「マカオ空港に荷物を預けられる場所はある?」
「フェリーで香港から日帰り。スーツケースはどこに置く?」
「深夜便まで時間がある。24時間使えるところは?」
「セナド広場や世界遺産を回りたいけど、荷物が重い」
マカオは、香港からの日帰り、乗り継ぎ、カジノホテルの前泊・後泊など、荷物を持ったまま移動する時間が長くなりやすい場所です。世界遺産の多くは坂道と石畳で、スーツケースを引いて歩くと想像以上に体力を使います。
先に、いちばん大事なことを1つ
マカオで荷物を預ける場所は、同じ市内でも料金が3倍違います。そして、いちばん安いのは空港です。
「空港は高い」と思われがちですが、マカオは逆です。空港を経由する日程なら、預ける場所は空港が第一候補になります。
この記事でわかること
- マカオ国際空港の荷物預かり
場所・24時間営業・料金・サイズ・受け取り方まで、公式情報で整理します。 - 8時間を超えると自動的に安くなる仕組み
公式の料金ルールを知らないと損をします。計算の考え方を説明します。 - フェリーターミナルの荷物預かり
外港・タイパ・香港側(上環)の3か所。料金と場所を比較します。 - 香港マカオ周遊での使い分け
日帰り・乗り継ぎ・前泊後泊で、どこに預けるのが正解かが変わります。 - 預ける前に知っておく注意点
セキュリティ検査、保管証明書、貴重品の扱い、60日ルールまで。
この記事の日本円の目安について
計算しやすいように1マカオパタカ(MOP)=約20円で日本円を併記しています。MOP10は約200円、MOP80は約1,600円です。実際の請求額は為替、カード会社のレート、現地手数料で変わります。なおマカオでは香港ドルもほぼ同じ価値でそのまま使えますが、支払い時の表示はパタカです。
マカオ国際空港の荷物預かり(Left Luggage)
マカオ国際空港には、有人の手荷物一時預かりサービスがあります。空港公式サイトに料金と条件が明記されている、いちばん確実な選択肢です。
📍 基本情報(マカオ国際空港 公式)
- 場所:客運大樓(旅客ターミナル)の出発階・非制限エリア(Departure Level, Landside)
- 営業時間:24時間
- 料金:1個あたり 1時間 MOP 10(約200円)/24時間 MOP 80(約1,600円)
- 時間の数え方:1時間未満も1時間として計算されます
- 受け取り:預けたときの保管証明書の提示が必要です
- セキュリティ:預ける前に荷物のセキュリティ検査があります
「出発階の非制限エリア」というのが大事なポイントです。保安検査を通る前のエリアにあるので、これから市内へ出る人も、市内から戻ってきた人も使えます。出国手続きを済ませてしまうと戻れないので、預けるのも受け取るのも保安検査を通る前に済ませてください。
いちばんやりがちな失敗:荷物を預けたまま出国審査・保安検査を通ってしまうこと。制限エリアに入ると預かり所へは戻れません。フライト前は「受け取ってから保安検査」の順番を必ず守ってください。
8時間を超えたら、自動的に1日料金になります
ここは公式ページの英語を読まないと分からない部分なので、先に説明しておきます。
空港の公式サイトには、「24時間以内であれば、時間料金と日料金のうち安い方が適用される」と書かれています。つまり、時間料金がどんどん積み上がることはありません。
| 預ける時間 | 時間料金で計算すると | 実際に支払う額 |
|---|---|---|
| 2時間 | MOP 20 | MOP 20(約400円) |
| 5時間 | MOP 50 | MOP 50(約1,000円) |
| 8時間 | MOP 80 | MOP 80(約1,600円) |
| 12時間 | MOP 120 | MOP 80(約1,600円) |
| 20時間 | MOP 200 | MOP 80(約1,600円) |
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覚え方は簡単です。「8時間を超えたら、あとは何時間預けても同じ値段(MOP 80)」。深夜便まで丸一日空いている人でも、上限は1個1,600円ほどです。
なお、これは24時間ごとの考え方です。2日にまたがる場合は日数分かかると考えてください。長期で預けたい場合は、金額と条件を現地で確認しましょう。
箱・ラッピングなどの追加サービス
預かりカウンターでは、荷物を保護するためのサービスも扱っています。お土産が増えて荷物が入りきらないときや、スーツケースの汚れ・破損が心配なときに使えます。
| サービス | 料金 | サイズ・単位 |
|---|---|---|
| 小さい段ボール箱 | MOP 20(約400円) | 30.5 × 30.5 × 30.5cm |
| 大きい段ボール箱 | MOP 30(約600円) | 30.5 × 30.5 × 45.7cm |
| バンド留め | MOP 10(約200円) | 1本あたり |
| ラッピング(フィルム梱包) | MOP 50(約1,000円) | 1個あたり |
| 気泡緩衝材(プチプチ) | MOP 10(約200円) | 100 × 50cm・1枚 |
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マカオはエッグタルトやアーモンドクッキーなど、割れやすいお土産が多い場所です。手荷物に入りきらない分を箱に詰めて預け荷物にする、という使い方ができます。
フェリーターミナルの荷物預かり(外港・タイパ・香港側)
香港からフェリーで来る場合は、フェリーターミナルにも荷物預かりがあります。ただし空港より割高です。
📍 TurboJET(噴射飛航)の荷物預かり
- マカオ側:1個1時間 MOP 30(約600円)
- 場所:外港フェリーターミナル2階/氹仔(タイパ)フェリーターミナルの行李服務部
- 香港側:上環・信德中心(Shun Tak Centre)のサービスセンター。最初の5時間で HK$50、営業時間 07:00〜22:30
※マカオ側の営業時間は公式ページに明記が見つかりませんでした。利用予定がある場合は現地の案内表示で確認してください。
3時間預けるとマカオ側は MOP 90(約1,800円)。空港なら同じ3時間で MOP 30(約600円)、丸一日預けても MOP 80 です。フェリーで着いて空港から帰る日程なら、フェリーターミナルではなく空港で預けた方が安く済みます。
フェリーの預け荷物の超過料金にも注意
荷物預かりとは別に、フェリー自体の預け荷物にも料金がかかります。TurboJET公式では、手荷物1個は無料、それを超える預け荷物は2025年6月1日から次の料金です。
- 20kg以下:HK$/MOP 35
- 20〜30kg:HK$/MOP 45
- 30〜40kg:HK$/MOP 55
3か所の料金比較|どこに預けるのが安いか
| 場所 | 1時間 | 3時間 | 1日 | 営業時間 |
|---|---|---|---|---|
| マカオ国際空港 | MOP 10 | MOP 30 | MOP 80 | 24時間 |
| 外港・タイパ フェリーターミナル | MOP 30 | MOP 90 | 現地確認 | 現地確認 |
| 香港・上環(信德中心) | 5時間まで HK$50 | 現地確認 | 07:00〜22:30 | |
← 横にスクロールできます / 料金は公式表示。改定される場合があります
市内のコインロッカーは期待しすぎない
「セナド広場の近くにコインロッカーはありますか」という質問がよくありますが、マカオの街なかには、日本の駅のような無人コインロッカーが並んでいる場所はほとんどありません。
マカオ市政署(IAM)は市内11か所の公園・休憩ゾーンにコインロッカーを設置したと報じられています。内訳はマカオ半島5か所、タイパ5か所、コロアン1か所です。
公園のロッカーを使う場合の条件
- 料金は1時間あたり1〜4パタカ(約20〜80円)。サイズは4種類
- 支払いは現金のほか、マカオパス、Mペイ、WeChat Pay、Alipay
- 利用に携帯電話番号が必要です。SMSでパスワードが届く仕組みのため、現地で使える番号がないと開けられません
安いのは魅力ですが、公園と休憩ゾーンが中心で、観光ルート上にあるとは限りません。大型スーツケースが入るサイズがあるかも場所によります。「街を歩いていれば見つかるだろう」という前提では動かない方が安全です。
現実的な答え:マカオでスーツケースを預けるなら、空港かフェリーターミナル、または宿泊するホテルのフロントの3択です。ホテルに泊まる日なら、チェックイン前・チェックアウト後の預かりを頼むのがいちばん確実で、たいていは無料です。
香港マカオ周遊での使い分け
マカオは「どこから入って、どこから出るか」で最適な預け場所が変わります。よくある4パターンで整理します。
① 空港に着いて、その日はマカオ観光。夜の便で出発
迷わず空港の預かり所へ。到着階から出発階へ上がって預け、身軽に市内へ出ます。8時間を超えても MOP 80 で打ち止めなので、丸一日観光しても1,600円ほどです。
② 香港からフェリーで日帰り
そもそも大きな荷物を香港側に置いてくるのが正解です。上環・信德中心のサービスセンター(5時間 HK$50、07:00〜22:30)に預けてから乗船すれば、フェリーの預け荷物料金もかかりません。日帰りなら手ぶらが最強です。
③ フェリーで来て、マカオに泊まる
ターミナルで預けるより、先にホテルへ行って預ける方が安く済みます。マカオのカジノホテルはターミナルから無料シャトルバスを出していることが多く、荷物ごと運んでもらえます。チェックイン前でもフロントで預かってもらえるのが一般的です。
④ マカオ発の便まで時間がある(乗り継ぎ・深夜便)
空港の預かり所は24時間営業なので、深夜便でも受け取れます。ただし保安検査を通る前に受け取ることを忘れないでください。制限エリアに入ってからでは取りに戻れません。
預ける前に知っておく5つの注意点
- セキュリティ検査があります。預ける前に荷物が検査されます。開けられて困るものは入れないでください。
- 保管証明書をなくさないこと。受け取りには証明書の提示が必要です。写真も撮っておくと安心です。
- 貴重品は補償の対象外です。公式に、毛皮・宝石・現金などは補償しないと明記されています。
- 60日で放棄扱いになります。長期間放置した荷物は空港側で処分されます。
- 1時間未満も1時間分かかります。「30分だけ」でも MOP 10 です。
預けてはいけないもの
これは空港でもフェリーターミナルでもホテルでも共通です。特にパスポートは、スーツケースに入れたまま預けないよう注意してください。
- 現金・クレジットカード
- パスポート・航空券・乗船券
- スマートフォン・パソコン
- 宝石・貴金属・有価証券
- 壊れやすいもの
- 危険物・発火物(モバイルバッテリーを含む)
- 生もの・腐敗しやすいもの
よくある質問
まとめ|マカオで荷物を預けるなら空港が第一候補
- マカオ国際空港の荷物預かりは出発階の非制限エリア・24時間営業
- 料金は1個 1時間 MOP 10/24時間 MOP 80。8時間を超えたら MOP 80 で打ち止め
- フェリーターミナルは1時間 MOP 30 で、空港の3倍
- 香港から日帰りするなら、上環・信德中心に預けて手ぶらで渡るのが一番楽
- マカオに泊まるなら、ホテルのフロント預かりが確実で無料のことが多い
- 街なかのコインロッカーは公園中心。観光ルート上にあるとは限らない
- 受け取りは必ず保安検査を通る前に
マカオの世界遺産エリアは坂道と石畳が続きます。スーツケースを引いて歴史地区を回るのは、想像よりずっと大変です。預ける場所を先に決めておくだけで、同じ滞在時間でも回れる場所がかなり増えます。
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