「マカオってカジノ以外に見るものあるの?」
「世界遺産がたくさんあるって聞いたけど、どう回ればいいか分からない…」
「1日で全部の世界遺産を制覇することって可能なの?」
煌びやかなカジノリゾートのイメージが強いマカオ。
しかし実は、東西の文化が融合した美しい街並みが広がり、なんと30ヶ所もの場所が世界遺産に登録されていることをご存知でしょうか?
これほど狭いエリアに世界遺産が密集している場所は、世界でも類を見ません。
ご安心ください。この記事一本で、マカオの世界遺産巡りのすべてが分かります!
この記事では、実際に自らの足で全30ヶ所の世界遺産を制覇した筆者が、効率的な回り方(ルート)から、各スポットの見どころ、所要時間や注意点まで、写真たっぷりで徹底的にガイドします。
さあ、カジノだけじゃないマカオの奥深い魅力を探す旅へ、一緒に出かけましょう!
この記事でわかる!マカオ世界遺産巡りの極意
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【全制覇ルート】効率よく回るための順番と地図
迷わずに30ヶ所をコンプリートするための最適なルートを、実際の体験に基づいて提案します。 - ⛪
【全スポット解説】写真で見るマカオ歴史市街地区
有名な「聖ポール天主堂跡」から穴場のスポットまで、すべての世界遺産を写真付きで紹介。 - 🕒
【攻略のコツ】所要時間と失敗しないための準備
実際に歩いてかかった時間や、迷いやすいポイント、持っていくべきアイテムを伝授します。
マカオの世界遺産は全30ヶ所!効率的な回り方とは?
マカオ半島にある「マカオ歴史市街地区」には、ポルトガル統治時代の面影を残す建築物や広場など、合計30ヶ所の世界遺産が点在しています。
これらを効率よく回るには、南から北へ(またはその逆)一筆書きのように進むのが鉄則です。
世界遺産制覇に必要な5つの条件
- 歩きやすい服装・靴: 石畳や坂道が多いので必須です。
- 暑さ対策: マカオは蒸し暑いので、涼しい格好と水分補給を。
- 早めのスタート: 混雑を避けるため、朝9時頃の開始がおすすめ。
- こまめな休憩: カフェや広場で休みながら無理なく進みましょう。
- タクシーの活用: 離れた場所への移動は、迷わずタクシーを使いましょう。
今回は、南の「媽閣廟」からスタートし、北の「ギア要塞」を目指すルートでご紹介します。
【南エリア】媽閣廟〜聖ローレンス教会周辺
まずは、マカオの名前の由来ともなった最古の寺院からスタートです。
1. 媽閣廟(A-Ma Temple)
1488年に建てられたマカオ最古の寺院。世界遺産の中で一番南に位置しています。
漁師の守り神である女神「阿媽(アマ)」を祀っており、ここが「マカオ」という地名の由来になったと言われています。
2. バラ広場(Barra Square)
媽閣廟の目の前に広がる広場です。ポルトガル特有の波模様の石畳が美しい場所です。
3. 港務局大楼(Moorish Barracks)
1874年に建てられた、元インド人兵士の宿舎。イスラム風の建築様式を取り入れたクリーム色の回廊がとてもフォトジェニックです。
4. 鄭家屋敷(Mandarin’s House)
著名な思想家・鄭観応の屋敷跡。4,000平米もの広大な敷地を持つ伝統的な中国式邸宅です。
5. リラウ広場(Lilau Square)
ポルトガル人が最初に定住した場所。「リラウの水を飲んだ者はマカオに戻ってくる」という言い伝えがあります。
6. 聖ローレンス教会(St. Lawrence’s Church)
マカオ三大古教会の一つ。航海の安全を祈る教会で、パステルカラーの外観が美しいです。
7. 聖ヨセフ修道院および聖堂
1728年にイエズス会によって建てられたバロック様式の教会。フランシスコ・ザビエルの右腕の遺骨が安置されていることで有名です。
【中心部エリア】セナド広場周辺の賑わい
ここからは観光客で賑わうマカオの中心地へ。パステルカラーの建物が並ぶ美しいエリアです。
8. ドン・ペドロ5世劇場
1860年に建てられた中国初の西洋式劇場。鮮やかなグリーンの外観が目を引きます。
9. 聖オーガスティン教会
1591年創建。スペインの修道士によって建てられた教会です。(訪問時は修復中でした)
10. ロバート・ホー・トン図書館
元は大富豪の別荘だった建物。黄色い外観と美しい庭園があり、休憩スポットとしてもおすすめです。
11. 聖オーガスティン広場
石畳の坂道に囲まれた風情ある広場。周りには世界遺産の建物が建ち並びます。
12. 民政総署(現:市政署)
白と黒のポルトガル風の石畳と、青と白のアズレージョ(タイル)が美しい建物です。
13. セナド広場
マカオ観光のハイライト!波模様の石畳とパステルカラーの建物に囲まれた、ヨーロッパのような広場です。周辺にはお土産屋やレストランも豊富。
14. 三街会館(関帝廟)
セナド広場のすぐ近くにある、三国志の英雄「関羽」を祀る寺院。商売の神様として信仰されています。
15. 仁慈堂大楼
アジア最古の慈善福祉施設。真っ白な外観が美しく、夜のライトアップも幻想的です。
16. 大堂(カテドラル)
マカオのカトリック教会の中心的存在。ステンドグラスが美しく、荘厳な雰囲気が漂います。
17. カテドラル広場
大堂の前に広がる広場。中央には噴水があり、休憩スポットとしても最適です。
18. 盧家屋敷
中国人豪商の邸宅。精緻な彫刻やステンドグラスなど、中国と西洋の建築様式が融合した内装が見事です。
19. 聖ドミニコ教会
鮮やかな黄色の外壁と緑のドアが印象的なバロック様式の教会。内部の祭壇も豪華です。
20. 聖ドミニコ広場
聖ドミニコ教会の前にある広場。いつも多くの観光客で賑わっています。
【北エリア】聖ポール天主堂跡〜要塞からの絶景
いよいよマカオのシンボルへ。高台からの景色も楽しめるエリアです。
21. イエズス会記念広場
聖ポール天主堂跡へと続く階段の下にある広場。記念撮影のベストスポットです。
22. 聖ポール天主堂跡(Ruins of St. Paul’s)
マカオといえばここ! 17世紀に建てられた教会のファサード(正面壁)のみが残る遺跡です。
火災により建物本体は焼失しましたが、彫刻が施された壁だけでも圧倒的な存在感があります。
23. モンテの砦
聖ポール天主堂跡のすぐ隣にある要塞跡。マカオ市内を一望できる絶景スポットです。
24. ナーチャ廟
聖ポール天主堂跡の左隣にひっそりと佇む小さな中国寺院。西洋の教会跡と東洋の寺院が並ぶ姿は、マカオならではの光景です。
25. 旧城壁
ポルトガル人が外敵から守るために築いた城壁の一部。土砂や藁、牡蠣の殻などを練り合わせて作られています。
26. 聖アントニオ教会
多くのポルトガル人がここで結婚式を挙げたことから「花王堂(花の教会)」とも呼ばれています。
27. カモンエス広場
地元の人々が太極拳や将棋を楽しむ憩いの広場。観光客は少なめで、ローカルな雰囲気を味わえます。
28. プロテスタント墓地
マカオにゆかりのある外国人や宣教師が眠る墓地。静寂に包まれた場所です。
29. カーザ庭園
ポルトガル人豪商の別荘だった建物。現在はギャラリーとして使われています。
30. ギア要塞
マカオ半島の最高地点にある要塞。ここからの景色は絶景ですが、他のスポットからは少し離れているため、タクシーでの移動がおすすめです。
全制覇にかかった所要時間は?
私が実際に全30ヶ所を巡った際の所要時間と結果は以下の通りです。
迷ったり、移動に時間がかかったりして、半日以上かかりました。
特に「プロテスタント墓地」や「カーザ庭園」の入り口が分かりにくかったり、「ギア要塞」への移動でタクシーが捕まらなかったりと、苦戦する場面も。
スムーズに回れば4〜5時間程度でコンプリート可能ですが、食事や休憩を含めると1日仕事と考えておいた方が良いでしょう。
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まとめ:世界遺産巡りでマカオの本当の魅力を知ろう
マカオはカジノだけの街ではありません。
これほど多様な文化と歴史が凝縮された世界遺産を、徒歩で巡ることができるのはマカオならではの魅力です。
30ヶ所すべてを制覇した時の達成感はひとしお。カジノで遊ぶ前に、ぜひマカオの歴史と文化に触れる旅を楽しんでみてください。
きっと、マカオの新しい一面を発見できるはずです。
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