こんにちは!
海外旅行好きの強い味方、空港ラウンジが使い放題になる魔法のカード「プライオリティ・パス」。
その魅力の一つだった、国内空港のレストラン特典が、大幅にルール変更されるという重要なニュースが飛び込んできました。
「え、もう使えなくなるの?」「どの店が対象?」そんなあなたの疑問に、この記事が完全回答します。
このレポートは、ネット上に溢れる情報を徹底的に収集・分析し、「結局、私たちはどうすればいいの?」という一点に絞って、どこよりも分かりやすく解説したものです。
最後まで読めば、このルール変更を乗りこなし、今後も賢く空港を利用するための最適な戦略が見つかるはずです。
- 【結論】何がどう「改悪」されたのか?(3時間ルールの恐怖)
- 対象外になる店舗の一覧と、まだ使えるかもしれない店舗
- この改悪を受けて、今後どう立ち回るべきか?
- それでもプライオリティ・パスを持つべきか?生き残りをかけたおすすめカード
【重要】プライオリティパス新ルール「出発3時間前」とは?
今回のルール変更の核心、それはあまりにも影響の大きい新ルールの導入です。
2025年8月1日からの新ルール
国内のプライオリティ・パス対応レストラン特典は、「出発3時間以内のフライトチケットを持っている人」に利用が限定されます。
これが、旅行スタイルにどれほど大きな影響を与えるか、お分かりいただけるでしょうか?
- 到着時の利用は不可に → 空港に着いて一息つく「到着後の食事」には使えません。
- 乗り継ぎ(トランジット)での利便性が大幅低下 → 長時間の乗り継ぎでも、出発3時間前まで待つ必要があります。
- 空港への早めの到着が無意味に → 余裕をもって空港に着いても、レストランで時間を潰せなくなります。
プライオリティ・パス側が、一部店舗への利用者集中を緩和するための対策と考えられますが、利用者にとっては利便性が大きく損なわれる厳しい変更と言わざるを得ません。
対象店舗はどこ?【ほぼ全滅】の衝撃
この「3時間ルール」は、2025年8月1日以降、国内のほぼ全ての対象レストランで適用される見込みです。
成田国際空港 (NRT)
- 第1ターミナル
Japanese Grill & Craft Beer TATSU
肉料理 やきすき やんま
- 第2ターミナル
鉄板焼 道頓堀 くり田
- 第3ターミナル
ぼてぢゅう屋台
羽田空港 (HND)
- 第1ターミナル
Foot Bath Cafe & Body Care LUCK
(足湯・リフレッシュ施設)- 第3ターミナル
All Day Dining GRANDE AILE(グランドエール)
焼肉うしごろ
※現在、改装のため一時休業中の可能性があります。
関西国際空港 (KIX)
- 第1ターミナル
ぼてぢゅう 1946
Japan Traveling Restaurant by BOTEJYU
中部国際空港セントレア (NGO)
- 第1ターミナル
ぼてぢゅう
海上楼
くつろぎ処
(温浴施設)- 第2ターミナル
THE PIKE BREWING RESTAURANT & CRAFT BEER BAR
伊丹空港(大阪国際空港, ITM)
大阪エアポートワイナリー
【最重要】情報は常に変動します!利用前の再確認を
本記事では2025年8月時点での情報を元に解説していますが、プライオリティ・パスの対象施設や利用条件は、予告なく頻繁に変更されます。
「記事で見たから大丈夫」と思い込まず、空港へ行く直前に、必ずプライオリティ・パスの公式アプリや公式サイトで最新の利用条件をご自身で確認する習慣をつけてください。
なぜ?プライオリティ・パス改悪の背景にある3つの理由
多くの利用者にとって「なぜこんなことに?」という疑問が浮かぶ今回のルール変更。その背景には、いくつかの複合的な要因が考えられます。
1. 利用者の想定以上の急増とコスト増大
特に日本では、クレジットカードの特典としてプライオリティ・パスが広く普及しました。その結果、一部の人気レストランに利用者が殺到。プライオリティ・パス社および提携カード会社がレストラン側に支払う費用が想定を大幅に上回り、ビジネスモデルとして維持が困難になったと考えられます。
2. レストラン側の負担増
プライオリティ・パス利用者の増加は、レストラン側のオペレーションにも大きな影響を与えました。混雑による一般客へのサービス低下や、席が埋まってしまうことによる機会損失は、レストランにとって死活問題です。利用者と店舗、双方の満足度を維持するための苦渋の決断だったと言えるでしょう。
3. 海外基準への統一(グローバルスタンダード化)
実は、海外の空港ではレストラン特典の利用に「出発便の搭乗券提示」を求めるのが一般的です。到着時や乗り継ぎ時に利用できる日本の状況は、世界的に見ても非常に恵まれていました。今回の変更は、この「日本の特別扱い」をグローバル基準に合わせた結果という側面もあります。
これらの理由から、今回のルール変更は避けられない流れだったのかもしれません。
【Q&A】プライオリティ・パス「3時間ルール」のよくある質問
新しいルールについて、多くの方が抱くであろう細かい疑問をQ&A形式でまとめました。
Q. 同伴者も3時間ルールの対象ですか?
A. はい、対象です。
カード会員本人だけでなく、同伴者も同様に「出発3時間以内の搭乗券」の提示が求められます。
Q. 利用する予定のフライトが遅延・欠航したらどうなりますか?
A. 基本的には変更後の出発時刻が基準になる可能性が高いです。
ただし、対応は店舗によって異なる可能性があります。フライトの遅延が確定した時点で、利用を検討している店舗に直接電話などで確認するのが最も確実です。
Q. 国内線のLCC(格安航空会社)でも利用できますか?
A. はい、利用できます。
航空会社の種類(レガシーキャリア、LCCなど)は問われません。当日の出発便であることが分かる搭乗券(ウェブチェックイン画面やQRコードでも可)があれば問題ありません。
Q. カード会社(楽天、セゾンなど)経由で発行したパスも対象ですか?
A. はい、すべてのプライオリティ・パスが対象です。
直接契約したものでも、クレジットカードの付帯サービスで手に入れたものでも、日本国内のレストランで利用する際は、今回の「3時間ルール」が一律で適用されます。
今後の対策は?賢いクレジットカードの選び方
「もうプライオリティ・パスを持つ意味はないかも…」そう考える方も多いでしょう。
しかし、ご自身の旅行スタイルによっては、まだ十分に価値があります。
このルール変更を踏まえ、今後も空港での時間を快適に過ごしたいあなたのために、状況に合わせた「おすすめのプライオリティ・パス付きカード」を厳選しました。
【回数無制限】プレステージ会員付きカード
海外旅行にも頻繁に行くなら、まだまだプレステージ会員は強力です。ここでは代表的なカードをいくつか紹介します。
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス:初年度年会費無料で「1年間様子見」できる最強カード。
- エポスプラチナカード:年間100万円利用で実質年会費無料にできるメインカード候補。
- ラグジュアリーカード(チタン):家族カードでもプライオリティ・パスが付帯。羽田のTIATラウンジも使える。
- アポロステーションプラチナカード:年間300万円利用で年会費が永久無料になる、知る人ぞ知る最強カード。
【回数制限あり】コスパ重視のカード
「国内で年数回使えれば十分」という方には、年会費が安いこちらのカードがおすすめです。
- ミライノカード Travelers Gold:年会費11,000円で年6回利用可能。家族カードも無料で発行できるコスパの鬼。
- 住信SBIプラチナデビットカード:年会費11,000円で年3回利用可能。強力なスマホ保険が付いているのが魅力。
まとめ:プライオリティ・パスとの賢い付き合い方
今回のプライオリティ・パスのルール変更は、間違いなく日本の旅行好きにとって大きなターニングポイントです。
これまで当たり前だった利便性が見直され、サービスの価値が問われています。
しかし、嘆いてばかりもいられません。これを機に、ご自身の旅行スタイルを見直し、「本当にこのカードは年会費に見合う価値があるか?」と、冷静に判断する良い機会と捉えることもできます。
特に、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスのように初年度無料で試せるカードで「1年間様子を見る」というのは、非常にクレバーな選択だと思います。
今後もサービス内容が変更される可能性は常にありますからね。
このレポートが、あなたが新しい時代の空港利用をスマートに乗りこなすための一助となれば幸いです。

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