですが焦ると思うで出発前の空港がベスト。
Q2:登録した情報は後から変更できますか?
A:はい、可能です。フライトの便名や滞在先のホテルなどが変更になった場合は、ログインして情報を更新してください。
Q3:インターネット環境がない場合はどうすればいいですか?
A:事前にQRコードをスクリーンショットで保存しておくか、紙に印刷しておけば問題ありません。万が一忘れた場合でも、従来の紙の申告書も用意されているのでご安心ください。
Q4:家族の情報も必ず登録する必要がありますか?
A:必須ではありませんが、家族全員分を代表者がまとめて登録しておくと、手続きが一括で済み、非常にスムーズです。特に小さなお子様連れの場合は、登録しておくことをおすすめします。
まとめ:Visit Japan Webで、旅の終わりを最高の思い出に!
Visit Japan Webは、単なる手続きのデジタル化ではありません。それは、「空港での待ち時間」という旅のストレスを「快適な時間」に変えるための、最も賢い選択です。
この記事でご紹介した3つのポイントを実践するだけで、帰国時の体験は劇的に変わります。
旅を成功させるための最終チェックリスト
- 早めの準備: 出発前に登録を済ませ、心の余裕を手に入れる。
- 正確な入力: パスポートとの照合で、当日の一切のトラブルを回避する。
- 二重の備え: スクリーンショットと印刷版のQRコードで、どんな状況にも対応できる安心感を。
海外で過ごした素晴らしい時間の余韻を、空港の行列で消してしまうのはあまりにもったいないことです。Visit Japan Webをマスターして、旅の最初から最後まで、最高の思い出で満たしてください。あなたの次の旅が、これまで以上に快適で素晴らしいものになることを願っています!