【海外旅行の不安完全ガイド】治安・言葉・お金…TOP10の悩みと対策

海外旅行に興味はあるけれど、「治安が心配」「英語が話せない」「お金が心配」といった理由で一歩踏み出せない…。そんな方は決して少なくありません。

海外旅行で不安なことTOP10

実際のアンケートや調査結果をもとに、日本人が海外旅行で不安に感じやすいポイントを整理しました。上位に並ぶ不安の中身はほとんど共通しています。

これらの不安は「情報と準備」があればかなりコントロールできる性質のものです。事前に対策を知っておくことで、初めての海外でも安心感が大きく変わります。

不安1：治安が心配なときの対策

複数の調査で、海外旅行をためらう最大の理由として「治安が心配」という回答が4割以上を占めています。一方で、危険なエリアや時間帯を避け、基本的な防犯行動をとることで、トラブルに遭うリスクをかなり下げられます。

事前にできる治安対策

• 公的情報の確認：外務省の「海外安全ホームページ」などで、危険情報レベルと治安傾向を確認しておきます。
• 危険エリアの把握：ガイドブックや旅行サイトで「夜は避けたいエリア」「スリが多いエリア」などの情報を事前にチェックします。
• 行き先の選定：初海外や不安が強い場合は、治安がよく日本人旅行者の多い都市やエリア（台湾、ハワイ、オーストラリアなど）を選ぶのがおすすめです。

現地での防犯行動のポイント

治安不安は「どこが危ないのか分からない」ことから来る漠然とした恐怖が大きいです。情報を集めて行動ルールを決めることで、不安はかなり軽減されます。

不安2：お金・物価・円安が心配なときの対策

「旅行代金」「物価高」「円安」を理由に海外を避ける人も少なくありません。しかし、予算の目安と支払い方法を決め、現地物価を把握しておくことで、想定外の出費リスクを抑えられます。

予算の決め方と管理のコツ

• 上限予算の設定：航空券・宿泊費・現地の食事・移動・観光費などをざっくり積算し、旅行全体の上限予算を先に決めます。
• 1日あたりの予算：現地で使うお金（例：1日1万円まで）を決めておくと、無駄遣いを抑えやすくなります。
• メリハリ消費：物価の高い国では、食事回数の一部をスーパー・フードコートなどで賢く節約する旅行者が多いです。

支払い方法と両替の考え方

不安3：言葉が通じない・英語が話せないときの対策

「英語が話せない」という壁も、翻訳アプリや翻訳機の普及により、今はさほど大きな問題ではありません。

出発前にできる言語対策

• 基本フレーズ：「こんにちは」「ありがとう」「お願いします」「これ」「トイレはどこですか」など、現地語の基本フレーズだけ覚えておきましょう。
• 翻訳ツールの準備：Google翻訳やDeepLなどのアプリをスマホに入れ、カメラ入力や音声入力の使い方を試しておきます。
• ツアーの利用：どうしても不安なら、日本語サポート付きツアーや日本人スタッフがいるホテルを選ぶのも一つの方法です。

現地でのコミュニケーションの工夫

• 画面を見せる：文字ベースで伝えたい場合は、翻訳アプリで文章を作成し、画面を見せる方式が確実です。
• 指差しと視覚情報：レストランや駅では、指差しや写真メニュー、地図アプリの画面を見せるとスムーズに伝わります。
• シンプルな英語：相手のペースに合わせ、単語を並べるだけでも意思疎通は十分に可能です。笑顔とジェスチャーも忘れずに。

不安4：盗難・スリ・紛失が怖いときの対策

基本的な防犯習慣を徹底することで、被害に遭う確率はグッと下がります。

盗難・スリを防ぐ基本行動

万が一なくしたときの備え

• パスポート・クレジットカードの番号や連絡先を控え、紛失時にすぐ連絡できるようにしておく。
• カードのオンライン明細をこまめにチェックし、不審な利用があればすぐ停止できるようにしておく。
• 海外旅行保険の付帯条件に、盗難・紛失時の補償（携行品損害）が含まれているか確認しておく。

不安5：病気・けが・医療費への不安と対策

海外での高額な医療費は心配の種ですが、保険と常備薬でリスクヘッジが可能です。

出発前にしておきたい健康準備

• 常備薬の持参：風邪薬・胃薬・頭痛薬・整腸剤など、自分の体質に合った日本の市販薬を持参しましょう。
• 英文説明書：持病がある場合は、薬の英文説明書や診断書を用意しておくと現地での説明がスムーズです。
• 水・食事：衛生面が不安な地域では、ミネラルウォーターを選び、屋台の生ものは避けるなどの対策を。

医療費と保険の考え方

クレジットカード付帯の保険で十分か、補償内容を事前に確認しましょう。長期滞在や医療費の高い国（アメリカなど）へ行く場合は、掛け捨ての海外旅行保険に加入しておくと安心です。保険会社のサポート窓口は、日本語で病院を紹介してくれることもあります。

不安6：空港・乗り継ぎで迷う・乗り遅れが怖いときの対策

巨大な空港や乗り継ぎは緊張しますが、事前の予習でスムーズに動けます。

空港・乗り継ぎの不安を減らす準備

• 事前の予習：利用する空港の公式サイトで、ターミナル構造や乗り継ぎ手順を確認しておきます。
• 時間の余裕：乗り継ぎ時間に余裕がない便は避け、初めての場合は最低でも2〜3時間の余裕を持たせましょう。
• アプリ活用：航空会社のアプリを入れておくと、搭乗ゲートの変更や遅延情報がリアルタイムで分かります。

当日の動き方のポイント

• 空港では、「Information（案内所）」の場所を確認し、困ったらすぐスタッフや係員に聞く習慣を持ちましょう。
• 到着後は、「Arrival（到着）」「Baggage Claim（荷物受取）」「Transfer（乗り継ぎ）」などの案内表示に従って進めば迷いません。

不安7：一人旅の孤独・トラブルが怖いときの対策

自由気ままな一人旅ですが、ふとした瞬間に心細くなることも。リスク管理と寂しさ対策が鍵です。

一人旅でも安心するための工夫

• 行き先選び：最初は治安が良く、観光インフラが整った国や都市を選びましょう。
• 宿選び：日本人宿やゲストハウスを選ぶと、他の旅行者やスタッフと交流でき、情報交換もしやすくなります。
• 連絡手段：出発前に家族や友人に旅程を共有し、定期的に連絡を取り合うルールを決めておくと安心です。

トラブル時の備え

• 重要な連絡先（宿・ツアーデスク・カード会社・大使館）をスマホと紙の両方で持ち歩く。
• 一人で不安なときだけ現地オプショナルツアーを利用し、部分的に「グループで行動する時間」を作る。
• UberやGrabなどの配車アプリを活用し、夜間の移動や知らない場所でも安全に移動する。

不安8：ホテル・エリア選びを失敗しないためのポイント

「安さ」だけで選ぶと、治安の悪いエリアだったり、設備が不十分だったりすることも。レビューと立地を重視しましょう。

まとめ：不安は「準備」で「安心」に変えられる！

初めての海外旅行に不安はつきものですが、その正体の多くは「分からないこと」への恐怖です。

しっかりと準備をしておけば、トラブルを未然に防ぎ、万が一の時も落ち着いて対処できます。
勇気を出して一歩踏み出せば、日本では味わえない感動や経験があなたを待っていますよ！