バンコクのスワンナプーム国際空港で乗り継ぎ(トランジット)時間があるけど、「この時間、どう過ごしたらいいんだろう…」と悩んでいるそこのあなたへ。
実は、バンコクでのトランジット時間は、工夫次第でタイの魅力を満喫できる貴重なチャンスだってご存知でしたか?
この記事では、スワンナプーム空港でのトランジット時間(3時間~24時間)に合わせて、おすすめの過ごし方をモデルコース形式で具体的にご紹介します。
空港内での過ごし方から、バンコク市内観光、ちょっと足を延ばした遺跡巡りまで、あなたの乗り継ぎ時間にぴったりのプランが見つかるはずです!
- スワンナプーム空港での入国・荷物受け取りにかかる時間の目安
- 空港からバンコク市内へのアクセス方法と所要時間
- 【3時間以内】トランジットの過ごし方モデルコース
- 【6時間以内】トランジットの過ごし方モデルコース
- 【12時間以内】トランジットの過ごし方モデルコース
- 【24時間以内】トランジットの過ごし方モデルコース
この記事を読めば、限られた乗り継ぎ時間でも、バンコクでの時間を最大限に楽しむヒントが得られますよ。
ぜひ、あなたの旅の計画に役立ててくださいね。
バンコク夜中着くような便なら宿泊が必要になります。(空港泊でもできるけど過酷…。)
以下のサイトよりお値打ちな宿を探してみましょう。
まず知っておきたい!バンコク乗り継ぎの基本情報
これからタイのバンコク「スワンナプーム国際空港」での乗り継ぎ時間別に合わせてモデルコースをいくつかご紹介します。
あなたにとってベストなバンコクでの滞在方法がすぐにわかります。
まずはモデルコースをご紹介する前に乗り継ぎ(トランジット)する際に必要な情報をお伝えします。
まず必須なのがこの2点です。
- タイ入国〜荷物受け取りの所要時間(目安)
-
空港からバンコク市内へのアクセスと所要時間
これが分からなくてはあなたはどうすればいいかわかりませんよね。
次の項目で解説します。
タイ入国〜荷物受け取りの所要時間(目安)

まず入国審査から受託荷物受け取りまでの所要時間についてです。
- 預け荷物ありの場合、最低でも60分~120分。
- 預け荷物なしの場合、40分~80分。
ハブ空港のため空港の広さと人の多さは半端ないです。
また空港自体が広いので自分がどのゲートで降ろされるかによって、入国審査場までの移動時間もかかります。
遠いところの場合、端から端まで数十分かかることもあります。
ちなみに先日端から端まで歩いてみたら20分かかりました。(端の空港ラウンジ利用していて、反対端のゲートになったため)
大手キャリアなら遠いゲートにはされないでしょうが、LCCを利用していると遠くのゲートにされる可能性が高いです。
スワンナプーム国際空港からバンコク市内までの電車の所要時間
市内までは「エアーポートレールリンク」という電車でアクセスすることができます。
駅数は8駅で以下の駅名です。
- スワンナプーム国際空港駅(Suvarnabhumi) / 各駅・特急
- ラートクラバン駅(Lat Krabang) / 各駅
- バーンタップチャーン駅(Ban Thap Chang) / 各駅
- フワマーク駅(Hua Mak) / 各駅
- ラムカムヘン駅(Ramkhamhaeng) / 各駅
- マッカサン駅(Makkasan ) / 各駅・特急
- ラーチャプラロップ駅(Ratchaprarop) / 各駅
- パヤータイ駅(Phaya Thai) / 各駅・特急
運行時間、乗車料金、運行間隔、時間は以下の通りです。
City Line(各駅列車)
料金:15~45バーツ(隣駅までは15バーツ、先は一駅ごとに5バーツ加算)
運行時間:06:00-24:00
運行間隔:平日 06:00-10:00 17:00-21:00:10~14分間隔
平日 10:00-17:00:20分間隔
祝休日:20分間隔
Express Line(特急列車)
空港駅⇔パヤータイ駅(SVB-PTH):
片道料金:90バーツ 往復料金:150バーツ(有効期限2週間)
空港駅⇔マッカサン駅(SVB-MAS):
片道料金:90バーツ 往復料金:150バーツ(有効期限2週間)
運行間隔:平日 06:00-07:00 09:00-24:00:30分間隔
平日 07:00-09:00:40分間隔
祝休日:30分間隔
電車の運行時間は、各駅から早朝6時前後から走っていて終電は24時までになります。
意外に走っていますで、電車が動いている時間帯で移動するなら電車がおすすめです。
もし上記時間外の場合は、タクシーなどで市内に出るか空港内にいるのがベストです。
では次に時間別トランジットのモデルコースを紹介します。
【時間別】スワンナプーム空港トランジット おすすめモデルコース
それでは、いよいよトランジット時間別のモデルコースをご紹介します!
ここでの所要時間は、空港での出入国手続きや移動時間も考慮した上での「実際に自由に使える時間」を想定しています。
【トランジット3時間以内】空港内でタイ気分を満喫!ショッピング&グルメ

結論:空港内で過ごすのがベスト!
乗り継ぎ時間が3時間未満の場合、タイに入国して市内へ出るのは現実的ではありません。
空港での手続き(保安検査、出国審査など)にも時間がかかるため、空港内で過ごしましょう。
幸い、スワンナプーム空港は設備が充実しているので、短時間でも十分楽しめます!
スワンナプーム空港にはタイ料理から西洋料理まで、多彩なレストランやカフェが揃っています。
美味しいタイ料理を味わいながら旅の疲れを癒しましょう。
さらに、ショッピング好きの方には空港内のショップがおすすめです。
お店の数もかなり多く見飽きることがないぐらいです。

ちなみにもしプライオリティパスをお持ちの場合は、スワンナプーム空港はプライオリティパスを利用できるラウンジがかなりあります。

またクオリティとしてもかなり高く、レストランで食べる必要のないぐらい料理やアルコールが提供されています。
私はいつも早めに空港に行って、ラウンジを利用して食事や作業をしています。
ちなみにミラクルラウンジはいくつかありますが、ここが1番充実しています。
プライオリティパスがあればさまざまなラウンジをハシゴできるのでそれもおもしろいです。
空港内でショッピングやグルメを堪能 or プライオリティパスで空港内ラウンジ利用
【トランジット6時間以内】サクッと市内へ!バンコクの活気を体感
※今なき映えナイトマーケット
トランジットが6時間あれば、エアポート・レール・リンクを使ってバンコク市内へ足を運ぶことが可能です!
ただし、三大寺院(ワット・ポーなど)をじっくり巡るには少し時間がタイト。
ここでは、電車でのアクセスが良く、短時間でもバンコクの雰囲気を味わえるスポットをいくつかご紹介します。
世界を感じられるTerminal21(ショッピングモール)

おすすめのひとつ目は、アソーク駅近くにあるターミナル21です。
日本人観光客なら絶対行くべき場所でもあります。
買い物もグルメも全て楽しめますが、モール自体がおもしろいモニュメントがたくさんなのでそれを見るのも面白いです。
モールの上には、格安でタイ料理を楽しめるフードコートもあるので非常にお値打ちに美味しいものが食べれます。
ここは地元にも愛され、多くの旅行者も利用しています。
別の記事で紹介しているので良かったら参考にどうぞ。

→バンコク ターミナル21は世界が表現されたショッピングモールへ行ってみた
メガバーンナーショッピングモールで買い物
Mega Bangnaという巨大ショッピングモールで買い物するのもいいでしょう。
しかし噂では1日では回りきれないほどの大きさらしく、6時間だと違う意味で厳しいかもしれません。
BTSウドムスック駅(Udom Suk駅)の3番出口からモール行きの無料シャトルバスが出ているそうです。
ただモール行きの特別なバス停ではなく、通常の路線バスと同じところみたいです。
一応バスにはMega Bangnaという文字が書かれているそうなので、それを目印に行ってみてください。
公共交通機関が近くにないため、初心者には少々ハードルが高いかもしれません。
JODD FAIRS(ジョッドフェア)でナイトマーケットを味わう

MRTラマ9世駅近くに新しいナイトマーケットがオープン。
こちらは先日行ってきましたが、地元のタイ人をはじめ、中国人、韓国人旅行者でかなり賑わっていました。
なんだか東南アジアにいるけど馴染みあるアジアにいる感覚です。(中華街といえばいいのかな?)
新しいだけあって色々な店も入っていて、目移りしてしまいます。
ただナイトマーケットと書いていますが、一応営業時間は11:00〜24:30です。
しかし日中はほとんどの店が占めているため17時以降トランジットがある人ならここにきてもいいかもしれません。
観光客向けのため、少々値段は高めに設定されています。
タイ人からするとかなり高いと言われました。
アンティーク好きならシーナカリン鉄道市場もおすすめ
ナイトマーケットで有名なシーナカリン鉄道市場(Train night market Srinakarin)も外せません。
営業時間が木曜日-日曜日の17時00分~1時00分で時間が限定されます。
そのため営業していない時は候補から自然と外れます。
空港寄りなので、行きやすいことは行きやすいです。
私自身もバンコク中心に滞在することが多くまだ行けていないです。
しかし色々なSNSやインスタの投稿を見ていると、アンティーク品など売られていて楽しそうです。
最近は黄色の路線も開発されたことで以前よりも行きやすくなりました。
ラチャプラソン交差点周辺にあるセントラルワールド・BIG C(スーパーマーケット)

またチットロム駅から徒歩で行く必要はありますが、デパート街でもあるラチャプラソン交差点周辺もおもしろいです。
セントラルワールドやバンコク市内最大のスーパーマーケット「BIG C」があります。
このスーパーマーケットに行けばまずないものはないです。
ばらまき用のお土産もここで買えば安く済みます。
正直ここで買えないものはないぐらい商品は豊富です。
ただし同じ考えで買い物に行く旅行者も多いので、時間帯によってはかなりの人がいます。
また大きな荷物は持ち込み可なので、あらかじめ入店前にサービスカウンターで預ける事が必要です。
セントラルワールド近くまで来たらならピンクのカオマンガイ(ゴーアン カオマンガイ プラトゥーナム)もぜひ!

またこの近くにカオマンガイの有名なお店でもあるピンクのカオマンガイがあります。

なんと200円台で食べれてしまうこのタイ名物料理はぜひとも食べて欲しいです。
合わせて緑のカオマンガイも食べて味比べしよう

そしてもう目と鼻の先に暖簾分けした緑のカオマンガイもあります。
案外こちらは知られていないようですが、最近はSNSやYouTuberを通して観光客にも知られるようになったようです。

こちらも食べていただくとわかりますが、味が若干違います。
2軒合わせて行くと食べ比べもできて楽しいです。
あなたはどっちが好みでしょう?
私は両方とも好きです。(笑)
この2つは正直バンコクに来て、絶対外せないカオマンガイの店です。
- 空港内でショッピングやグルメを堪能 or プライオリティパスでラウンジ利用
【トランジット12時間以内】定番観光スポット巡りも可能に!

結論:三大寺院や人気寺院+αを楽しめる!
12時間あれば、バンコク市内の主要な観光スポットを巡る時間が十分に取れます!
6時間では難しかった三大寺院(ワット・プラケオ、ワット・ポー、ワット・アルン)巡りも可能です。

先ほど6時間滞在では無理と言った三大寺院のワットポー、ワットプラケオ、ワットアルン巡りも可能になります。
寺院を行きたい場合は、以下の方法で行くことは可能です。
エアーポートレールリンクの電車で終点「パヤータイ駅(Phaya Thai) 」まで行き、そこからタクシーを拾う。
もしくはマッカサン駅(Makkasan ) でMRTペチャブリーに乗り換えて、サムヨット駅(Sam yot)から徒歩移動がいいかもしれません。
空港からタクシーを利用することもできますが、バンコクは渋滞でも有名なのでおすすめしません。
また日本のガイドブックにもよく載っている写真映えするワットパクナムも行けます。
別の記事で紹介しているので良かったら参考にどうぞ。
→タイバンコク観光 ワットポー 涅槃像がいる三大寺院のひとつ魅力を解説
→タイバンコク観光 暁の寺ワットアルン 三大寺院のひとつの見所を徹底解説
市内の観光地を回る際は電車、タクシー、トゥクトゥクをうまく利用して、効率よく周りましょう。
特にトゥクトゥクは日本ではなかなか乗れない乗り物1度は乗っておくべきです。
ただしそこまで想像しているよりも快適でもないです。(笑)
また時間はあるので、観光と合わせてタイ式マッサージを受けるのもおすすめです。
市内にはたくさんのマッサージ店があります。
料金やサービスには差があるので事前に確認してお店選びましょう。
観光後にリラックスして身体をほぐして次のフライトに備えるというのもいいでしょう。
三代寺院巡り・タイ式マッサージ+6時間以内で紹介したデパートでのショッピング・グルメ堪能
【トランジット24時間以内】バンコク近郊やディープな体験も!

結論:アユタヤ日帰りや週末マーケットなど、選択肢が広がる!
丸一日近い時間があれば、バンコク市内だけでなく、少し足を延ばした観光も可能です。
選択肢が一気に広がります!
アユタヤ遺跡巡りで有名な遺跡が見れる
バンコクのお隣のテーサバーンナコーン・プラナコーンシーアユッタヤー(通称アユタヤ自治体)の日帰り観光が可能です。
石像の頭が木にめり込んだ写真の場所へ行くことができます。
ただし往復2時間以上はかかるのでそれを考えると、アユタヤ遺跡巡りで結構時間を使ってしまいます。
この地域はかなり広いため、以前行ったことがありますが1日掛かりとなりました。

もしアユタヤ移籍巡りする場合、ツアーを利用するかタクシーをチャーターするのがいいでしょう。
アユタヤは歴史的な遺跡や仏教寺院が豊富でタイの古都の魅力を感じることができます。
バンコクと違い田舎の風景も広がっているので非常に新鮮です。
日本でいうと京都に近い感じです。
日記帳の頃の私の記事です。(笑)
→世界遺産タイのアユタヤ遺跡を巡る「ワット・プラ・マハータート」&「ワットラチャブラナ」を散策してみた
→世界遺産タイのアユタヤ遺跡を巡る 仏像が沢山ワット・ヤイ・チャイ・モンコンへ
→世界遺産タイのアユタヤ遺跡合間のタイフード&最後最終日の夜。翌日日本への帰りへ。
週末にトランジットがあるならチャトチャックウィークエンドマーケットは外せない

またもしあなたが金土日にトランジットする場合は、週末だけ開催されるチャトゥチャックウィークエンドマーケットはぜひ行って欲しいです。
世界最大級の市場でもあり、洋服、アクセサリー、工芸品、食べ物など様々な商品がこの市場に集まっています。
大きさでいうと東京ドーム1個分以上の広さです。
バラエティ豊かな商品を見て回るのは楽しさは日本では体験できません。
実際にバイヤーなども買い付けに来るほどの場所です。
別の記事で紹介しているので良かったら参考にどうぞ。
→世界のバイヤー集結!バンコクチャトチャックマーケットへ買い物にへ行ってみた
この市場ではタイ料理もお値打ちに食べることができ、現地の雰囲気も楽しめます。
アンパワー水上マーケットはローカル感を味わえて良い
また同じく週末限定ですが、もっとローカルを体感したいならアンパワー水上マーケットもありです。
こちらはバンコクから車で往復で3時間ほど時間がかかりますが、ローカル感を味わえてボートに乗ってローカルな景色を見ることができます。
なかなかこのの雰囲気は素敵です。

時間に余裕があるなら、ぜひこの周辺で1泊して欲しいです。
夜はこんな感じでライトアップして幻想的になります。
ちなみにこのアンパワー水上マーケットとバンコク市内の間に、鉄道市場で有名なメークローン鉄道市場(Maeklong railway market)もあります。
線路両脇に店が出ていて、時間になるとその間を電車が通るという日本では体験できない経験ができます。
私もこの前行ってきましたが、めちゃくちゃ面白かったです。
売っているものもローカルなものがあるので見ているだけで楽しいです。
バックパッカーの聖地のカオサンロードもコロナ明けで復活

まだまだタイを味わいたい人は、バックパッカーの聖地と呼ばれているカオサンロードに行ってみるのもありです。
いろんな国の人が集まるのである意味グローバルです。
コロナ中はほとんどの店が閉めてしまい、あんなに活気があった通りがまるで廃墟化したような光景になっていたようです。
しかしコロナ明けの2023年は元の姿に戻っていました。
SNSではパリピ映像がたくさん流れていました。(笑)
好き嫌いを選ぶ通りにはなりそうですが1度経験するのがいいでしょう。
別の記事で紹介しているので良かったら参考にどうぞ。
→カオサンロード バンコクのバックパッカー聖地へカメラ片手に巡ってみた
バンコクからアユタヤ遺跡巡り
週末ならチャトチャックウィークエンドマーケット
アンパワー水上マーケット・メークローン鉄道市場
バックパッカーの聖地カオサンロード
まとめ:バンコクのトランジット時間を有効活用して旅をもっと楽しく!

バンコク・スワンナプーム空港でのトランジット時間を活用するための、時間別モデルコースをご紹介しました。
私自身、バンコクにはトランジットではなく滞在目的で7回訪れていますが、行くたびに新しいお店やスポットができていて、本当に飽きない魅力的な街だと感じています。
乗り継ぎ時間が短いからと諦めずに、少しでもタイの空気に触れてみませんか?
空港内だけでも十分楽しめますし、時間が許せば、活気あふれる市内や歴史的な遺跡まで足を延ばすことも可能です。
特にヨーロッパなどへの長距離フライトの途中、あえてタイ・バンコク経由の便を選んで、トランジット観光を楽しむというのも、旅の選択肢として面白いかもしれませんよ。
ぜひ、あなたのトランジット時間を有効活用して、タイ・バンコクの素敵な魅力を少しでも多く発見してくださいね!