2019年のゴールデンウィーク、それは私が人生で初めてフィリピン・マニラの地に足を踏み入れた記念すべき旅でした。
想像通りの「灼熱マニラ」でしたが、街を歩けば歴史的な建造物が多く残り、スペイン植民地時代の面影が色濃く漂っていて、なんだか他のアジアの都市とは違う雰囲気が特徴的でした。
そんなマニラで訪れた数々の歴史的建造物の中でも、特に印象に残っているのが「マニラ大聖堂」。
今回は、この美しすぎる場所について、私の体験を交えながら詳しく解説していきます!
この記事で分かること
- マニラ大聖堂ってどんな場所?(歴史や特徴)
- 息をのむ美しさ!マニラ大聖堂内の見どころ
- マニラ大聖堂への行き方(アクセス)と入場料、注意点
マニラ観光でどこへ行こうか迷っている方、必見です!ぜひこの記事を読んで、次の旅の参考にしてくださいね。
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マニラ大聖堂とは?アジア最大のパイプオルガンを持つ、歴史と信仰の中心地
フィリピンのカトリック教会において、最も重要な教会として今も大切にされている「マニラ大聖堂」。
正式名称は「マニラ・メトロポリタン大聖堂=バシリカ」と言います。
残念ながら第二次世界大戦で大きな被害を受けてしまいましたが、1954年から1958年にかけて再建されました。
この再建には、なんと当時の日本の神奈川県知事からの援助もあったと言われています。なんだか、日本との意外な繋がりを感じますね。
建物はロマネスク様式が基調となっていて、堂々としたドーム状の屋根と、高くそびえるベル・タワー(鐘楼)が遠くからでも目を引きます。
一歩足を踏み入れると、そこは広々として荘厳な空間。
そして、この大聖堂を彩るのが、フィリピン人アーティストによってデザインされた美しいステンドグラス。
これは本当に見事で、一番の見どころと言っても過言ではありません!
さらに、祭壇の奥(入り口の上部)には、オランダ製の巨大なパイプオルガンが! なんと4500本ものパイプを持ち、アジアで最も大きいパイプオルガンとも言われています。
その存在感は圧巻です。
そんな見どころ満載の「マニラ大聖堂」へ、実際に訪れた時の様子を写真とともにお伝えしていきます!
いざ、マニラ大聖堂へ!アクセスと周辺の様子
「マニラ大聖堂」へ向かう前、私はすぐ近くにある「サンチャゴ要塞」を訪れていました。
サンチャゴ要塞もマニラ観光では外せないスポットなので、興味のある方は以下の記事読んでね!
サンチャゴ要塞 戦争地後の悲しい場所へ行ってみた【フィリピンマニラ観光 】

「マニラ大聖堂」の場所はこちらの地図で確認できます。
マニラ空港からは少し距離がありますが、歴史地区「イントラムロス」のほぼ中心に位置しており、他の観光スポットと合わせて訪れやすい場所にあります。
さて、実際に大聖堂に近づいてみると…?

大聖堂の前の広場はかなりの人で賑わっていて、「ああ、マニラに来たんだな」と実感するような活気を感じました。

そして、大聖堂近くで目立つのが、この装飾された馬車。
「カレッサ」と呼ばれる乗り物だそうです。観光客向けのようで、勧誘がとにかくすごかったです!
料金は交渉次第のようですが、話を聞く限り、かなり観光客向け価格に設定されている印象。
「正直、歩いた方が安いし、自分のペースで見たいな」と感じてしまった私は利用しませんでしたが、乗ってみるのも旅の思い出になるかもしれませんね。
ただ、断るのがちょっと大変なくらい、しつこく勧誘されたのが印象的でした。
マニラ大聖堂に入る時の注意点
いよいよ大聖堂の中へ! 入場自体は無料で、特にチケットなどは必要ありません。
しかし、入り口で簡単な荷物チェックがあります。
私は当時、バックパック一つで旅をしていたので、それなりの大きさがありましたが、入り口で警備員さんに中を見せるように言われました。
スムーズに入りたいなら、大きな荷物はホテルなどに預けてくるのが良いかもしれません。
あと、私が見た限りでは、飲み物の持ち込みについて注意を受けている人がいたような気がします(うろ覚えですが…)。
念のため、飲み物はカバンの中にしまっておくのが無難でしょう。
ちなみに、カメラの持ち込みや服装(過度に露出が多い服装は避けるべきですが、常識の範囲内なら問題なさそう)については、特に何も言われませんでした。
息をのむ美しさ!マニラ大聖堂の内部を探訪

荷物検査を終えて一歩中に入ると、目に飛び込んでくるのがこの光景! 高い天井、奥へと続く長い通路、そして厳かな空気感…。
外の喧騒が嘘のような、静かで美しい空間が広がっています。
観光客もたくさんいましたが、皆、静かに見学していました。
日曜日や祝日などには、カトリック信者の方々によるミサが行われるそうです。
もしミサの時間に訪れた場合は、邪魔にならないように、静かに見学しましょうね。
(今回は平日だったので、ミサは行われていませんでした)
圧巻!アジア最大のパイプオルガン

そして、入り口の真上を見上げると…ありました! これが噂の巨大パイプオルガンです!
写真だと伝わりにくいかもしれませんが、ものすごい存在感と迫力!
4500本ものパイプが並ぶ姿は圧巻です。タイミングが合えば、実際に演奏を聴くこともできるそうです。
私が訪れた時は残念ながら演奏はありませんでしたが、いつか聴いてみたいものです。
光と色彩の芸術!美しいステンドグラス

パイプオルガンも確かにすごいのですが、個人的にそれ以上に心を奪われたのが、このステンドグラスです。
大聖堂の壁面の至る所にはめ込まれているのですが、一つ一つデザインが異なり、どれも本当に美しい!
外からの光を受けてキラキラと輝き、聖堂内を幻想的な光で満たしています。

もちろん、描かれているのはキリスト教の聖人や聖書の場面など、宗教的なモチーフです。ここは神聖な祈りの場であることを忘れずに見学しましょう。

個人的に一番好きだったのが、この大きな円形のステンドグラス(バラ窓)。大聖堂の中でも特に大きく、デザインも精巧で、しばらく見とれてしまいました。
他にも、聖堂内には様々な彫刻や絵画などの展示物もありますので、ぜひゆっくり時間をかけて見て回ってください。
あと、意外だったのが、聖堂内にお土産屋さんがあること。
「神聖な場所で売店ってアリなのかな?」と一瞬思ってしまいましたが、ロザリオや聖画など、宗教的なグッズが中心に売られていました。
日本のお寺や神社でお守りを買うような感覚なのかもしれませんね。
興味のある方は、出口付近にあるので覗いてみてはいかがでしょうか。
マニラ大聖堂へのアクセス方法(再掲)

「マニラ大聖堂」へのアクセスについて、改めてまとめます。
もしあなたがマニラ空港(ニノイ・アキノ国際空港)から直接向かう場合、最も簡単で安心なのはタクシーです。
道路状況にもよりますが、空港から大聖堂まではおおよそ30分~1時間程度見ておくと良いでしょう。
ただし、マニラのタクシーは、残念ながらメーターを使わなかったり、法外な料金を請求してきたりする悪質なドライバーも少なくありません。
そこで、私が強くおすすめするのが、東南アジアでは定番の配車アプリ「Grab(グラブ)」です!
Grabなら、アプリで行き先を指定すれば、近くにいるドライバーが迎えに来てくれます。
しかも、予約時に料金が確定するので、ぼったくられる心配がありません!
東南アジア旅行では本当に必須のアプリなので、まだダウンロードしていない方は、ぜひこの機会に入れておくことをおすすめします。
「どうしてもアプリは使いたくない!」という方は、空港の到着ロビーにあるクーポンタクシー(料金前払い制)や、少し割高になりますがホテルタクシーを利用するのが比較的安全です。
流しのタクシー(メータータクシー)は、トラブルが多いので避けた方が無難でしょう。
イントラムロス内の他の場所(サン・アグスティン教会など)から行く場合は、徒歩やトライシクル(バイクタクシー)も選択肢になります。
マニラ大聖堂の開館時間・入場料
【開館時間】
- 毎日 6:00~17:30(時間は変更になる可能性あり)
- ※ミサや特別な行事がある場合は、見学が制限されることがあります。
【入場料】
- 無料
これだけの規模と美しさの大聖堂に無料で入れるのは嬉しいですね!
まとめ:マニラ大聖堂は必見!圧巻のパイプオルガンと美しさに感動間違いなし!
マニラ大聖堂の魅力について紹介してきました。
歴史ある荘厳な建物、息をのむほど美しいステンドグラス、そして何と言ってもアジア最大級のパイプオルガン…ここは、マニラ観光で絶対に外せないスポットの一つだと、私は断言します!
しかも入場無料なので、イントラムロス散策の合間に、ちょっと休憩がてら立ち寄るのにもぴったりです。
アジア最大級と言われるパイプオルガンは、写真で見るのと実物を見るのとでは迫力が全然違います。
全体を一枚の写真に収めるのは難しいくらい大きいのですが、ぜひその目で見て、そのスケールを体感してほしいです。
マニラを訪れる際には、ぜひこの「マニラ大聖堂」へ足を運んで、その歴史と美しさに触れてみてくださいね!
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