「アゼルバイジャンは本当にビザなしで行ける?」
「日本からどう行く?治安や旅行費用はどのくらい?」
「バクー、シェキ、VIVANTのロケ地を何日で回れる?」
アゼルバイジャンは、カスピ海に面した首都バクー、シルクロードの面影が残るシェキ、赤白の地層が続くキャンディケイン・マウンテンなど、旧市街・近代建築・自然景観を一度に楽しめる国です。『VIVANT』シーズン2の海外ロケ地としても注目されています。
日本国旅券を持つ人は、2026年7月1日から2027年7月1日まで、期間中3回・1回30日以内ならビザなしで入国できます。ただし、日本から直行便がないこと、15日以上の滞在には滞在登録が必要なこと、アルメニア国境など渡航してはいけない地域があることは、予約前に理解しておく必要があります。
この記事では、ビザ・入国条件、日本からの行き方、治安、費用、両替・カード、通信、服装、観光日数、VIVANTロケ地まで、初めてのアゼルバイジャン旅行に必要な情報をまとめます。
この記事でわかること
- 先に結論|初めてのアゼルバイジャン旅行はこう計画する
- アゼルバイジャン基本情報|時差・通貨・言語
- アゼルバイジャンのビザ免除|2027年7月1日まで
- 日本からアゼルバイジャンへの行き方|直行便はない
- バクー空港から市内への移動
- アゼルバイジャンの治安|バクーと国境地域は分けて考える
- アゼルバイジャン旅行の費用|5泊6日でいくら?
- 通貨・両替・クレジットカード
- 通信・持ち物|SIM、変換プラグ、翻訳
- ベストシーズンと服装|春・秋が歩きやすい
- 初めて行きたい観光スポット
- アゼルバイジャン5泊6日モデルコース
- VIVANTシーズン2のアゼルバイジャンロケ地
- バクーのホテルはどのエリアが便利?
- アゼルバイジャン旅行のQ&A
- まとめ|ビザ免除でも安全情報と旅程確認は必要
先に結論|初めてのアゼルバイジャン旅行はこう計画する
アゼルバイジャン基本情報|時差・通貨・言語
| 首都 | バクー |
|---|---|
| 通貨 | アゼルバイジャン・マナト(AZN)。1米ドル=1.70AZNが目安 |
| 時差 | 日本より5時間遅い(日本が正午ならバクーは7時) |
| 言語 | 公用語はアゼルバイジャン語。バクーでは英語・ロシア語が通じる場面も多い |
| 宗教 | イスラム教徒が多数だが、国は世俗国家 |
| 電源 | 220V、主にC・Fタイプ。日本のAタイプには変換プラグが必要 |
| 緊急番号 | 消防101、警察102、救急103 |
アゼルバイジャンのビザ免除|2027年7月1日まで
アゼルバイジャン政府は、日本国旅券所持者に対して期間限定の査証免除措置を実施しています。対象期間は2026年7月1日から2027年7月1日です。
| 条件 | 必要な手続き |
|---|---|
| 期間中1~3回目、各30日以内 | ビザ不要 |
| 期間中4回目以降、30日以内 | アライバルビザ、e-Visa、大使館申請のいずれか |
| 1回30日を超える滞在 | e-Visa・アライバルビザでは対応不可。事前に大使館へ適切なビザを申請 |
| 2027年7月1日より後に入国 | その時点の制度に従いビザを取得 |
15日以上滞在する場合は「滞在登録」が別に必要
ビザが不要でも、15日以上滞在する人は入国後速やかに宿泊施設または移民局で滞在登録を行います。ホテルが手続きする場合も、チェックイン時に登録されるか確認してください。未登録では出国時に罰金が科される可能性があります。
パスポート残存期間は余裕を持って6か月以上
査証免除の対象は有効な日本国旅券です。残存期間が短いと航空会社や入国手続きで問題になる可能性があるため、6か月未満なら更新・大使館への確認を優先してください。
日本からアゼルバイジャンへの行き方|直行便はない
日本からバクーのヘイダル・アリエフ国際空港への定期直行便はなく、乗り継ぎが必要です。航空券を1冊で発券できる旅程を選ぶと、遅延時の振替や預け荷物の扱いがわかりやすくなります。
| 経由地 | 特徴 | 確認点 |
|---|---|---|
| イスタンブール | 東京からバクーまで同一航空会社で組みやすい | 乗り継ぎ時間、空港内の移動距離 |
| ドーハ | 中東経由で乗り継げる代表的なルート | 曜日による接続、深夜乗り継ぎ |
| ドバイ | ドバイからバクーはflydubaiなどを利用 | 別切りか通し発券か、荷物の再預け |
| 中央アジア・中国 | 日程によって安い組み合わせが見つかることがある | 運航曜日、乗り継ぎビザ、欠航時の保護 |
総所要時間はおおむね17~25時間ですが、接続次第で30時間を超えます。航空券は通常期でも往復18万~35万円程度、夏休み・年末年始などは30万~45万円以上になる場合があります。
安さだけで選ばない方がよい旅程
別々に購入した航空券で乗り継ぎ時間が短い、預け荷物を一度受け取る必要がある、夜中に空港が変わる旅程です。乗り遅れ時の再購入リスクまで含めると、通し発券の方が結果的に安心です。
バクー空港から市内への移動
| 移動手段 | 所要時間 | 向いている人 |
|---|---|---|
| AeroExpress | 約30分 | 28 May駅周辺へ安く移動したい。BakıKART利用で1.30AZN |
| 配車アプリ | 約25~40分 | 荷物が多い、旧市街やホテルへ直接向かいたい |
| ホテル送迎 | 約25~40分 | 深夜到着、初海外、一人旅で到着時の不安を減らしたい |
AeroExpressは空港ターミナル1・2と28 May駅を結びます。通常は日中20分間隔、深夜帯45分間隔ですが、運行時刻は出発前に空港公式サイトで確認してください。
アゼルバイジャンの治安|バクーと国境地域は分けて考える
外務省は、首都バクーを含む通常地域を危険レベル1「十分注意してください」としています。一方、アルメニアとの国境地帯はレベル4、ナゴルノ・カラバフと周辺の一部はレベル3など、観光で近づくべきではない地域があります。
| 地域 | 危険レベル | 旅行者の判断 |
|---|---|---|
| バクー、シェキなど指定地域外 | レベル1 | 基本的な防犯対策をして旅行可能 |
| 旧紛争地域の一部 | レベル2・3 | 観光ルートへ入れず、最新の指定範囲を確認 |
| アルメニアとの国境地帯 | レベル4 | 渡航しない |
バクーで注意したいこと
- 混雑した旧市街、公共交通、レストランでスマートフォンや財布を放置しない
- 空港では客引きの車へ乗らず、配車アプリ・正規タクシー・ホテル送迎を使う
- 夜間は人通りの少ない路地や海岸から離れた暗い場所を一人で歩かない
- 道路横断時は信号だけに頼らず、急な車線変更や停止しない車に注意する
- 流しの車と料金交渉をする場合は、乗車前に総額と通貨を確認する
撮影禁止・許可が必要な場所
国境、軍・政府関係施設、石油関連施設は撮影しないでください。バクー地下鉄も、運営者の許可を得ない写真・動画撮影を禁止しています。ロケ地巡りでも駅構内や車内でカメラを出さない方が安全です。
アゼルバイジャン旅行の費用|5泊6日でいくら?
旅行費用で最も差が出るのは航空券と郊外移動です。バクーだけなら現地費用を抑えやすい一方、シェキ泊やキャンディケイン・マウンテンへの専用車を加えると総額が上がります。
| 費用項目 | 節約型 | 標準型 | 差が出る理由 |
|---|---|---|---|
| 往復航空券 | 18万~24万円 | 24万~35万円 | 出発月、乗り継ぎ、購入時期 |
| ホテル5泊 | 3万~5万円 | 5万~9万円 | 旧市街内、朝食、1人部屋 |
| 食事 | 1.5万~2.5万円 | 2.5万~4万円 | ホテルレストラン、酒類 |
| 市内交通・空港 | 5,000~1万円 | 1万~2万円 | バス中心か配車中心か |
| 郊外・シェキ | 2万~4万円 | 4万~8万円 | 混載ツアー、専用車、宿泊 |
| 合計 | 約25万~34万円 | 約34万~50万円 | 保険・通信・買い物は別枠 |
大人2人なら、ホテル代を共有できる
2人1室ならホテル代と専用車代を分けられるため、2人合計はおおむね50万~85万円が目安です。一人旅は同じ部屋・車を一人で負担するため、1人当たりの現地費用が上がります。
通貨・両替・クレジットカード
通貨はアゼルバイジャン・マナト(AZN)です。米ドルに対しておおむね1USD=1.70AZNで推移していますが、日本円換算額は円相場で変わります。
バクー・主要都市
ホテル、レストラン、スーパーではVisa・Mastercardを使いやすく、ATMも見つけやすいです。
地方・市場・少額決済
現金が必要な場面があります。高額紙幣だけでなく、少額紙幣と硬貨を用意してください。
日本円を直接両替できる場所は限られるため、米ドルまたはユーロを持参する方法と、現地ATMからマナトを引き出す方法を併用すると安心です。海外キャッシングの手数料・暗証番号も出発前に確認します。
通信・持ち物|SIM、変換プラグ、翻訳
| 必要なもの | 準備のポイント |
|---|---|
| eSIM・現地SIM | 配車アプリと地図のため、空港到着時から通信できる状態にする |
| C・Fタイプ変換プラグ | スマートフォン充電器が220V対応かも確認 |
| オフライン地図 | バクー旧市街とシェキを事前保存 |
| 翻訳アプリ | アゼルバイジャン語・ロシア語をダウンロード |
| 海外旅行保険 | 治療・救援、携行品、航空機遅延を確認 |
ベストシーズンと服装|春・秋が歩きやすい
バクーは「風の街」と呼ばれ、気温だけで服装を決めると寒く感じることがあります。旧市街は石畳と坂があるため、季節を問わず滑りにくい靴が必要です。
| 季節 | 旅行しやすさ | 服装・注意 |
|---|---|---|
| 春 4~5月 | おすすめ | 薄手の上着、防風ジャケット。郊外は朝晩冷える |
| 夏 6~8月 | 暑さ対策 | 帽子、日焼け止め、水分。日陰の少ない郊外は暑い |
| 秋 9~10月 | おすすめ | 重ね着しやすい服。シェキの山間部はバクーより冷える |
| 冬 11~3月 | 防寒必須 | 防風性のあるコート、手袋。道路・交通の乱れも考慮 |
モスクを訪れる日は、肩や膝が出ない服を選びます。女性は髪を覆うスカーフを1枚持つと、その場の案内に対応しやすくなります。
初めて行きたい観光スポット
バクー旧市街|初日に歩きたい世界遺産
城壁内に乙女の塔、シルヴァンシャー宮殿、モスク、隊商宿、石造りの路地が集まります。徒歩半日~1日が目安。坂と石畳があるため歩きやすい靴が必要です。
おすすめ滞在:旧市街またはFountain Square周辺に2~3泊
キャンディケイン・マウンテン|赤白の地層
バクー北西の郊外にある縞模様の山肌。公共交通だけでは組みにくいため、クバ方面のツアーや専用車で訪れます。真夏は日陰が少なく、飲料水と帽子が必須です。
必要時間:バクー発の日帰り枠
シェキ歴史地区|1泊して巡る世界遺産
ハーン宮殿、キャラバンサライ、伝統家屋が残る山間の町です。バクーから日帰りすると移動が長いため、1泊して歴史地区を歩く方が満足度は高くなります。
必要時間:移動を含め1泊2日
ゴブスタン・泥火山|バクー郊外の定番
世界遺産の岩絵と、乾いた大地に点在する泥火山を組み合わせる半日~1日ツアーが定番。道路状況により4WDへ乗り換える商品もあるため、含まれる車両と入場料を確認します。
必要時間:半日~1日
アゼルバイジャン5泊6日モデルコース
VIVANTロケ地と世界遺産を両立するなら、バクー3泊+シェキ1泊を軸にし、到着・帰国日を加えた5泊6日が最低ラインです。
| 日 | 行程 | 宿泊 |
|---|---|---|
| 1日目 | バクー到着。空港からホテルへ移動し、無理をせず周辺散策 | バクー |
| 2日目 | 旧市街、シルヴァンシャー宮殿、乙女の塔、カスピ海沿い | バクー |
| 3日目 | キャンディケイン・マウンテン方面、またはゴブスタン・泥火山 | バクー |
| 4日目 | シェキへ移動。歴史地区、キャラバンサライを散策 | シェキ |
| 5日目 | ハーン宮殿を見学し、バクーへ戻る | バクー |
| 6日目 | フレイムタワー周辺や買い物後、空港へ | 機中 |
6日間でも「すべて」は回れない
キャンディケイン方面、ゴブスタン、シェキは方向が異なります。第3日をどちらかに絞るか、7~8日へ延ばしてください。飛行機の到着時刻が遅い場合も予備日が必要です。
撮影場面との対応や、タイ・国内を含む全ロケ地は総合ガイドで確認できます。
VIVANTシーズン2のアゼルバイジャンロケ地
一般観光とVIVANTロケ地巡りを同じ旅程へ入れやすいのが、アゼルバイジャン旅行の特徴です。ただし、劇中の施設内部にはセットや撮影演出もあり、映像とまったく同じ空間をすべて見学できるわけではありません。
| 場所 | 旅行での回り方 | 目安 |
|---|---|---|
| バクー旧市街 | 徒歩で巡れる。世界遺産観光と同時に回る | 半日~1日 |
| シェキ歴史地区 | キャラバンサライ、ハーン宮殿と町並みを1泊で巡る | 1泊2日 |
| ジュマ・モスク周辺 | 個人移動より現地ガイド・専用車が組みやすい | 日帰り枠 |
| キャンディケイン・マウンテン | クバ方面のツアー・専用車を利用 | 日帰り |
| ヘイダル・アリエフ国際空港 | 到着・出発時に利用。保安区域で撮影しない | 移動時 |
アゼルバイジャンで撮影された場面の伏線や人物関係は、最新話考察で整理しています。
バクーのホテルはどのエリアが便利?
| エリア | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|
| 旧市街 | 朝夕の町並み、世界遺産を徒歩で楽しみたい | 石畳、坂、車が入りにくい宿がある |
| Fountain Square・Nizami通り | 食事、買い物、初めてのバクー | 週末は夜までにぎやかな場所がある |
| 28 May駅周辺 | 空港バス、鉄道、地方移動を重視 | 旧市街までは地下鉄・タクシー移動 |
アゼルバイジャン旅行のQ&A
まとめ|ビザ免除でも安全情報と旅程確認は必要
- 日本国旅券は2027年7月1日まで、期間中3回・各30日以内ならビザ免除
- 15日以上の滞在ではホテルまたは移民局で滞在登録が必要
- 日本からバクーへの直行便はなく、総移動時間は17~25時間が目安
- 5泊6日の予算は1人約28万~48万円を中心に考える
- バクーはレベル1、アルメニア国境はレベル4で渡航しない
- バクー地下鉄、軍・政府・石油関連施設を無断撮影しない
- バクーだけなら3泊4日、シェキと郊外までなら5泊6日以上
- VIVANTロケ地を効率よく巡るなら現地ツアー・専用車を組み合わせる
ビザ免除で入国手続きは簡単になりましたが、航空券、危険地域、地方移動まで簡単になったわけではありません。まずバクーを中心に日程を組み、シェキと郊外観光を一つずつ足すと、移動ばかりにならずアゼルバイジャンらしい景色を楽しめます。











