「どこパスって、特急に乗れるの?乗れないの?」
「えきねっと限定って、道外からでも買えるの?」
「1日5,000円で、どこまで行けば元が取れる?」
「2日間用の8,000円は、土日をまたげないの?」
「買ったあとに予定が変わったら、返してもらえる?」
JR北海道が2026年9月15日に発表した新しいフリーパスです。正式名称は「JR北海道 どこ行く? 平日パス」、通称「どこパス」。1日間用が5,000円、連続する2日間用が8,000円で、JR北海道の在来線が乗り放題になります。
いちばん大きいのは特急の普通車指定席が、追加料金なしで1日間用は2回、2日間用は4回まで使えることです。北海道は駅間が長く特急料金が高いので、この2回だけで元が取れる区間がいくつもあります。
ただし買い方に条件があり、道外に住んでいる人ほど気をつける点があります。「えきねっと」でしか買えず、きっぷはJR北海道管内でしか受け取れません。さらに前売りは利用開始日の14日前まで。思い立って明日、という使い方はできません。
✅ この記事でわかること
- 📅発売は9月26日、利用は10月26日〜11月20日の平日2日間用は2日とも平日である必要があります
- 🚄特急指定席が1日間用2回・2日間用4回まで無料ここが本体です。北海道は特急料金が高いので、2回で元が取れます
- 🖥️えきねっと限定。きっぷは北海道でしか受け取れません道外から行くなら、現地に着いてから受け取ることになります
- 🕓前売りは1ヶ月前から14日前まで直前には買えません。10月26日利用なら9月26日〜10月12日が買える期間です
- 🚗電車とレンタカーの併用が現実的です都市間は特急、着いた先は車。組み立て方の例を載せています
- 💸使い始めたら、1円も戻りません遅延でも運休でも払戻なし。使用開始前なら手数料を引いて戻ります
先にこれだけは
発売は2026年9月26日から。利用できるのは10月26日〜11月20日の平日だけで、土日祝は使えません。
前売りは利用開始日の14日前まで。それを過ぎると買えません。日程が決まったら早めに押さえてください。
えきねっと限定で、きっぷの受け取りはJR北海道管内だけ。チケットレスアプリでは買えず、JR他社の駅でも受け取れません。
使い始めたら払戻はできません。天候で列車が止まっても戻らないので、予定が固まってから買ってください。
どこパスの基本|料金・期間・乗れる列車

JR北海道の公式ページで公表されている内容です。大人用のみで、こども用の設定はありません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | JR北海道 どこ行く? 平日パス(通称「どこパス」) |
| おねだん | 1日間用 5,000円(当日限り) 連続する2日間用 8,000円(2日間) いずれも大人用のみ |
| フリー区間 | JR北海道 在来線全線 |
| 乗り放題になるもの | 普通・快速列車の普通車自由席 |
| 指定席 | 特急・快速・普通列車の普通車指定席が 1日間用は2回、2日間用は4回まで追加料金なし |
| 利用期間 | 2026年10月26日〜11月20日の平日 2日間用はすべての利用日が平日の場合のみ |
| 発売期間 | 1日間用:2026年9月26日〜11月6日 2日間用:2026年9月26日〜11月5日 |
| 前売り | 有効期間開始日の1ヶ月前から14日前まで 指定券は1ヶ月前の10:00から |
| 発売箇所 | 「えきねっと」でのみ |
| 新幹線 | 全区間・全設備で利用できません |
← 横にスクロールできます / 出典:JR北海道「JR北海道 どこ行く? 平日パス(通称:「どこパス」)」おトクなきっぷ公式ページ、および「どこパス」専用サイト(2026年9月20日確認)
「平日」の意味に注意してください
2日間用は、2日とも平日でなければ使えません。金曜から土曜にかけての1泊2日には使えないということです。11月20日(金)が利用期間の最終日なので、2日間用の最終利用は11月19日(木)開始・11月20日(金)終わりになります。
使える日は19日だけです
利用期間は10月26日〜11月20日ですが、平日限定なので実際に使える日は限られます。期間の初日10月26日は月曜、最終日11月20日は金曜で、ちょうど月曜始まり・金曜終わりになっています。
どこパスが使える日(2026年10月26日〜11月20日)
10/26(月)
使える
10/27(火)
使える
10/28(水)
使える
10/29(木)
使える
10/30(金)
使える
10/31(土)
土日
11/1(日)
土日
11/2(月)
使える
11/3(火)
祝日で不可
11/4(水)
使える
11/5(木)
使える
11/6(金)
使える
11/7(土)
土日
11/8(日)
土日
11/9(月)
使える
11/10(火)
使える
11/11(水)
使える
11/12(木)
使える
11/13(金)
使える
11/14(土)
土日
11/15(日)
土日
11/16(月)
使える
11/17(火)
使える
11/18(水)
使える
11/19(木)
使える
11/20(金)
使える
緑が平日、グレーが土日、オレンジが祝日です
実際に使えるのは19日です。月〜金は20日ありますが、11月3日(火)の文化の日は祝日なので使えません。内訳は10月が5日(26〜30日)、11月が14日(2日・4〜6日・9〜13日・16〜20日)です。
文化の日(11月3日)は使えません
専用サイトに「土日祝日は利用不可」と明記され、使える日の一覧からも11月3日は外れています。あわせて2日間用は、金曜開始・11月2日(月)開始・11月20日(金)開始が発売されません。11月2日開始が外れるのは、翌日が文化の日だからです。
根室へ行くなら、10月26日〜30日は避けてください
線路の集中メンテナンスで、10月26日から30日は花咲線(釧路〜根室)の一部列車が運休します。JR北海道は「11月2日以降のご利用をご検討ください」と案内しています。どこパスが使える最初の週がまるごと当たっているので、根室方面が目当てなら11月に入ってからにしてください。
えきねっと限定です|買い方と、道外の人がいちばん引っかかる点

どこパスは「えきねっと」でしか買えません。駅のみどりの窓口でも、旅行会社でも売っていません。えきねっとはJR東日本が運営している予約サービスで、JR北海道のきっぷもここで扱っています。
そして、ここからが大事なところです。買ったきっぷは「JR北海道管内の指定席券売機など」で受け取ります。受け取れるのはフリーエリア内の指定席券売機などだけで、JR他社の駅では受け取れません。申込完了メールに届くQRコード・受取コード、または予約に使ったクレジットカードで発券します。
無人駅から乗る予定なら、先に有人駅で受け取っておいてください。公式がそう案内しています。北海道は無人駅が多いので、ここは気をつけたいところです。
道外から行くなら、北海道に着いてから受け取ることになります
東京や大阪の駅では受け取れないということです。新千歳空港駅や札幌駅など、北海道に着いてから指定席券売機で受け取る流れになります。到着日の朝いちばんの列車から使いたい場合は、受け取りの時間を旅程に入れておいてください。券売機が混む時間帯に当たると、予定していた列車に乗れないことがあります。
1. えきねっとで申し込む(利用開始日の1ヶ月前〜14日前)
えきねっとのアカウントが必要です。指定席も同時に申し込めます。指定券は1ヶ月前の10時から取れます。
2. 北海道に着いたら、指定席券売機で受け取る
JR北海道管内の指定席券売機などで受け取ります。指定席も一緒に取っている場合は、あわせて受け取ります。
3. 自由席はそのまま、特急は指定券とセットで乗る
普通・快速の自由席は本券だけで乗れます。JR北海道の特急は全列車が全車指定席で、自由席はありません。乗る前に必ず座席の指定を受けてください。
14日前を過ぎると買えません
前売りは有効期間開始日の1ヶ月前から14日前までです。「来週の火曜に休みが取れたから」という買い方はできません。10月26日から使うなら10月12日まで、11月20日から使うなら11月6日までが期限です。
JR北海道の特急に「自由席」はありません
特急は全列車が全車指定席です。つまり特急に乗るなら、必ず指定席の回数を1回使います。「自由席に座って回数を節約する」ことはできません。座席の指定を受けずに乗った場合も、1回使ったものとして数えられます。
改札は2枚を重ねて通します
指定席を取っているときは、どこパス本券と座席指定券を重ねて自動改札に入れます。降りるときも同じように入れますが、出てくるのは本券だけです(座席指定券は回収されます)。本券を取り忘れると、そのあとの列車に乗れなくなります。
このきっぷの本体は「特急指定席が2回使えること」です
在来線が乗り放題というだけなら、北海道では使いこなすのが難しいきっぷです。普通列車の本数が少なく、区間によっては1日数本しかありません。価値があるのは、特急の普通車指定席が追加料金なしで使えるところです。
回数は1日間用が2回、2日間用が4回。特急だけでなく、快速・普通列車の普通車指定席にも使えます。1日間用なら「特急で行って、特急で帰る」日帰り往復がちょうど2回で収まります。
| 券種 | 値段 | 指定席 | 指定席1回あたり |
|---|---|---|---|
| 1日間用 | 5,000円 | 2回 | 2,500円 |
| 連続する2日間用 | 8,000円 | 4回 | 2,000円 |
← 横にスクロールできます / 券の値段を指定席の回数で割った目安です。自由席の乗り放題ぶんは含めていません
元が取れるかは、この計算で分かります
片道の「運賃+指定席特急料金」が2,500円(2日間用なら2,000円)を超えるかどうかが目安になります。北海道の特急は駅間が長いので、札幌から少し離れた都市へ行くだけでこの金額は簡単に超えます。正確な金額は、えきねっとで同じ区間・同じ列車を検索すれば出ます。買う前に一度、通常の運賃と料金の合計を出して比べてみてください。
指定席の回数を増やす方法が、公式に書かれています
2回では足りない、という場合の抜け道が、JR北海道の商品ページに明記されています。「在来線チケットレス特急券(トク割)」と「在来線チケットレス座席指定券」は、どこパスと併用できます。
そして重要なのがこの一文です。「別途特急券及び座席指定券を購入していることから、指定席の利用回数には含みません」。つまりチケットレスで特急券を買い足せば、2回の枠を減らさずに指定席へ乗れます。
3本目以降の特急に乗るときの選択肢
どこパスの枠を使い切ったあとは、そのまま乗ると運賃のみ有効で、別途「無割引の」特急料金がかかります。一方、チケットレス特急券(トク割)は割引価格なので、買い足したほうが安くなる可能性があります。3本目に乗る予定があるなら、どちらが安いかを事前に比べておいてください。
指定を取らずに特急へ乗ると、1回ぶん消えます
商品ページには「事前に座席の指定を受けずに未指定特急券を発売する列車へ乗車した場合は、普通車の空席を利用いただきますが、この場合でも指定席を1回利用したものとみなします」と書かれています。座っていようがいまいが、1回はカウントされるということです。特急に乗るなら、必ず先に指定を取ってください。
新得〜新夕張は、回数を使わずに特急に乗れます
石勝線の新得〜新夕張の区間内だけを乗るときに限り、どこパスだけで特急の普通車の空席に座れます。このときは指定席の回数に数えません。この区間には普通列車の運行がなく、特急(全席指定)だけが走っているための特例です。ただし乗る駅か降りる駅がこの区間の外だと、通常どおり1回ぶん使ったことになります。
稚内へ行くなら|旭川乗り継ぎは1回扱いになります
見落とされやすい特例があります。商品ページにはこう書かれています。「札幌〜稚内」間の特急列車の停車駅相互間を乗車する場合であって、旭川駅において出場しないで乗り継ぐときは、当該2つの特急列車を1つの特急列車とみなして取り扱います。
札幌から稚内へ向かう場合、旭川で乗り継ぐ行程になることがあります。ふつうなら特急2本ぶんですが、旭川で改札を出なければ1回としてカウントされます。つまり1日間用でも、札幌〜稚内を往復できる計算になります。
条件は「旭川で出場しないこと」です
改札を出て駅の外へ行くと、この特例は使えません。乗り継ぎの待ち時間に駅ビルへ出たくなっても、改札の内側にとどまってください。なお、この特例が書かれているのは「札幌〜稚内」の区間についてだけです。ほかの方面の乗り継ぎには触れられていないので、同じ扱いになるとは考えないでください。
電車とレンタカーを組み合わせると、どこパスが活きます
北海道は駅から観光地までが遠く、鉄道だけでは回りきれない場所が多いのが実情です。特急で拠点になる街まで移動して、そこから先はレンタカーで動く。この組み合わせなら、乗り放題の強みと車の自由さを両方使えます。
どこパスの指定席は1日間用が2回、2日間用が4回です。往復に2回使うと決めてしまえば、着いた先の移動はまるごと車に任せられます。特急料金がいちばん高いのは長距離の都市間移動なので、そこだけをきっぷで賄うのが効率的です。
組み立て方の例(1日間用)
札幌から特急で旭川へ(指定席1回目)。旭川でレンタカーを借りて美瑛や富良野を回り、夕方に旭川へ戻って特急で札幌へ(2回目)。特急は全車指定席なので、往復ぶんの座席を先に押さえておいてください。指定席は乗車日の1ヶ月前、午前10時から取れます。
借りる場所と、閉まる時間に気をつけてください
レンタカーの営業所は駅前と空港に分かれています。どこパスは鉄道のきっぷなので、特急で降りた駅の近くで借りられると乗り換えが短く済みます。営業時間は営業所ごとに違うので、返す時間が遅くなりそうなときは予約の前に確認してください。
11月の北海道は、道路の状況が変わります
どこパスが使えるのは10月26日から11月20日です。この時期の北海道は、雪や路面の凍結が出てきます。タイヤの仕様は予約ページに書かれているので、借りる前に必ず確認してください。冬道の運転に不安があるなら、車を使わずに特急と路線バスで組むほうが安全です。
🚗 レンタカーが便利!
他の観光地なども合わせて巡るなら、車での移動が断然スムーズです。
時間を気にせず、効率よく観光スポットを回れますよ。
※人気車種は早めに埋まるので、予約はお早めに!
使い始めたら、1円も戻りません
ここは買う前に必ず確認しておいてください。払いもどしができるのは、使用開始前だけです。
| 状況 | 扱い |
|---|---|
| 使用開始前 | 払いもどし可。手数料は1日間用900円/2日間用1,580円 |
| 使用開始後 | いかなる理由でも払いもどししません |
| 列車が遅れた | 使用開始後は払いもどしなし |
| 列車が運行不能になった | 使用開始後は払いもどしなし |
| 紛失した | 再発行はありません |
← 横にスクロールできます / 出典:JR北海道の商品ページ
11月の北海道は、列車が止まることがあります
利用期間は10月下旬から11月下旬。この時期の北海道は初雪や暴風雪で列車が止まることがあります。それでも使用開始後の払いもどしはありません。2日間用を買って初日に使い、2日目が運休になっても戻らないということです。天候が読みにくい時期であることを含めて判断してください。
変更については、有効期間の開始日を1回だけ変えられます(未使用の場合)。変更後の有効期間開始日の14日前までに手続きが必要です。発券前ならえきねっとで、発券後は本券を持って駅の窓口へ。指定列車の変更は、その列車の出発前までです。発券前ならえきねっとで回数の制限なく変更でき、発券後に駅の窓口で変更する場合は1回に限られます。ただし1日間用と2日間用の間で券種を変えることはできません。
こんな人には向き、こんな人には向きません
向いている人
- 平日に休みを取れる
- 特急で遠くまで往復したい
- 日程が2週間以上先に決まっている
- 札幌を拠点に日帰りで動きたい
- 北海道に着いてから受け取る時間がある
向いていない人
- 土日を含めて旅行したい
- 直前に日程を決めたい
- 子ども連れ(こども用の設定なし)
- 新幹線で北海道へ入りたい
- 予定が変わる可能性が高い
よくある質問
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道外から飛行機で向かうなら、出発側の空港で荷物を預けるときに。
まとめ|どこパスは「平日に休める人」のためのきっぷです
1日5,000円で特急指定席が2回。北海道の特急料金を考えると、札幌から少し離れた都市へ往復するだけで元が取れる水準です。2日間用の8,000円なら、指定席1回あたり2,000円まで下がります。
ただし制約もはっきりしています。平日限定、えきねっと限定、受け取りは北海道内だけ、前売りは14日前まで、使い始めたら払戻なし。この5つに引っかからない日程が組めるかどうかが、買うかどうかの分かれ目になります。
この記事のポイント
- 発売は2026年9月26日から。利用期間は10月26日〜11月20日の平日
- 1日間用5,000円、連続する2日間用8,000円。大人用のみで、こども用の設定はありません
- JR北海道の在来線が乗り放題。特急・快速・普通の普通車指定席が1日間用2回、2日間用4回まで無料
- 指定を取らずに特急へ乗っても1回とカウントされます。必ず先に指定を取ってください
- チケットレス特急券(トク割)は併用でき、回数に含まれません。3本目以降はこちらのほうが安くなる可能性があります
- 札幌〜稚内は旭川で改札を出なければ、2本の特急が1回扱いになります
- えきねっと限定。きっぷはJR北海道管内の指定席券売機などでしか受け取れません。無人駅から乗るなら先に有人駅で受け取ること
- 前売りは利用開始日の14日前まで。使用開始後は遅延でも運休でも払いもどしなし
- 都市間は特急、着いた先はレンタカーという組み合わせが現実的。11月は雪と路面凍結に注意
- 11月3日の文化の日は使えません。実際に使えるのは19日間で、2日間用は金曜開始・11月2日開始・11月20日開始が発売されません
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