今回ご紹介するのは「世界6大猫スポット」のひとつ、宮城県石巻市の田代島。
猫好きなら一度は訪れたい、まさに”猫の楽園”ですよね。
「そんな猫島で、朝から晩まで猫と触れ合ってみたい!」
「日帰りじゃ物足りない!いっそ泊まってみたい!」
そう思ったこと、ありませんか?
実は…泊まれるんです!しかも、とってもユニークな施設に!
今回ご紹介するのは、私が実際に宿泊して「最高!」と感じた田代島の宿泊施設『マンガアイランド』です。
この記事では、2023年8月に私が体験したマンガアイランドでの猫まみれ宿泊の一部始終を、豊富な写真(公式HPには載っていない内部写真も!)と共にご紹介します。
- マンガアイランドってどんな施設?魅力は?
- どんな人におすすめ?(正直、猫好きなら全員におすすめしたい!)
- 【写真多数】気になる猫型ロッジ(みけ)の内部を徹底紹介!
- 宿泊料金は?予約方法は?(意外と簡単!)
- アクセス方法、必要な持ち物、注意点は?
- リアルなメリット・デメリット(対策も伝授!)
- 最高の「猫まみれ体験」をするためのヒント
※公式HPより開館期間は2025年4月25日(金)から、2025年10月31日(金)までの予定。
猫島・田代島に泊まれる!「マンガアイランド」ってどんなとこ?

今回2023年8月にマンガアイランドに宿泊をしてきました。
猫島で有名な田代島ですが、そんな島に宿泊することも可能です。
その噂を聞いて、多くの外国人旅行客も訪れるぐらい人気です。
日帰りはもちろん宿泊される方も多いです。
いくつか民宿などもありますが、宿泊を考えてた時に電話したところなかなか繋がらず。
すぐに空きが確認が可能だったマンガアイランドの公式HPより予約をしました。
※空室確認には事前に会員登録が必要です。
→公式HP https://www.umimachi-enpaku.com/tashiro
Visitors from abroad, please see the following document to get more information and make a reservation
詳細については以下のような感じです。
マンガアイランドは、宮城県石巻市の田代島にあるキャンプ場で、多くの猫が暮らす「猫の島」とも呼ばれています。漫画家の里中満智子先生やちばてつや先生などがデザインした猫型ロッジがあり、キャラクターがロッジ壁面内外に描かれ、センターハウス内にはたくさんの漫画家の直筆の絵が飾られています。
※公式HPより引用
【アクセスガイド】東京から田代島マンガアイランドへ行く方法
田代島までのアクセス方法ですが、以下のようになります。
東京駅から田代島までの公共交通機関の所要時間と料金(通常価格)は以下の通りです。
- 新幹線で東京駅から仙台駅まで約1時間15分(料金12,690円)
- 仙台駅からJR石巻駅まで約1時間(上記に含まれる)
- 石巻駅からミヤコーバスで「中央一丁目」まで移動。所要時間は約17分、(料金320円)
- バス停から徒歩1分でフェリー乗り場「中央発着所」に到着
- 「中央発着所」から「網地島ライン」のフェリーに乗り、約60分で田代島に到着(フェリー料金は片道大人1,230円)
東京から田代島までの電車の所要時間は以下の通りです:
東京からアクセスする場合はこちらの記事をご覧ください。
→【田代島】世界6大猫スポット日帰りでも行けちゃう島へ行ってみた

管理棟(センターハウス)でチェックイン

では早速チェックインしていきます。
あいにくの天気で、宿泊できるのかできないのか当日までわからない状況でした。
フェリーが出れば宿泊が可能で、でなければ宿泊が不可でした。
ギリギリフェリーが出たので宿泊できることになったので私たち1組のみでした。
そんな中、対応いただき感謝です。
管理棟で受付用紙に記入し、宿泊料金を現金で支払います。(※クレジットカード等は使えないので注意!)
マンガアイランドの宿泊料金やその他の備品レンタル代について

マンガアイランドの各種宿泊料金一覧はこんな感じです。
- ロッジ大 (しろ・しま) ¥9,160(1棟1泊)+シーツ代¥220✕ 利用人数
- ロッジ小 (ちび・どら・みけ)¥8,140 (1棟1泊)+シーツ代¥220x 利用人数
- テントサイト(1区画)¥ 1,520 キャンプ用品一式 ¥ 1,500
※全て税込み料金
正直言いますと破格すぎます!
ロッジに関しては1人いくらではなく、1棟いくらなので6人泊まってもこの金額。
正直お値打ちすぎます。
また自転車や釣竿の貸し出しもあります。
私たちは自転車を借りませんでしたが、島を一周したい人なんかには4時間で200円もしくは300円なのでおすすめです。
逆に私たちはこんな安く借りれるならということで釣り竿を借りてみました。
結果は残念ながら釣れずでその日はやりこんでる釣り人たちも渋い日だったようです。
ただこれをきっかけに釣り欲に目覚めて、とりあえず道具は揃えたのであとはやるのみです!
マンガアイランド「みけロッジ」の様子

今回は5棟あるロッジのうち、「みけロッジ」へ宿泊することになりました。
基本的な棟内の作りは、「ちびロッジ」、「どらロッジ」ともに一緒です。
「しまロッジ」と「しろロッジ」は値段が異なるのと収容人数が5名まで。
「しろロッジ」は2階建てです。

それぞれ入り口の扉に部屋名と作家さんの名前が書かれています。
すでに入り口から猫に覗かれています。
マンガアイランド「みけロッジ」リビングルーム・ベッドルーム

ワンルームタイプの部屋になります。
この写真見てわかるように至るところから猫に見られている部屋です。(笑)

奥には2段ベッドが2つあります。
この部屋は最大6名まで宿泊可能なので、残り2名は手前のテーブルを移動して敷く形になります。

空気清浄機と扇風機も完備されています。
ちなみに全ロッジエアコンは完備されておりません。
そのため空気清浄機と扇風機を両方駆使して風を循環させます。
いやいやそんなんだと夏暑すぎて寝れないでしょ?と思うかもしれません。
ただこの空気清浄機で風出したら思っている以上に涼しく快適に寝れました。
島の気温が平均気温より若干低いのでそれもあります。

大きな窓で開放感があります。
キッチン側も開ければ風が通りやすくそこまで暑くは感じません。

一応テレビもありますが離島のため繋がったら理切断されたりなので、あまり期待しない方が良さそうです。
テレビなんかより島の生活を楽しんでもらいたいです。
マンガアイランド「みけロッジ」キッチン

続いてキッチンです。
この漫画アイランドは自炊をすることに重きを置いているので、自炊できる最低限のものは揃っています。
一応参考に何が置かれているか下記に記載します。
- 電気ポット
- 炊飯器
- 鍋
- フライパン
- 包丁
- 冷蔵庫
- 電子レンジ
- 食器・コップ
- お箸・スプーン
- おたま・フライ返し・包丁
正直かなり揃っていますが特にこれが欲しいというものがあれば持参してきましょう。
またゴミ袋は島にはないので必ず持参しましょう。
ロッジで自炊はできるけど食材は持参必須
ちなみに食材はこの島では買えないので持参必須です!
何かしらあるでしょと思ってる方もいるでしょうが、そういったコンビニ、スーパー、商店はありません。
商店はありますが飲み物、アイスクリーム限定です。
公共交通機関で移動して島へ行く人は、「イオン石巻駅前店」さんで食材を購入することをおすすめします
私たちは石巻駅近くにあるイオンで購入しました。

またもし時間に余裕があればぜひ「やきとり やまだ」さんへ寄って欲しいです。

タクシーの運転手さんにおすすめされた創業大正7年からされている店で、焼き鳥が安くとても美味しかったです。
私たちは島から帰ってきた時に購入し食べましたが、正直いうと島に持って行って1杯やりたかったです。
→お店のMAP https://maps.app.goo.gl/cgUSLs9PgL8Sb5Pa9
マンガアイランド「みけロッジ」洗面所

さて話は戻りまして続いては、洗面所です。
きちんとあるので女性も困らず便利です。
マンガアイランド「みけロッジ」バスルーム

洗面所の奥には、バスルームがあります。
ロッジにはシャワールームが完備されています。
きちんとお湯も出て快適に使えるのでとても良かったです。
マンガアイランド「みけロッジ」トイレ

洗面所の反対側にはトイレがあります。
ここにも猫の絵が描かれています。
マンガアイランド「みけロッジ」アメニティについて
続いてみなさんが気になるアメニティについて紹介していきます。
ロッジは全て共通のアメニティになります。
下記のようなアメニティがあります。
- ハンドソープ
- シャンプー
- ボディーソープ
歯ブラシなどをはじめっとするアメニティは常備されておりません。
必ずフェリー乗る前に「イオン石巻駅前店」さんで購入や自宅から持参しましょう。
ちなみにドライヤーはあるのでご安心ください。
マンガアイランドでのテント泊の場合は?設備と注意点

ロッジだけでなく、テントサイトでキャンプを楽しむこともできます。
- 自分のテントを持ち込む
- 有料でテントをレンタルする(※設営は自分で行う必要あり。スタッフの手伝いはありません)
テント泊に慣れている人にはおすすめできますが、初心者の方はロッジが無難です。
私たちも当初はテント泊の予定でしたが、ロッジに空きが出たためそちらにしました。
テント泊の場合の管理棟(センターハウス)でシャワー・トイレが利用できる

テント泊の場合、トイレとシャワーは管理棟(センターハウス)のものを利用します。
お風呂は課金制になり、以下の通りになります。
シャワーのみ
- 大人100円
- 子供50円
入浴
- 大人200円
- 子供100円
値段もお手頃なので心配せずにお風呂に入れます。
マンガアイランドの管理棟(センターハウス)の設備について

続いては管理棟(センターハウス)内の紹介します。

そうそう、チェックインの際に1番目に入ったのがこれ。

よゐこの濱口さんが来られたようで色紙が置かれていました。
管理棟(センターハウス)でお菓子やドリンクは買える

食材等は購入できないと冒頭お伝えしましたが、お菓子やカップ麺などスナック関連はここで購入することができます。

ドリンクも自販機はありますがここで買えるのは嬉しいですね。
釣竿の貸し出しがあるのでそれに合わせて使う仕掛けも売られています。
マンガアイランドでの飲食について
マンガアイランドでは飲食をするお店はありません。
もししたい場合は「田代島 島のえき」、「田代食堂」、「クロネコ堂」で食べることができます。
ただし時期や日によっては売っていなかったり営業していない場合もあります。
事前に購入して島に来られることをおすすめします。
マンガアイランド周辺の電波状況について
マンガアイランド周辺の電波状況ですが、Au(iijmio)、docomo(ahamo)、楽天モバイルに関してはきちんと入ります。
ahamoは若干弱い感じがありましたが、ネットは使えます。
SoftBankに関しては、圏外になることもあるので安定はしていませんでした。
もしネット環境を使って、ゲームや作業をされる際はご注意ください。
ただ正直この島に泊まってもらうなら、スマホやゲームはおいて存分に猫たちと楽しんでもらいたいです。
【本音レビュー】マンガアイランド宿泊のメリット・デメリット
実際に泊まってみて感じた、マンガアイランドの「最高な点(メリット)」と「注意すべき点(デメリット)」をまとめました。
マンガアイランドに泊まるメリットについて
マンガアイランドに泊まるメリットについて改めて考えてみました。
泊まってみて感じたメリットを箇条書きに書いてみました。
- 1日中猫と触れ合える
- 終船が終わるとほぼ島は貸切状態
- 島のえきで1日3回猫が食事してる姿が見れる
- もしかしたら泊まっている部屋に猫が遊びに来るかも⁈
- 心がリフレッシュされる
- 僕のなつやすみをリアルに体験できる
- デジタルデトックスができる
正直いうとメリットしかありません。
日帰りでも来れますが、日帰りだとすぐ帰らなくてはいけなくなるので宿泊するのがおすすめです。
特に島のえきで見れる1日3回猫の食事姿は必見です!

また夜になるとロッジに猫が遊びに来ることがあります。
実際私たちのロッジにもニャルソックしにきてくれました。
ただ残念ながら食事をあげたり部屋に入れることは、できませんのでただただ眺めるだけです。

可愛かったのでついニャルソック黒猫の前で乾杯させてもらい、写真を撮らせてもらいました。
マンガアイランドに泊まるデメリットについて
マンガアイランドに泊まるメリットについて書きましたが、あえてデメリットを挙げるならということで考えてみました。
- 1日中必ず猫をどこかで見かける
- 部屋に虫が入ってくる可能性がある(宿泊中ハエが6.7匹侵入、蜘蛛は常駐)
- 電波が入りにくい
- 食べるところが少ない
- 食材を買えるところがない
- 部屋にエアコンがない
あえて考えてみましたが、正直自分にとってみれば対策さえすれば全くデメリットに感じません。
最初の猫はある意味ネタです。(笑)
落ちているという表現が正しいと思うほど猫が島中にたくさんいます。
虫除けは推奨もされていて、虫除けスプレーは絶対必須です。
電波の入りにくさはデジタルデトックスという意味でいいかもしれません。
食材は自ら購入で対策OK!
エアコンは正直なくて全然平気でしたが、エアコン人間の人には辛いかもしれませんね。
【予約は早めに!】マンガアイランドの予約方法

「泊まってみたい!」と思ったら、善は急げ!
特にシーズン中や週末は予約が埋まりやすいです。
予約はマンガアイランドの公式サイトのみの受付です。
- 公式サイトへアクセス: https://www.umimachi-enpaku.com/tashiro
- 無料会員登録: 空室検索・予約には会員登録が必要です。
- 空室検索: 希望の日程とロッジタイプ(またはテントサイト)を選択。
- 予約手続き: 空きがあれば、画面の指示に従って予約を完了!
ポイント:
- 早めの予約が鉄則! 特に連休や夏休みは数ヶ月前から埋まることも。
- 念の為島まで行く交通手段の確認を事前にすること
まとめ:最高の猫まみれ体験を!田代島マンガアイランドは楽園だった

今回は、猫島・田代島にある宿泊施設「マンガアイランド」の魅力と、私のリアルな宿泊体験をご紹介しました。
猫好きにとって、ここは間違いなく楽園です。
朝、鳥の声と猫の鳴き声で目覚め、日中は島を散策しながら猫と戯れ、夜は静かな島で満点の星空を眺める…(天気が良ければ!)。
そんな夢のような滞在が叶います。
宿泊者だけの特権である、朝晩の静かな時間帯の猫とのふれあいは格別!
日帰りでは味わえない、ディープな猫島体験が待っています。
天気が良ければ、マンガアイランドの高台からは、上の写真のような息をのむほど美しい景色が広がります。まるで日本じゃないみたい!
宮城県への旅行を計画するなら、ぜひ「マンガアイランド」での宿泊を検討してみてください。
きっと、忘れられない最高の思い出になるはずです。
ただし、泊まれる期間は限られており(4月下旬~10月下旬)、ロッジの数も少ないため、早めの計画と予約が必須です!
この記事があなたの「猫まみれ」旅の参考になれば、この上なく嬉しいです!