こんにちは!
今回は、私自身が「次のメインカードはこれしかない!」と長年狙い続け、入会のタイミングを虎視眈々と見計らっていた、あの「マリオットボンヴォイ アメックス」に関する、あまりにも悲しいお知らせです。
先日、ホルダーの方々はもちろん、私のような”検討勢”の心を根こそぎへし折る、「スーパー改悪」としか表現しようのない、大幅なサービス改定が発表されました。
この記事では、その絶望的な変更点の全てを、「ホルダー以上に真剣にスペックを研究してきた」と自負する検討勢の視点から、なぜこれが”終わりの始まり”なのかを徹底的に解説します。私と同じように、入会を夢見ていた全ての皆さんに、この記事を捧げます。
この記事でわかる「マリオット改悪」の絶望
- 【プレミアム】年会費82,500円に!検討勢の夢を打ち砕いた変更点
- 【一般カード】年会費34,100円でゴールドエリート付帯はアリ?ナシ?
- なぜこれが「入会する価値ゼロ」の改悪と言えるのか、その理由を辛口解説
- 【重要】マリオットを諦めた私たちが選ぶべき「次の一枚」はこれだ!
- 改定はいつから?適用のタイミングと絶望までのカウントダウン
夢のカードは過去のものに…マリオットアメックス改悪の概要
まずは、私たちが夢見たカードが、いかに手の届かない存在になってしまったのか。その悪夢の概要から見ていきましょう。
今回の改定は、2025年8月21日より順次適用されます。
対象となるのは、もちろん以下の2枚のカードです。
- マリオットボンヴォイ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
- マリオットボンヴォイ アメリカン・エキスプレス・カード(一般)
特に、多くの人がメインカード候補として狙っていたであろう、プレミアムカードの変わり果てた姿からご覧ください。
【プレミアム】入会する理由が消滅。絶望的な変更点
私たちが「年会費49,500円の元は取れる!」と計算し尽くしてきたプレミアムカードは、もはや存在しません。全く別の、一部の富裕層向けカードへと変貌してしまいました。
項目 | 改定前(現行) | 改定後(新) |
---|---|---|
年会費(税込) | 49,500円 | 82,500円 |
無料宿泊特典 | 年間150万円決済 →5万P分 |
年間400万円決済 →7.5万P分 |
プラチナ資格 | 年間400万円決済 | 年間500万円決済 |
税金支払の還元率 | 1.5% | 0.5% |
追加特典 | – | ダイニング特典 (ポケコン20%CB) |
もう言葉もありません。
私たちが夢見ていたのは「年間150万円使えば、年会費以上の価値がある高級ホテルに泊まれる」という、絶妙なバランスの上に成り立つ特典でした。
それがどうでしょう。
年会費は3.3万円も上がり、無料宿泊の条件は400万円に爆上げ。
これでは、普通の会社員が少し背伸びをして持つ、という夢すら見させてくれません。
完全に「一般人お断り」のカードになってしまいました。
一応、2026年10月26日までの移行期間中は、年間150万円決済で7.5万ポイント分の無料宿泊がもらえるようですが、それはあくまで既存ホルダー向けの最後の温情。
これから新規で入会するメリットは、ほぼ消滅したと言っていいでしょう。
【一般カード】ゴールドエリートは魅力的?いや、しかし…
「じゃあ一般カードならどうだ?」と思うかもしれません。こちらも見ていきましょう。
項目 | 改定前(現行) | 改定後(新) |
---|---|---|
年会費(税込) | 23,100円 | 34,100円 |
付帯ステータス | シルバーエリート | ゴールドエリート |
無料宿泊特典 | 年間150万円決済 →3.5万P分 |
年間250万円決済 →5万P分 |
確かに、年会費34,100円で「ゴールドエリート」が付帯するのは、一見すると魅力的です。
しかし、よく考えてみてください。このカードの最大の魅力であった「150万円決済での無料宿泊」のハードルが、250万円に上がっています。
「ただゴールド資格が欲しいだけ」なら他に選択肢はありますし、このカードで無料宿泊を狙うのは、かなり中途半端な立ち位置になってしまった、というのが私の評価です。
なぜこれが「入会を諦めるべき」改悪なのか?
ホルダーの方々の怒りはもちろんですが、私のような検討勢が「完全に心が折れた」理由は、もっとシンプルです。
「カードの最も美味しい部分が、根こそぎ奪われたから」です。
これまでマリオットアメックス・プレミアムが「神カード」と呼ばれたのは、「年間150万円」という、多くの人が現実的に目指せる決済額で、年会費を余裕で回収できるリターン(無料宿泊)があったからです。
この「頑張れば手が届く贅沢」こそが、このカードの本質的な価値でした。
今回の改悪は、その本質を破壊し、「年間400万も500万も使える人だけが、私たちの顧客です」という、アメックスからの冷徹な通告に他なりません。
【重要】マリオットを諦めた私たちが選ぶべき「次の一枚」
夢破れた今、私たちは前を向かなければなりません。
マリオットアメックスに払うはずだった年会費で、もっと幸せになれるカードは他にたくさんあります。
ここで、私が真剣に検討している「乗り換え先候補」をいくつかご紹介します。
マリオットの代わりはこれだ!乗り換え先カード3選
- 【最有力候補】アメックス・ゴールド・プリファード
今回の改悪で、結果的に価値が相対的に爆上がりしたのがこのカード。年会費39,600円で、継続時にホテルで使える15,000円クーポンがもらえ、ダイニング特典も充実。マリオット縛りから解放され、より自由な旅を楽しみたいなら、まず検討すべき一枚です。超大型の新規入会キャンペーンを実施している今が、乗り換えの絶好のチャンスかもしれません。 - 【ホテル特典重視なら】ヒルトン・オナーズ アメックス
「やっぱりホテル系のカードがいい!」という方には、ヒルトンアメックスがおすすめです。一般カード(年会費16,500円)でもヒルトンのゴールドステータスが付帯し、朝食無料などの恩恵を受けられます。プレミアム(年会費66,000円)なら、決済額に応じてダイヤモンドステータスや無料宿泊特典も狙えます。 - 【マイル特化なら】ANAアメックス・ゴールド / JALカード プラチナ
「もうホテルは諦めてマイルに全振りする!」という選択。ANAマイルを貯めるならANAアメックス・ゴールド、JALマイルならJALカード プラチナが有力です。どちらも高いマイル還元率と充実した旅行保険、空港ラウンジサービスが付帯しており、旅の質を落とすことなくメインカードとして活躍してくれます。
まとめ:さようなら、叶わなかった夢。次なる旅へ。
長年、憧れの対象として追いかけ続けてきたマリオットアメックス。
その夢は、今回の改悪によって、あまりにもあっけなく終わりを告げました。
しかし、これは決して悲しいことばかりではありません。
一つのカードに固執することなく、自分のライフスタイルに本当に合った、新しい「相棒」を見つける最高の機会を得た、と考えることもできます。
マリオットという呪縛から解き放たれ、より広く、自由なカード選びの旅へ。
この記事が、私と同じように夢破れた”元・検討勢”の皆さんが、次の一歩を踏み出すための地図となることを願っています。
私は他のカードを検討します。