「スキポール空港にコインロッカーはある?」
「乗り継ぎの間にアムステルダム市内へ出たい。スーツケースはどうする?」
「中央駅にロッカーはある?運河を歩きたいけど荷物が邪魔」
「チェックアウトしたあと、夜の便まで荷物を置く場所は?」
「空港で預けるのと市内で預けるの、どっちが得?」
先に答えを言うと、スキポール空港には荷物預かりがあります。保安検査の前と後に1か所ずつ、性格の違うものが用意されています。
ただし市内で預けるより2〜4倍高いです。空港の自動ロッカーは24時間で8ユーロ。一方、アムステルダム市内の預かりサービスは1日1.90ユーロから、観光地の実勢でも3.90ユーロです。
この記事では、空港の2種類・市内の相場・どちらを選ぶべきかを、2026年9月時点の料金で整理します。円の金額も併記します。
✅ この記事でわかること
- 🔐空港の預かりは2種類。場所も料金も違います
保安検査後の自動ロッカーと、保安検査前の有人カウンター。どちらを使うかで値段が変わります。 - 💶市内で預けると2〜4倍安くなります
空港8ユーロに対して、市内は1.90〜3.90ユーロ。円換算つきで比べます。 - 🚉アムステルダム中央駅とダム広場の相場
駅そのもののロッカーはあてにしないほうがいい理由も書きます。 - 📱空港でアプリを開いても拠点が出てこない理由
預かりアプリは、スキポール空港内には拠点を持っていません。 - ⚠️有人カウンターで気をつけること
請求のトラブルが報告されています。預ける前にやっておくべきことがあります。
先に結論だけ
乗り継ぎで空港から出ないなら、保安検査後の自動ロッカー(24時間ごと8ユーロ=約1,480円)。ホランド・ブールバードとラウンジ1・2にあり、24時間使えます。
市内観光に出るなら、空港ではなく市内で預けてください。1日1.90〜3.90ユーロ(約350〜720円)。空港の半額以下になるうえ、荷物を持って電車に乗る必要もなくなります。
アムステルダム中央駅から市内観光は歩けます。駅周辺に預かり拠点があるので、着いたらそこで手ぶらになるのがいちばん効率的です。
スキポール空港の荷物預かりは2種類

スキポール空港には、保安検査の後にある自動ロッカーと、保安検査の前にある有人カウンターの2つがあります。使える場面がまったく違うので、先に自分がどちらかを確かめてください。
円の金額は1ユーロ=185円で計算した目安です。実際のレートで前後します。
| 項目 | 自動ロッカー(保安検査後) | 有人カウンター(保安検査前) |
|---|---|---|
| 場所 | ホランド・ブールバード、ラウンジ1・2 | レベル−1(地下)、到着1と到着2の間 |
| 営業時間 | 24時間 | 24時間 |
| 料金(24時間ごと) | 8ユーロ〜(約1,480円〜)の定額 | 機内持ち込みサイズ 1個6ユーロ(約1,110円) 大型スーツケース 9〜12ユーロ(約1,670〜2,220円) コート等の小物 2.50ユーロ(約460円) |
| 大きさの目安 | およそ40×40×70cm | サイズ別に料金が変わる |
| 最長 | 7日連続 | 30日 |
| 支払い | クレジットカード・デビットカード | クレジットカード・デビットカード |
| 向いている人 | 乗り継ぎで外に出ない人。入国せずに使えます | 大型スーツケース、長期間、コート類も預けたい人 |
有人カウンターでは、預ける前に金額を確認してください。請求をめぐるトラブルが報告されています。
預ける荷物の個数とサイズを伝えたら、合計金額を口頭で確認し、レシートか画面の控えをもらってから荷物を渡す。これだけで防げます。受け取り時に「聞いていた金額と違う」となっても、後からでは動かせません。
自動ロッカーは保安検査の内側にあります。入国せずに使えるので、乗り継ぎだけの人でも預けられます。逆に、いったん外に出てから取りに戻ることはできません。市内に出るなら、こちらは選ばないでください。
市内で預けると、空港の半額以下になります
アムステルダム市内には、店やホテルと提携した予約制の荷物預かりサービスがあります。これが空港より圧倒的に安いです。
| 預け先 | 料金(1個1日) | 補償 | 拠点 |
|---|---|---|---|
| スキポール空港の自動ロッカー | 8ユーロ〜(約1,480円〜) | — | 空港内2か所 |
| Bounce(市内) | 1.95ユーロ〜(約360円〜) | 1万ユーロ (約185万円) | 102か所 |
| Radical Storage(市内) | 1.90ユーロ〜(約350円〜) 観光地の実勢は3.90ユーロ=約720円 | 1万ユーロ (約185万円) | 67か所 |
スーツケース2個で比べると差がはっきりします。空港のロッカーは1つ8ユーロなので、2個入らなければ2口で16ユーロ(約2,960円)。市内の観光地の実勢3.90ユーロなら2個で7.80ユーロ(約1,440円)です。
しかも市内で預ければ、荷物を持って空港から電車に乗る必要がありません。アムステルダム中央駅までは電車で15〜20分ですが、大きなスーツケースを持っての移動は思っている以上に消耗します。
空港でアプリを開いても、拠点は出てきません
預かりアプリの Bounce は「空港内にはまだ拠点がありません」と明記しています。スキポール空港に着いてからアプリで探しても、出てくるのは市内の拠点だけです。
つまり空港で預けるなら、選択肢は空港公式の2種類しかありません。安く済ませたいなら、最初から市内で預ける前提で計画してください。
市内のどこで預けるか
アムステルダムは中心部が狭く、主要な観光地は歩いて回れます。拠点は観光の出発点に置くのが正解です。
| エリア | 料金の目安 | 営業時間の例 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| アムステルダム中央駅 | 3.90ユーロ(約720円) | 10:30〜19:00 | 空港から着いてすぐ身軽になりたい人 |
| ダム広場 | 3.90ユーロ(約720円) | 10:00〜22:00 | 夜まで出歩く人。閉店が遅くて安心 |
| 国立美術館・ゴッホ美術館周辺 | 3.90ユーロ前後 | 拠点による | 美術館を目的に来た人 |
| アンネ・フランクの家・ヨルダーン | 3.90ユーロ前後 | 拠点による | 運河沿いを歩きたい人 |
| デ・パイプ、ワーテルロー広場 | 3.90ユーロ前後 | 拠点による | 市場やローカルな街歩きが目的の人 |
📍 地図で場所を確認 → アムステルダム中央駅/ダム広場/ミュージアム広場/アンネ・フランクの家
いちばん多い失敗は、閉店時間の見落としです。中央駅周辺の拠点は19:00で閉まるところがあります。夜の便に乗るつもりで19時以降に取りに行くと、荷物が出てきません。
夜まで動くなら、22:00まで開いているダム広場の拠点のような遅い拠点を選んでください。料金より先に閉店時間を見るのが鉄則です。
アムステルダム中央駅そのもののロッカーは、あてにしないでください。駅のコインロッカーや手荷物サービスは、台数・サイズ・支払い方法・営業時間・料金が変わることがあり、混雑期は埋まります。
確実にしたいなら、予約制の預かりサービスを先に押さえるほうが安全です。無料でキャンセルできるサービスがほとんどなので、押さえておいて損はありません。
イベント・コンサートで来た人は、会場周辺で預けられます
アムステルダムは見本市やコンサートで来る人も多い街です。会場そのものには大きな荷物を預ける場所がありません。周辺の拠点を使うことになります。
| 会場 | 会場のロッカー | 周辺の預かり |
|---|---|---|
| RAIアムステルダム 見本市・展示会 | イベントによって小物用ロッカーが出ることがあるが数が限られ、大型スーツケースやバックパックは入りません | 徒歩圏に拠点あり。1日3.90ユーロ(約720円)が中心。近くのカフェ拠点には1.90ユーロ(約350円)のところも |
| ヨハン・クライフ・アレナ サッカー・大型コンサート | 大きな荷物の持ち込みは制限されることが多い | 周辺と、アムステルダム・ザウド駅方面の拠点を使う |
スーツケースを持ったまま会場に行かないでください。大型の荷物は入口で止められることがあります。空港から直行する場合でも、先に拠点に寄って預けてから向かうのが確実です。
📍 地図で場所を確認 → RAIアムステルダム/ヨハン・クライフ・アレナ/アムステルダム・ザウド駅
フォンデル公園・美術館エリアで預ける
フォンデル公園はアムステルダム最大の公園で、ゴッホ美術館や国立美術館のすぐ近くです。ここを歩くなら手ぶらが正解です。公園から徒歩4分ほどの範囲に拠点が集まっています。
| 拠点 | 種別 | 営業時間 | 料金(1個1日) |
|---|---|---|---|
| ライツェ広場 | レストラン | 12:30〜23:00 | 3.90ユーロ(約720円) |
| キンケル通り | レストラン | 12:00〜22:00 | 1.90ユーロ(約350円) |
| エマ通り | 現地の会社 | 9:00〜18:00 | 3.90ユーロ(約720円) |
| オーフェルトーム ゴッホ美術館の近く | 店舗 | 13:00〜18:00 | 3.90ユーロ(約720円) |
朝から預けたいなら「エマ通り」(9:00〜)です。レストラン系の拠点は昼過ぎからしか開きません。午前の便で着いて、そのまま美術館に行きたい人は開店時間で選んでください。
夜まで持たせたいなら「ライツェ広場」(23:00まで)。同じエリアでも開いている時間が5時間以上違います。
📍 地図で場所を確認 → フォンデル公園/ライツェ広場/ゴッホ美術館
🚤 アムステルダムの運河クルーズ・美術館チケットを予約する
荷物を預けたら、次は入場列です。運河クルーズと美術館は事前予約でかなり時間が変わります。
ツアー・チケットが安い
日本語対応のプランも多い
乗り継ぎ時間別|市内に出られるか
スキポール空港からアムステルダム中央駅までは、空港の地下から出ている電車で15〜20分。ヨーロッパの主要空港のなかでは、市内がかなり近いほうです。それでも「乗り継ぎ時間=観光できる時間」ではありません。
乗り継ぎ時間から引くもの
- 入国審査:30〜60分(EU域外からの到着は列ができます)
- 荷物を預ける:拠点まで歩いて手続きで15分
- 往復の電車:40分(15〜20分×2)+待ち時間
- 戻ってからの保安検査とチェックイン:国際線なら出発2〜3時間前にはターミナルへ
| 乗り継ぎ | 実際に使える時間 | できること | 荷物はどこに |
|---|---|---|---|
| 4時間未満 | ほぼゼロ | 空港から出ない。ターミナル内で食事か休憩 | 預けない、または保安検査後の自動ロッカー |
| 5〜6時間 | 約1.5〜2時間 | 中央駅を出て運河沿いを歩き、ダム広場まで往復。カフェで1杯 | 中央駅周辺の拠点 |
| 7〜9時間 | 約3〜4時間 | 運河クルーズ(1時間前後)+ダム広場やヨルダーンの街歩き | 中央駅またはダム広場 |
| 10〜12時間 | 約6時間 | 美術館を1館じっくり(ゴッホ美術館か国立美術館)+フォンデル公園 | フォンデル公園・美術館エリア |
| 深夜着・早朝発 | — | 市内には出ない。市内の拠点は夜に閉まります | 保安検査後の自動ロッカー(24時間) |
5時間の乗り継ぎで市内に出る流れ
入国審査へ。EU域外からだと列ができます。30〜60分。
中央駅まで15〜20分。券売機かタッチ決済で乗れます。
ここから手ぶら。1日3.90ユーロ(約720円)。
中央駅からダム広場までは徒歩10分ほど。往復と寄り道で1時間45分。
電車で15〜20分。
出発1時間10分前。5時間でもここまでぎりぎりだと分かります。
シェンゲン圏の乗り継ぎかどうかで、手続きの重さが変わります。日本から来てシェンゲン圏内(フランス、ドイツ、イタリアなど)の便に乗り継ぐ場合、スキポールで入国審査を通ります。そのまま外に出るのは簡単です。
一方、シェンゲン圏外(イギリス、日本へ戻るなど)の便に乗り継ぐ場合、市内に出ると入国と再出国の手続きが両方発生します。その分の時間を足してください。
電車はタッチ決済で乗れます。オランダの鉄道は、クレジットカードやスマホのタッチ決済で改札を通れます。切符を買う列に並ぶ必要がありません。ただし入るときと出るときの両方でタッチが必要です。片方を忘れると余分に引き落とされます。
荷物を預けるときの注意点
① 閉店時間を、料金より先に見る
これがいちばん多い失敗です。空港の2か所は24時間ですが、市内の拠点は普通の店やレストランなので、開いている時間がバラバラです。
同じフォンデル公園の周辺でも、エマ通りは9:00〜18:00、ライツェ広場は12:30〜23:00。開店で3時間半、閉店で5時間の差があります。
午前の便で着くならエマ通りのような早く開く拠点、夜の便で帰るならライツェ広場のような遅い拠点。1日1.90ユーロと3.90ユーロの差(約370円)で選ぶより、この2時間の差のほうがずっと重要です。
② 市内の拠点は必ず予約する
提携先はレストランや小売店です。飛び込みで持っていっても、システム上の予約がないと受け付けてもらえません。
日本を出る前にアプリかサイトで予約しておくのが確実です。無料でキャンセルできるサービスがほとんどなので、予定が変わっても損はしません。正確な住所は予約が確定してから届くので、届いたら地図アプリにピンを立てておいてください。
③ 空港の有人カウンターは、金額を確認してから荷物を渡す
請求をめぐるトラブルが報告されています。荷物のサイズによって料金が変わる仕組みなので、認識がずれやすいのだと思われます。
預ける個数とサイズを伝えたら、合計金額を口頭で確認し、レシートか画面の控えをもらってから荷物を渡してください。受け取り時に「聞いていた金額と違う」となっても、預けたあとでは動かせません。
④ パスポート・現金・薬・パソコンは預けない
補償が1万ユーロ(約185万円)付いていても、手元にないと困るものは持ち歩いてください。
とくにパスポートは、紛失すると帰国そのものができなくなります。薬も「スーツケースに入れっぱなしで、飲むタイミングを逃した」という失敗が起きやすいものです。
⑤ 個数は預けるときと受け取るときの2回数える
申告した個数と実際に渡した個数がずれると、補償の対象外になることがあります。受け取ったら店を出る前に、個数・外観・ファスナーの状態を確認してください。店を出たあとでは手続きが難しくなります。
⑥ アムステルダムはスリの多い街です
中央駅の周辺、トラムの車内、ダム広場は観光客が集まる分、スリも多いエリアです。
荷物を預けて身軽になったあとこそ、油断しやすくなります。背中のリュックは前に抱える、スマホは尻ポケットに入れない。基本ですが、これで大半は防げます。
⑦ 支払いはカード。現金が使えない場面があります
空港の預かりは2か所ともカード払いのみです。オランダは「Card only」と書かれた店が普通にあるほどのカード社会で、現金だけで動くと困る場面が出てきます。タッチ決済ができるカードを最低1枚は持っていってください。
自転車に気をつけてください。アムステルダムは自転車が主役の街で、専用レーンを高速で走ってきます。荷物を持って歩いていると、とっさに避けられません。これも早めに預けたほうがいい理由のひとつです。
道路を渡るときは、車より先に自転車レーンを確認してください。
よくある質問
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まとめ|空港で預けるか、市内で預けるかで倍近く変わります
スキポール空港にはちゃんと荷物預かりがあります。保安検査後の自動ロッカーと、保安検査前の有人カウンターの2つ。乗り継ぎで外に出ないなら、これで十分です。
ただし市内に出るなら、空港で預けるのはもったいないです。アムステルダム市内なら1日3.90ユーロ前後で、空港の半額以下。しかも荷物を持って電車に乗る手間がなくなります。着いたらまず市内へ出て、そこで手ぶらになってください。
この記事のポイント
- 空港の預かりは2種類。保安検査後の自動ロッカー(24時間ごと8ユーロ)と、保安検査前の有人カウンター(6〜12ユーロ)
- 自動ロッカーは約40×40×70cm・最長7日、有人カウンターは最長30日
- 市内の預かりは1日1.90〜3.90ユーロで、空港の半額以下
- 預かりアプリは空港内に拠点を持っていません。空港では公式の2種類だけ
- 有人カウンターは預ける前に金額の控えをもらう
- 市内の拠点は閉店時間がバラバラ。夜の便ならダム広場のような遅い拠点を
- 支払いはカードのみ。オランダは現金が使えない場面が多い
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