「古宇利島って、行っても何があるの?」
「ハートロックの駐車場はどこ?無料の場所はある?」
「どれくらい時間を見ておけばいい?美ら海水族館とセットで回れる?」
「レンタカーがないと無理?バスで行ける?」
沖縄本島の北部、今帰仁村(なきじんそん)にある古宇利島(こうりじま)。橋がつながっているので、船に乗らずに車で渡れる離島です。周囲はたった約8km、車なら一周15分ほどで回れてしまいます。
ただし「小さいからすぐ済む」と思って行くと、だいたい駐車場でつまずきます。島の入口は無料で停められるのに、いちばん有名なハートロックだけは民間の有料駐車場しかない——この構造を知らずに行くと、現地でうろうろすることになります。
この記事では、実際に訪れた写真とあわせて、2026年時点の公式情報をもとに、駐車場の無料・有料の使い分け、ハートロックの撮り方、所要時間別の回り方、レンタカーなしで行くバス、そして台風で橋が通行止めになる条件まで整理しました。
✅ この記事でわかること
- 🏝️ 「古宇利島の駅 ソラハシ」無料で停められるのは。ハートロックは有料が基本
- 💴 民間が複数、1回200〜500円ほどハートロックの駐車場はで料金がバラバラな理由
- ✨ 2014年嵐のCMは。よく言われる2009年ではありません
- 📅 古宇利オーシャンタワーの料金・営業時間・自動カート
- 📌 ビーチに監視員は原則いません。沖縄県も遊泳について注意喚起しています
- 🔍 ガーリックシュリンプ・ウニ丼・2026年オープンの新しいカフェ
- 🚗 やんばる急行バスレンタカーなしでも行けるの乗り継ぎ
- 💡 風速25m/sと暴風警報で橋は通行止め。2026年も実際に止まりました
先にこれだけは
橋を渡ってすぐ左の「古宇利島の駅 ソラハシ」に停めてください。駐車場は無料で106台分あります。トイレ・フードコート・観光案内所・レンタサイクルがここに集まっています。ハートロックへはここから車で数分。まずソラハシ、次にハートロック。これだけ決めておけば迷いません。
古宇利島(こうりじま)とは?橋で渡れる「恋の島」

沖縄県国頭郡今帰仁村にある、周囲約8km・直径約2kmの小さな島です。読み方は「こうりじま」。古くは「クイジマ」「フイジマ」とも呼ばれ、沖縄版のアダムとイブ伝説——人類発祥の地とされる言い伝えが残る島で、これが「恋の島」と呼ばれる由来になっています。
本島側とは古宇利大橋でつながっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 古宇利大橋 | 全長1,960m。2005年開通。通行料は無料 |
| つながる先 | 屋我地(やがじ)島 ↔ 古宇利島 |
| ワルミ大橋 | 全長315m・海面から約37m。2010年開通。本島側から屋我地島への近道 |
| 島の周囲 | 約8km(車で一周約15分) |
| 所在地 | 沖縄県国頭郡今帰仁村字古宇利 |
ワルミ大橋ができる2010年より前は、古宇利島へ行くのに大きく迂回する必要がありました。今は本島 → ワルミ大橋 → 屋我地島 → 古宇利大橋 → 古宇利島が最短です。カーナビが古い場合は遠回りのルートを出すことがあるので、目的地は「古宇利島の駅 ソラハシ」で設定するのが確実です。
古宇利島へのアクセス|車・バス・レンタサイクル
車で行く(いちばん現実的)
施設の公式サイトが案内している所要時間は次のとおりです。
- 那覇空港から:約1時間30分〜2時間(沖縄自動車道を許田ICまで利用)
- 沖縄美ら海水族館から:約25分
つまり美ら海水族館とセットで回るのが定番です。那覇から日帰りで往復すると移動だけで4時間近く消えるので、北部で1泊するか、水族館・備瀬のフクギ並木と組み合わせて1日を北部で使い切るほうが疲れません。
レンタカーなしで行く|やんばる急行バス
「古宇利島はレンタカーがないと無理」とよく書かれていますが、バスで行けます。やんばる急行バスが島内まで乗り入れていて、島内に3つのバス停があります。
乗り継ぎはこうなります
【空港線】那覇空港 → 名護 → 記念公園前(美ら海水族館)→ 今帰仁村役場
【三島線】今帰仁村役場 → 運天原 → 古宇利島の駅ソラハシ → トケイ浜・ハートロック → 古宇利オーシャンタワー
乗り換えは今帰仁村役場です。予約制ではなく、バス停で乗ります。
ハートロックとオーシャンタワーにバス停が直結しているのは、レンタカーなし派にとってかなり大きい利点です。ただし空港線は1日11便で、公式も「那覇空港着の飛行機には接続していません」と明記しています。飛行機の到着に合わせて動く前提では組まないでください。運賃と時刻は改定されるので、やんばる急行バスの公式時刻表で当日分を必ず確認してください。
島の中はレンタサイクルでも回れる
古宇利島の駅ソラハシにレンタサイクルがあります。周囲約8kmなので、自転車なら30分〜1時間で一周できます。ただし島内にはアップダウンがあり、夏の日中は日陰がほとんどありません。電動アシストかどうかと、飲み物の確保を先に確認してください。
⚠️ 台風の日、橋は通行止めになります
「橋でつながっているから台風でも大丈夫」——これは誤解です。今帰仁村観光協会が公式に告知しているルールは次のとおりです。
- 風速15m/s以上(歩行者・二輪車は10m/s以上)で通行注意
- 暴風警報が発令され、風速25m/sの風が吹くと、交通規制により通行止め
- 対象は古宇利大橋・ワルミ大橋の両方
2026年も7月(台風9号)と8月(台風18号)に実際に通行止めが実施されました。島に渡れなくなるだけでなく、島にいる側は本島へ戻れなくなります。台風接近時は、沖縄県の橋梁通行止め情報を必ず確認してください。
駐車場はどこが無料?ハートロックだけ有料な理由
古宇利島でいちばんつまずきやすいのがここです。結論から言うと、島の入口は無料、ハートロックは有料です。
| 場所 | 料金 | 台数・メモ |
|---|---|---|
| 古宇利島の駅ソラハシ (橋のたもと・古宇利ビーチ) | 無料 | 第1:普通31台/第2:普通75台。夏は第2のほうが空いています |
| 古宇利大橋南詰展望所 (屋我地島側) | 無料 | 橋を渡る前の撮影スポット。橋の全景が撮れます |
| ハートロック(ティーヌ浜) | 1回200〜500円ほど | 民間が複数運営。料金は店ごとに違い、変動します |
| 古宇利オーシャンタワー | 施設利用者用 | 200台+バス10台 |
| トケイ浜 | 無料 | 7台ほどと小さめ |
なぜハートロックだけ料金がバラバラなのか
これには経緯があります。2014年に嵐のCMで一気に有名になったあと、押し寄せる車を地元の人が自分の土地で受け止めたのが始まりでした。当初は1台500円で、1日の売上が30万円になる日もあったといいます。その後参入する業者が増えて値下げ競争になり、一時は1台100円まで下がりました。
つまり行政が整備した駐車場ではなく、民間が個別に運営しているため、今も料金がそろっていません。ネットで見た金額をあてにせず、現地の看板を見て決めてください。店舗での買い物とセットで無料になるところもあります。
島の起点になる「古宇利島の駅 ソラハシ」
橋を渡ってすぐ左手にある施設です。「道の駅」と書かれていることがありますが、正式名称は「古宇利島の駅 ソラハシ」——国土交通省が登録する道の駅ではありません。カーナビで「道の駅」を探すと出てこないことがあるので注意してください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 営業時間 | 9:00〜19:00(店舗により異なります) |
| 定休日 | 年中無休 |
| 駐車場 | 無料(第1・第2あわせて普通車106台) |
| 施設 | フードコート約100席/観光案内所/レンタサイクル/ミルク用のお湯提供 |
| オープン | 2022年4月(村の観光拠点施設としてリニューアル) |
フードコートに約100席あるので、島で食事に困ったらここに戻れば解決します。沖縄食堂、フルーツ、ジェラート、シーフードなど複数のテナントが入っていますが、テナントごとに営業時間と定休日が違います。目当ての店がある場合は公式サイトで確認してから行ってください。
古宇利島は日帰りだと移動で疲れやすいので、北部の海の体験や、水族館・備瀬と組み合わせる1日プランを先に押さえておくと動きやすくなります。
ハートロック(ティーヌ浜)|嵐のCMの場所と撮影のコツ

島の北側にあるティーヌ浜という浜に、ハートの形に見える2つの岩があります。「ハートロック」は正式な地名ではなく、この岩の通称です。波の侵食で岩の付け根が削れ、偶然この形になりました。
嵐のCMは2014年。2009年ではありません
ここをよく間違えて書いている記事があります。正しくはJAL「先得」の「ニッポンを見つけよう。」シリーズ、「きれいな海」篇。2014年2月にオンエアが始まりました。嵐の5人が沖縄を旅してハートロックで記念写真を撮る、という内容です。
このCMのインパクトは相当なもので、橋の開通後は年間7〜8万人だった観光客が、CM後には年間80万人規模まで増えたと報じられています。放映直後は1日600台の車が流入し、事故やトイレ不足が問題になったほどでした。今の駐車場事情は、その名残です。
撮影のコツ
- 駐車場から浜まで徒歩約5分。どの駐車場を使ってもだいたい同じです
- 干潮のほうがきれいに撮れます。満潮時は岩の根元が海水に隠れ、ハートの形が崩れて見えます。※「満潮だと近づけない」という意味ではありません
- 朝は人が少なく、落ち着いて撮れます。夕方はサンセットスポットとして人気で、そのぶん混みます
- 浜へ下りる道は舗装されていません。サンダルよりスニーカーのほうが安心です
- ティーヌ浜には売店もシャワーもありません。飲み物は先に買っておいてください
古宇利オーシャンタワー|料金・営業時間・自動カート

島の高台にある海抜82mの展望施設です。入口から展望タワーまで自動カートで約8分、音声ガイドを聞きながら庭園の中を登っていきます。この島でいちばん高い場所から、古宇利大橋を上から見下ろせるのがここです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 営業時間 | 10:00〜18:00(最終入園17:30)/レストラン11:00〜18:00 |
| 定休日 | 年中無休(荒天時は臨時休園) |
| 大人(16歳以上) | 1,000円 |
| 小人(6〜15歳) | 500円 |
| 6歳未満 | 無料 |
| 駐車場 | 200台+バス専用10台 |
注意点が1つ。中高生という区分が廃止されていて、16歳以上は大人料金です。高校生の子ども連れは予算に入れておいてください。1階は古宇利島の資料館、2・3階が屋内展望フロア、屋上がオーシャンデッキという構成です。
なお2026年8月は台風18号で臨時休園し、8月27日に営業を再開しました。台風シーズンは、行く前に公式サイトのお知らせを見るクセをつけておくと確実です。
古宇利島のビーチで泳ぐ前に|監視員は原則いません
ここはきれいごとを書きません。古宇利島のビーチは、管理された海水浴場ではありません。沖縄県の公式観光サイトも、古宇利ビーチについてはっきりこう注意喚起しています。
沖縄県公式の注意
「監視員のいない期間の遊泳はお控えください。」
「クラゲ防止ネットの有無など、現地の状況をご確認の上、ご利用の際は安全にご注意ください。」
| ビーチ | 特徴 | 設備 |
|---|---|---|
| 古宇利ビーチ (橋のたもと) | 遠浅で家族向け。いちばん人が多い | シャワー(有料)・更衣室・トイレあり。駐車場無料 |
| トケイ浜 | 自然のまま。ポットホール(甌穴)で知られる | 無料駐車場7台。遊泳エリアの設定なし・監視員なし |
| チグヌ浜 | 伝説の洞穴がある浜。リーフが深い | 専用駐車場なし・設備なし・監視員なし |
| ティーヌ浜 | ハートロックの浜。泳ぐ場所ではありません | 売店・シャワーなし。駐車場は有料 |
遊泳できる時期はおおむね4月下旬〜10月下旬とされますが、情報源によって幅があり、公式に「この期間」と決められているわけではありません。トケイ浜とチグヌ浜は潮の流れが速い場所があり、リーフの外は急に深くなります。子ども連れで泳ぐ場合も、古宇利ビーチという理由だけで安全とは判断せず、監視員・遊泳区域・クラゲ防止ネット・当日の海況を確認してください。監視員がいない場合は遊泳を控えましょう。
古宇利島のグルメ|ガーリックシュリンプ・ウニ丼・新しいカフェ
KOURI SHRIMP(ガーリックシュリンプ)
島を代表する名物です。もとは「ShrimpWagon(シュリンプワゴン)」という名前のフードトラックで、2014年の創業。台湾からの観光客の間では「蝦蝦飯(シャアシャアファン)」の愛称で親しまれていて、台湾のブログでこの名前を見かけることがあります。「蝦蝦飯」という別の店があるわけではありません。
営業は11:00〜16:00・不定休とされていますが、台風による臨時休業や営業時間の変更が多い店です。公式サイトとSNSで当日の状況を確認してから向かってください。
ウニ丼は「夏限定」。ただし古宇利島産とは限りません
古宇利島といえばウニ丼、というイメージがありますが、古宇利島のウニは乱獲で激減し、禁漁になる年が多くなっています。そのため、店で出されるウニは沖縄県内の別の産地や北海道産であることが珍しくありません。
「夏に古宇利島でウニ丼を食べる」という体験としては成立しますが、「古宇利島産のウニを食べに行く」つもりだと期待がズレます。提供はおおむね7月以降の夏季限定で、店によって扱いが違います。ウニ丼で有名な「しらさ食堂」は10:00〜17:00・木曜定休とされていますが、公式の発信が見当たらないため、行く前に電話で確認するのが確実です。
2026年4月オープン|古宇利島パリッティ
島に新しくできた絶景カフェです。2026年4月10日オープン、営業時間は8:00〜16:00。造園職人が庭を設計したという店で、朝8時から開いているのが大きな利点です。古宇利島は朝に開いている店が少ないので、早い時間に島へ入る人の選択肢になります。名物は古宇利島ブリュレ、シークワーサーブリュレ、紅芋ブリュレなど。
とりあえず食べたいなら
店が閉まっていた、行列だった、という事態に備えて、最後はソラハシのフードコートに戻れば何か食べられると覚えておいてください。約100席あるので、島の中では最も回転が読みやすい場所です。
所要時間別|古宇利島の回り方

| 使える時間 | 回り方 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 1時間 | 南詰展望所で橋を撮る → 橋を渡る → ソラハシで休憩 → 古宇利ビーチを見る | 美ら海水族館のついでに寄る人 |
| 2〜3時間 | 上記+ハートロック+ガーリックシュリンプかカフェ | いちばん多い定番。まずこれ |
| 半日(4〜5時間) | 上記+古宇利オーシャンタワー+トケイ浜 | 島をひととおり見たい人 |
| 1日 | 上記+海水浴・マリンアクティビティ+夕方のサンセット | 北部に泊まる人 |
車で一周するだけなら約15分です。つまり「移動」ではなく「どこで降りて、何をするか」で時間が決まります。迷ったら2〜3時間を確保してください。1時間だと、ハートロックまで行って戻るだけで終わります。
古宇利島のよくある質問
まとめ|古宇利島は「駐車場を先に決める島」
この記事のポイント
- 無料で停めるなら「古宇利島の駅 ソラハシ」(106台)か古宇利大橋南詰展望所
- ハートロックだけは民間の有料駐車場。1回200〜500円ほどで料金はバラバラ
- 嵐のCMは2014年2月のJAL先得。2009年ではありません
- ハートロックは干潮のほうがきれいに撮れる。朝は空いていて、夕方は混みます
- オーシャンタワーは大人1,000円・小人500円・6歳未満無料、10:00〜18:00
- ビーチに監視員は原則いません。子ども連れは古宇利ビーチを選んでください
- ウニ丼は夏限定。ただし古宇利島産とは限りません
- バスで行けます。ただし今帰仁村役場乗り換え・1日11便・飛行機とは接続なし
- 暴風警報+風速25m/sで橋は通行止め。2026年も実際に止まりました
- 迷ったら2〜3時間を確保。1時間だとハートロック往復で終わります
「恋人の聖地」という看板に少し気後れして行きましたが、実際に立ってみると、そんなことはどうでもよくなるくらい海がきれいでした。カップルでなくても、友人同士でも家族でも、行く価値のある島です。やることは1つだけ——先に停める場所を決めてから、橋を渡ってください。
📚 あわせて読みたい
古宇利島とセットで回れる、沖縄北部の記事です。













