「海外旅行に行くけど、両替ってどこでするのがお得なの?」
「空港の両替所は手数料が高いって聞くけど、じゃあどこですればいいの?」
「そもそも、現金ってどれくらい必要なんだろう…?」
多くの人が海外旅行の準備で一度は悩む「外貨両替」。行き先によって正解が異なるため、気づかないうちに数千円も損していた、ということも珍しくありません。
米ドルやユーロなら日本で両替、アジア通貨は現地で両替が基本です。この記事では、通貨ごとの「両替の正解」、手数料を抑えやすい場所、現金とキャッシュレスの使い分けまでを、実際のレート例つきでまとめました。
✅ この記事でわかること
- 💴 日本で両替すべき通貨米ドル・ユーロは日本での両替が有利
- 🌏 現地で両替すべき通貨韓国・台湾・タイなどアジア通貨が対象
- 🥇 国内ではオンライン両替が有利Wiseのカードや外貨宅配が選べる
- 🏪 金券ショップも穴場大黒屋など街中の店舗もお得
- 💳 現金は最小限でOK基本はクレジットカード決済が賢い
先に結論|米ドル・ユーロは日本、他は現地が得
海外旅行の両替は、米ドルとユーロなら日本国内、韓国・台湾・タイなどのアジア通貨なら現地の方が有利なレートになりやすいです。日本国内ならオンライン両替サービスが最も手数料が安い傾向です。
数字を見るときの注意
この記事のレートや手数料の例は、2025年11〜12月ごろのものです。為替は毎日動くので、出発前に各社の最新のレートで確認してください。
結論|日本で替えるのは米ドル・ユーロ、他は現地

海外旅行の両替で最も大切なのは、「日本で両替すべき通貨」と「現地で両替すべき通貨」を見極めることです。答えはとてもシンプルです。
| 両替する場所 | 対象の通貨 | |
|---|---|---|
| 日本で両替 | 日本国内 | 米ドル、ユーロ |
| 現地で両替 | 旅行先 | 上記以外の通貨(特にアジア通貨) |
理由は、その国での日本円の需要の高さです。
- アメリカやヨーロッパでは日本円の需要が低く、現地で両替すると不利なレートになりがちです。
- 韓国や台湾、タイなどのアジア諸国では日本人観光客が多く日本円の需要が高いため、現地で両替した方が有利なレートになることが多いです。
日本国内編|米ドル・ユーロはどこで両替するのがお得?
米ドル・ユーロは国内両替も有力な候補です。アジア通貨では現地両替が有利な場合がありますが、最安は一律ではありません。出発前に同じ時点・同じ金額で、手数料込みの受取額を比較してください。手数料が安い順に並べると、次のようになります。
| 順位 | 両替場所 | ひとことで |
|---|---|---|
| 🥇 1位 | オンライン両替(Wiseのカード・外貨宅配など) | 手数料が安い傾向。事前に申し込めて便利 |
| 🥈 2位 | 金券ショップ(大黒屋など) | 在庫があればお得。その場で両替できる |
| 🥉 3位 | 銀行窓口・空港の両替所 | 手軽だが手数料は高め |
1位:オンライン両替(Wiseのカード・外貨宅配など)
意外かもしれませんが、レートが良いことが多いのはオンラインのサービスです。店舗の運営コストがかからない分、手数料が安く設定されています。大きく2つのやり方があります。
- 外貨宅配:ネットで申し込み、外貨の現金を自宅などに届けてもらいます。たとえば「マネーバンク」は17通貨に対応し、全国送料無料で、自宅への配送は7万円以上から利用できます(公式サイトより)。
- Wiseのカード:現金で受け取るのではなく、アカウントで外貨に替えておき、海外でカード払いやATM引き出しに使います。
現金を持って行きたい人は外貨宅配、現金を減らしたい人はWiseのカードが向いています。

Wiseの特徴
- ミッドマーケットレート(市場の仲値)で両替できる
- 約40通貨をアカウントで保有でき、事前に両替しておけば、その通貨での決済に手数料はかかりません
- 外貨を保有していない状態で決済すると、手数料は0.68%〜(2025年7月時点の参考例。現在は通貨ペアや金額で異なり、公式の料金ページでは0.27%〜と表示されています)
- 海外ATMは月25,000円相当まで出金手数料無料。超えた分には固定100円+超過額の1.75%がかかります(ATM設置者の手数料は別)
- 上記はWiseの公式ブログ(2025年7月更新)の内容です。最新の条件は公式サイトで確認してください
【参考例:10万円を米ドルに両替した場合の手数料比較(2025年12月ごろの例。現在の手数料とは異なる場合があります)】
| 両替場所 | 手数料(目安) |
|---|---|
| Wise(オンライン)※口座内の両替費用。現金で受け取るにはATM手数料等が別途 | 約518円 |
| 大黒屋(実店舗) | 約1,930円 |
| 空港直営 | 約3,250円 |
差額は2,700円以上でした。手数料は金額やレートによって変わるため、あくまで目安です。WiseとRevolutなどデビットカードの違いは、記事末尾の関連記事で比べています。
2位:金券ショップ(大黒屋など)
街中の金券ショップも、銀行や空港に比べてレートが良いことが多い穴場です。「大黒屋」や「伊神切手社」など全国主要都市に店舗があり、特に「ドル」「ユーロ」は扱いが多いため、競争が激しくお得なレートが期待できます。在庫があればその場で両替でき、営業時間も銀行より長く、土日も営業している店舗が多いのが魅力です。
3位:銀行窓口・空港の両替所
最も手軽で安心感がありますが、手数料は相対的に高めです。ただし、銀行窓口での外貨両替は縮小しています。三井住友銀行は各店舗での外貨両替を2022年3月末で終了し(現在はトラベレックスジャパンが担当)、みずほ銀行も窓口での外貨両替を終了しています。銀行窓口での両替を前提にせず、事前に取扱いを確認してください。羽田空港のレート例は次のとおりです。
- 米ドル:158.24円(2025年11月時点)
- ユーロ:187.42円(2025年11月時点)
仲値レート(市場レート)はこれより安いため、銀行や空港では手数料が上乗せされていることがわかります。出発直前で時間がない場合や少額を両替する場合の、最終手段と考えるのがよいでしょう。
海外現地編|アジア通貨はどこで両替するのがお得?
韓国ウォン、台湾ドル、タイバーツなどのアジア通貨は、現地に到着してから両替するのが断然お得です。
| 順位 | 両替場所 | ひとことで |
|---|---|---|
| 🥇 1位 | 市街地の銀行・両替専門店 | レートが良い |
| 🥈 2位 | レートの良い民間両替所 | 観光地で便利 |
| 🥉 3位 | 空港の両替所 | レートは悪いが緊急時に |
1位:市街地の銀行・両替専門店
レートが良いことが多く、正規の窓口として使いやすいのが現地の銀行や両替専門店です。両替後は窓口を離れる前に金額を数え、領収書を保管しましょう。ただし、営業時間が限られていたり、順番待ちがあったりすることもあります。両替の際はパスポートの提示が必須なので、忘れずに持参しましょう。
【タイでの実例(2025年12月)】
| 場所 | レート | 10万円両替時の受取額 |
|---|---|---|
| バンコク市街地の優良両替店 | 1バーツ = 4.866円 | 約20,555バーツ |
| 羽田空港 | 1バーツ = 5.270円 | 約18,976バーツ |
| 差額 | 5%以上の差 | 約1,500バーツ分損 |
2位:レートの良い民間両替所
観光客が多いエリアには、銀行よりもレートが良いことで有名な民間両替所があります。タイなら「SuperRich」などが有名です。事前に「(地名)両替 おすすめ」と調べて、評判のよいお店をチェックしておきましょう。
3位:空港の両替所
現地空港のレートは意外と悪い場合が多いです。イミグレーションを出たら、まず市街地に向かって市内の両替所を探すのがベストです。深夜到着などで市内の両替所が営業していない場合は、空港で最小限だけ両替して、翌日市内で両替し直すのも一つの手です。
❌ 避けるべき場所
- ホテルの両替:非常にレートが悪く、緊急時以外は避けるべきです。
- 路上換金:絶対に利用してはいけません。レートをごまかされたり、偽札トラブルの危険があります。必ず信頼できる店舗で両替しましょう。
配車アプリや残高確認・追加認証には通信環境が便利です。一方、物理カードと暗証番号で行うATM出金・カード決済は、通常、利用者のスマートフォン回線を直接必要としません。サービスごとの認証方法を確認してください。空港で両替所を探す前に、eSIMを入れておくと安心です。
通貨別ガイド|主要旅行先の両替の正解
人気の旅行先ごとに、おすすめの両替方法をまとめました。
| 通貨(国) | 両替場所 | 理由・備考 |
|---|---|---|
| 米ドル(アメリカ) | 日本国内(オンライン、金券ショップ) | 日本での需要が高く、現地での両替は不利になりやすい |
| ユーロ(ヨーロッパ) | 日本国内(金券ショップ、オンライン) | 米ドル同様、日本での両替が有利 |
| 韓国ウォン(韓国) | 現地(明洞の両替所など) | 日本で両替するとレートが非常に悪い |
| 台湾ドル(台湾) | 現地(空港の自動両替機、銀行) | 日本では相場が悪い。空港の自動両替機や銀行が便利 |
| タイバーツ(タイ) | 現地(SuperRich、市中銀行) | 2025年12月の例では、羽田空港で1バーツ=5.270円、バンコク市街地で4.866円 |
現金はいくら必要?キャッシュレスとの使い分け
現代の海外旅行では、クレジットカードやスマホ決済との使い分けが最も賢い方法です。現金が必要になるのは、主に次の場面です。
- 屋台やローカル市場での買い物
- 小額のチップ
- クレジットカードが使えない小規模な店舗や交通機関
滞在日数にもよりますが、まずは1〜2万円程度を両替し、大きな支払いはクレジットカードに任せるのがおすすめです。
現金が足りなくなったら?もう一度両替するより、現地のATMでクレジットカードを使ってキャッシングする方が、手数料が安い場合が多いです。
海外キャッシングの手数料目安
ATM手数料(110円〜220円)+利息(実質年率18%・日割り)。条件はカード会社によって異なります。
海外キャッシングは借入です。利息は旅行日数ではなく、借入翌日から実際の返済日まで発生します。3〜7日分の利息で比較するには、その期間内に繰上返済できることが前提です。ATM手数料等も合算し、両替より安いかを個別に確認してください。例:10万円分を年率18%で借りた場合、利息は3日で約148円、7日で約345円です(ATM手数料などは別にかかります)。
よくある質問
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まとめ|両替の正解を知って、海外旅行をもっとお得に
この記事のポイント
- 日本で両替するのは「米ドル」と「ユーロ」だけ
- 韓国、台湾、タイなどのアジア通貨は現地両替の方が得しやすい
- 最もレートが良いのは「オンライン両替」か「現地の銀行・両替専門店」
- 空港やホテルでの両替は手数料が高め(緊急時のみ)
- 現金は最小限にして、基本はクレジットカードで払う
この知識があるだけで、次の海外旅行で使えるお金が数千円、場合によっては数万円も変わってくるかもしれません。賢く両替して浮いたお金で、現地の美味しいものを食べたり、お土産を買ったりして、旅を満喫してください。
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