「シェムリアップに行くけど、遺跡がたくさんありすぎてどう回ればいいかわからない」
「アンコールワット以外にも見るべき遺跡はある?」
「トゥクトゥクはいくらで借りられる?詐欺に遭わないか心配…」
カンボジアの世界遺産・シェムリアップ。主役は言わずと知れた「アンコールワット」ですが、周辺には大小合わせて600以上の遺跡が点在しています。
全部回るのは不可能ですし、やみくもに動くと体力を消耗して後悔する旅になりかねません。
この記事では、2泊3日でトゥクトゥクをチャーターし実際に15か所を巡った筆者の生の体験をもとに、初心者でも失敗しない遺跡めぐりモデルコースを写真たっぷりで紹介します。
費用の内訳・詐欺への対処法・見どころのポイントまで全部まとめました。
✅ この記事でわかること
- 🗓️2泊3日の遺跡めぐりモデルコースと巡る順番
1日目・2日目・3日目に何をどの順で回ればいいか、実体験をもとに解説 - 🛺トゥクトゥクの料金相場と交渉術
2日チャーターで100ドルの実績あり。1人か2人かで最適な選択肢が変わる - ⚠️実際に遭った詐欺の手口と回避法
「善意を装ったセールス」「孤児支援詐欺」など現地で実際に体験した手口を公開 - 💰遺跡めぐりにかかる合計費用の内訳
チケット代・トゥクトゥク代・チップまで全部公開
- シェムリアップ遺跡めぐりの基本情報|まずここを押さえる
- 【2泊3日モデルコース】遺跡めぐりの全スケジュール
- 【1日目】小回りルート+アンコールワット:12時出発で9か所を制覇
- ① スラ・スラン(Srah Srang)|朝日・夕日が美しい沐浴池
- ② バンテアイ・クデイ(Banteay Kdei)|扉の中に扉が続く幻想的な仏教寺院
- ③ タ・プローム(Ta Prohm)|映画「トゥームレイダー」のロケ地・ジブリの世界
- ④ タ・ケウ(Ta Keo)|登れる遺跡!頂上からの眺めが爽快
- ⑤⑥ トマノン・チャウ・サイ・テヴォーダ|観光客が少なくゆっくり撮影できる穴場
- ⑦ ビクトリーゲート(Victory Gate)|かつて勝利の戦士が凱旋した門
- ⑧ バプーオン(Baphuon)|3層ピラミッド型の壮大な寺院
- ⑨ アンコールトム(Angkor Thom)バイヨン|ニッコリ顔の石像が圧巻
- ⑩ アンコールワット(Angkor Wat)|世界最大の宗教建築・1日目は夕方に訪問
- ⑪ プノンバケン(Phnom Bakheng)|夕日のベストスポット(天気次第)
- 【2日目】朝日のアンコールワット+郊外遺跡:早起きが最大の武器
- 実際に遭った詐欺の手口|事前に知っておくべき注意点
- シェムリアップ遺跡めぐりにかかった合計費用
- まとめ:シェムリアップは「回る順番」が命
シェムリアップ遺跡めぐりの基本情報|まずここを押さえる

入場チケットの種類と料金
アンコール遺跡群の大部分は「アンコール遺跡共通券」1枚で入場できます。
| 種類 | 料金 | おすすめの人 |
|---|---|---|
| 1日券 | 37US$ | アンコールワットだけ見たい方 |
| 3日券 | 62US$ | 2泊3日旅行なら迷わずこれ(筆者もこちら) |
| 7日券 | 72US$ | 1週間じっくり滞在したい方 |
※2020年以降、ベンメリアも共通券で入場可能になりました(以前は別途5US$が必要でした)
💡 朝日鑑賞を予定している方へ
前日の夕方にチケット売り場で購入しておくと当日の朝がスムーズです。早朝の暗い中で購入の手間を省けます。
移動手段:トゥクトゥク vs 車、どちらがいい?

| 手段 | 1日料金目安 | 向いている人 |
|---|---|---|
| トゥクトゥク | 12〜20US$ | 1〜2人旅・費用を抑えたい・東南アジアの雰囲気を体感したい |
| 車(チャーター) | 30〜50US$ | 3〜4人旅・クーラー必須・遠方遺跡(ベンメリア等)を効率よく回りたい |
筆者は2人旅でトゥクトゥクを2日間チャーターし、計100ドルで交渉しました。1人ならトゥクトゥクが費用的に最も安く、2人以上なら車チャーターの一人当たりが安くなります。ただし車はクーラーが効いて快適なのが最大のメリットです。
【2泊3日モデルコース】遺跡めぐりの全スケジュール
📋 全体スケジュール概要
- 1日目(午後〜夕方):到着後にトゥクトゥクを確保し、スラ・スラン→バンテアイ・クデイ→タ・プローム→タ・ケウ→トマノン→チャウ・サイ・テヴォーダ→ビクトリーゲート→バプーオン→アンコールトム→アンコールワット→プノンバケン(夕日)
- 2日目(早朝〜午後):アンコールワット朝日→朝食→ベンメリア→バンテアイ・スレイ
- 3日目(任意):見逃した遺跡を再訪 or パブ・ストリートで街歩き・お土産
【1日目】小回りルート+アンコールワット:12時出発で9か所を制覇
① スラ・スラン(Srah Srang)|朝日・夕日が美しい沐浴池


ジャヤヴァルマン7世が造った「王のための沐浴池」。朝日・夕日の鑑賞スポットとして知られています。メインの遺跡ではありませんが、トゥクトゥクのドライバーが動線上で立ち寄ってくれることが多い場所です。
② バンテアイ・クデイ(Banteay Kdei)|扉の中に扉が続く幻想的な仏教寺院


「僧房の砦」として知られる仏教寺院。遺跡内部は扉の向こうにさらに扉が続く幻想的な構造で、柱に刻まれた彫刻も見事です。



③ タ・プローム(Ta Prohm)|映画「トゥームレイダー」のロケ地・ジブリの世界


アンジェリーナ・ジョリー主演映画「トゥームレイダー」のロケ地として世界的に有名な遺跡。巨木のガジュマルの根が遺跡を侵食していく光景は、まさにジブリアニメのような幻想的な世界です。


最も有名なガジュマルの根のスポットは現在ロープが張られて近づけませんが、それでも圧倒的な迫力は健在です。
④ タ・ケウ(Ta Keo)|登れる遺跡!頂上からの眺めが爽快


10世紀末に建設が始まったが王の死去により未完成のまま放置されている遺跡。実際に頂上まで登ることができ、高台から見下ろす景色は爽快です。階段は一段一段が高いので、登り降りは慎重に。
⑤⑥ トマノン・チャウ・サイ・テヴォーダ|観光客が少なくゆっくり撮影できる穴場


ビクトリーゲートを出た直後に左右に並ぶ2つの遺跡。観光客が少なく、写真を撮るのに最適な穴場スポットです。チャウ・サイ・テヴォーダは奥行きはないものの保存状態がよく、自撮りにもおすすめです。
⑦ ビクトリーゲート(Victory Gate)|かつて勝利の戦士が凱旋した門


「勝利の門」として知られるアンコールトムの東門。かつて戦いに勝利した戦士たちが凱旋した通路です。ドライバーに言ってもらわないと素通りしてしまうことが多い場所なので、必ずリストに入れておきましょう。
⑧ バプーオン(Baphuon)|3層ピラミッド型の壮大な寺院


11世紀中頃、ヒンドゥー教の神シヴァに捧げられた3層ピラミッド型の寺院。バプーオン様式の原型でもあります。実際に登ることができ、レリーフの保存状態も良好です。

⑨ アンコールトム(Angkor Thom)バイヨン|ニッコリ顔の石像が圧巻


アンコールワットの北に位置する城砦都市遺跡。中心にあるバイヨン寺院のニッコリと微笑む巨大な石像の顔が四方を向いて並ぶ光景は圧巻で、アンコールワットに次ぐ人気を誇ります。

⑩ アンコールワット(Angkor Wat)|世界最大の宗教建築・1日目は夕方に訪問


12世紀初頭にスーリヤヴァルマン2世が30年以上かけて建立した、世界最大の宗教建築。敷地が非常に広く、入口から本堂まで長い参道を歩く必要があります。美しい彫刻と圧倒的なスケールは一見の価値があります。



💡 写真撮影のコツ:アンコールワットは午前中は池の前から逆さ反射の写真が撮れます。午後2〜4時は順光で美しく撮れます。早朝の朝日鑑賞(2日目)も計画に入れましょう。
⑪ プノンバケン(Phnom Bakheng)|夕日のベストスポット(天気次第)


アンコールワットとアンコールトムの間に位置する丘の上のヒンドゥー教寺院。ここからアンコールワットと夕日を一望できる絶景スポットとして有名です。
ただし筆者が訪れた際は突然の雨で夕日が見られませんでした。晴れていれば必ず立ち寄る価値がありますが、カンボジアは突発的なスコールがあることを覚悟しておきましょう。
【2日目】朝日のアンコールワット+郊外遺跡:早起きが最大の武器
⑫ アンコールワット朝日(早朝5時〜)|2つの顔を持つ絶景


2日目は早朝5時半にアンコールワットへ。事前にトゥクトゥクドライバーと時間を打ち合わせしておけば、ホテルまで迎えに来てくれます。


朝日を見ようとする観光客は非常に多く、池の前の絶好スポットは早い者勝ちです。筆者が訪れた日は残念ながら天候が悪く朝日が見られませんでしたが、それでも早朝の静けさの中に佇む遺跡の幻想的な姿は十分感動的でした。
⚠️ 朝日鑑賞の注意点:カンボジアは雨季(5〜10月)と乾季があります。朝日が確実に見られるのは乾季(11〜4月)の晴れた日。天候に左右されるため、「見られたらラッキー」くらいの心構えが大切です。
⑬ ベンメリア(Beng Mealea)|ジブリの世界そのもの!郊外の秘境遺跡

アンコールワットから約40km東。シェムリアップから車で約1時間の森の中にある世界遺産の遺跡です。崩壊が激しく木々が侵食している様子は「もののけ姫」や「天空の城ラピュタ」そのもの。アンコールワットを除けばシェムリアップで一番おすすめの遺跡です。







✅ 2020年以降の最新情報:ベンメリアは以前は別途入場料5US$が必要でしたが、現在はアンコール遺跡共通券(3日券など)で入場できます。
⑭ バンテアイ・スレイ(Banteay Srei)|赤い砂岩と精緻な彫刻「東洋のモナリザ」



「女の砦」を意味するヒンドゥー教寺院。大部分が赤い砂岩で造られており、他の遺跡とは一線を画す鮮やかな外観が特徴です。「東洋のモナリザ」と称される女神像のレリーフは彫刻の精緻さが群を抜いており、たくさんの遺跡を見た後でも「これは違う」と感じる見応えがあります。
実際に遭った詐欺の手口|事前に知っておくべき注意点
⚠️ カンボジアで実際に体験した詐欺の手口3パターン
- 「写真スポット案内」→チップ15ドル要求:バンテアイ・クデイで遭遇。「いい写真が撮れる場所に連れて行ってやる」と言って案内した後、チップを要求。筆者は3ドルで断った
- 「ピミアナカスが閉まってる」嘘情報:アンコールトム内で日本語話せる青年に声をかけられ、「今日は閉まっている」と言われ別の場所へ誘導。実際は開いていた
- 「孤児のために寄付を」:連れて行かれた先で感情に訴える話をされ、1ドル寄付を求められる
対処法:知らない人に「ついて来て」と言われたら断る。観光情報はドライバーやホテルスタッフに確認する。
シェムリアップ遺跡めぐりにかかった合計費用
| 費用項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 遺跡共通券(3日分) | 62US$ | ベンメリアも共通券で入場可 |
| トゥクトゥク2日間チャーター | 100US$ | 交渉で120→100ドルに値下げ |
| チップ(空港送迎含む) | 約20US$ | ドライバーへの感謝の気持ちとして |
| 合計(ホテル・飛行機除く) | 約182US$ | 2人旅・1人あたり約91US$ |
💡 節約のポイント:2人以上なら車チャーターの方が1人あたり安くなる場合があります。また遠方(ベンメリア・バンテアイ・スレイ)は移動時間がかかるため、トゥクトゥクより車の方が疲労も少なく快適です。
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まとめ:シェムリアップは「回る順番」が命

📋 この記事のポイントまとめ
- チケットは3日券62US$がほとんどの方に最適。ベンメリアも共通券で入場可
- 1〜2人旅はトゥクトゥクチャーターが安い(2日100US$程度)。3人以上なら車の方が1人あたりお得
- 1日目は小回りルート+アンコールワット夕方訪問、2日目は早朝朝日+郊外遺跡が効率的
- アンコールワット以外で最もおすすめはベンメリア(ラピュタの世界)とバンテアイ・スレイ(精緻な赤い彫刻)
- 「善意を装った案内→チップ要求」「閉まってる嘘情報」「孤児支援詐欺」に注意
- 突発的スコールに備えて、トゥクトゥクのドライバーと緊急連絡先を交換しておくと安心
2日間で15か所を巡った体験から言えるのは、シェムリアップは「回る順番と遺跡の選び方」で満足度が大きく変わるということ。この記事のモデルコースを参考に、体力と相談しながら無理なく回ってみてください。遺跡それぞれが少しずつ違う顔を持っており、その違いを見つけていく楽しさがシェムリアップの醍醐味です。
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