さあいよいよこの旅も大詰め。
さすがに精神的にも肉体的にも疲れが見えていた。
今日はもちろんこの後目的地も行くが最終的には、愛知に戻らなくてはいけません。
ここからのルートはこんな感じ。

約1時間半のライド。
高知県から徳島県へと入ります。
まあこれぐらいもうへっちゃら。さあ向かいます。
※好きな項目へクリックして飛ばし読みもできます。
祖谷のかずら橋 徳島の山奥にある日本三奇橋と呼ばれる秘境の地の橋を渡ってみた
特に道中は何もなく、ひたすら車を走らせます。
こういうときはやっぱ音楽を聴かないとやってられませんよね。
そして急に自然が広がってきたではないですか。
気づいたら秘境地へ向かう最寄りの駐車場に出てきました。
また連休の影響によって、車が長蛇の列になっていました。
駐車場は地上を含め、地下にもあります。
台数はそれなりにありますが、連休になるとあっという間に埋まります。
私はてっきりすぐ近くに駐車場があるかと思いきや全然近くなかった。
秘境地と呼ばれているのだから、当然かと後で思ってしまった。
ちょうど一台空いていたため、そこに停めます。
駐車場の地上階へあがりますと、お土産兼観光案内所が一体化した施設があります。
そこを抜けないとかずら橋へはいけないという仕組みになっています。
とりあえず中は見ずに、目的地へ向かいます。
秘境地までは意外に距離があり、時間にして約10分ぐらい歩きます。
秘境地ということもあり、ある場所を少し山の中です。
道中向かう途中に、レトロバスとすれ違います。
どうやらホテルの送迎バスみたいですが、なんかかわいらしいデザインでした。
徳島の山奥にある日本三奇橋の祖谷のかずら橋はどんなところ?
野生のシラクチカズラで編んだ吊橋です。本当の天然の橋なのです。
日本三奇橋の1つとして任命されるかもしれない橋で、重要有形民俗文化財にも指定されています。
他は山梨県大月市にある「猿橋」、山口県岩国市にある「錦帯橋」、富山県黒部市にある「愛本橋」が本来日本三奇橋とされています。
愛本橋の代わりに、「祖谷のかずら橋」もしくは長野県木曽郡にある「木曽の桟」が入るかもしれないという説がある。
約800年前に源平の戦いに敗れた平家一族が、剣山・平家の婆での訓練へ通うために架設されたと言い伝えられているそうです。
来場者があまりに多いため、3年に1度メンテナンスの為に縄が取り換えるそうです。
その間1か月間は渡れなくなります。
橋の長さは、全長45mで幅2m。川面からの高さは14mとかなり高いです。
敷綱でつながれた横木の間は10センチ程離れていて、踏み外せば靴がはまってしまうこともあるぐらい広いです。
なかなかリスキーな吊橋でもありますが、このようなタイプの橋は滅多にありません。
山道を歩いていくと道が開けて人だかりができています。
そこに見えてきた光景がこちら。

ドーン!かずら橋!
ちょうどもう一つ普通に車などが通れる石橋があり、そこから撮影した写真になります。
ほんと山の中にありますが、自然に囲まれて綺麗です。

拡大して撮ると、こんな感じ。
ほんとに自然で作られた橋ってのが伝わってきます。
ちょうど夏場なので、川に入る子供の姿も後ろに小さく見えます。
かずら橋を渡るために入場のところへ向かいます。
連休中ということもあり、もちろん入場するために案の定長蛇の列です。
どこから入れるんだろうと思うぐらい、並んでいます。
待っている間、友人にこれを買ってきてもらいました。

郷土料理「でこまわし」という料理です。
でこまわしとは、里いもやじゃがいも、こんにゃく、豆腐などを串に刺し、ゆず味噌を塗って焼いた田楽のことらしいです。
甘くてコクのあるゆず味噌が、クセになるおいしさです。
リピートもしたくなるおいしさでした。
お値段もお値打ちで300円。ビールにも飲みたくなります。
もし待ち時間ある方は、食べることは必須料理です。
30分程待ち、ようやく入り口が見えてきます。

漢字で書くと「祖谷の蔓橋」と書くんです。
入り口付近に料金所があり、ここで一人500円払います。
この時まで有料だとは知りませんでした。
維持費と考えて払うことにしました。
実際に祖谷のかずら橋を渡ってみた
お待ちかねの橋を渡っていきます。
渡り初めて早々、下を見るとまさかの状態に。

木と木の間がめちゃくちゃ空いてるではないですか。
ちなみに青色の靴は私の靴です。
あの足位置が一番足の置き場としてはベストです。
普通に足置く場所ミスったら、足が間をすり抜けていきます。
でも大の大人がこんな感じになるなら、子供もやばいだろうなと思ってしまいました。
そして何より私は、あんまり高いところが得意ではありません。
高所恐怖症の方は、渡ることを避けられるのがいいでしょう。
私もこの橋を渡って、寿命が5年縮んだと思われます。
※個人的な感覚です。
私はカメラを持ちつつ、もう片手で橋の淵を持ちながら歩いていました。
するとさっそうと慣れた旅行会社の添乗員の人が、手も使わず走るかのように橋を渡っていきます。
つわものだ。
というより職業癖でしょうか。余裕そうな顔をされていました。
高所恐怖症というのもあり、時間がかかり10分ぐらいかけて無事渡れました。
人も多かったしせかされなかったので、ちょうどよかったです。
かずら橋から駐車場のある建物へ戻ります。
お土産屋を散策してみた
駐車場のある場所へ戻ってきて、お土産を散策。
見ているとこんな商品を発見。

そばアイス!
また変わったアイスだなということで即決で購入。
味は栗アイスのような感じで、美味しかったです。
ここでは徳島のお土産を購入することができます。
なかなかどこで買っていいかわからないことが多いですが、ここならたいていの商品がそろっています。
また小腹が空いたなって方には、フードコートも常設されています。
簡単な物であれば食べることができます。
座席数もだいたい50名ほどは収容できる大きさがありますので、連休中でも人が多くても待てば座ることは可能です。
最終目的地も終わり、いよいよ愛知への帰路へと着くことにします。
祖谷のかずら橋は非常に特殊な高所恐怖症殺しの橋だった
四国を回るなら是非寄って欲しい場所でもあります。
しかし効率よく回る場合、少し道順からし外れる形になります。
お時間余裕があるなら、是非日本三奇橋になるかもしれない橋をみにきてください。
任命されればさらに訪れる観光客のも見込まれますので、今がチャンス。
秘境好き、橋好きの方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。