今回紹介するのは世界6大猫スポットでもある「田代島」です。
宮城県石巻市の離島でもある田代島は、猫がたくさんいることから“猫島”とも呼ばれています。
そしてそんなことから世界6大猫スポットとしてCNNにもランクインされました。
そんな猫の楽園でもある田代島には100匹以上猫が暮らしています。
- 田代島までのアクセスについて
- 田代島までのフェリー時間・料金(網地島フェリー)
- 田代島での禁止事項について
- 田代島の各お店の紹介
- 田代島に行ってみた感想について
日本の福岡県にある相島、台湾の侯硐(ほうとん)にも行っている私が田代島はどんな場所なのか。
2023年8月に調査してきた様子を写真をもとに紹介していきます。
たくさんの猫の写真を載せているのでそれをみて癒されてください。
田代島への訪問を検討中の方へ、ぜひ参考にしていただきたいです。
【田代島】世界6大猫スポット日帰りでも行けちゃう島へ行ってみた

今回紹介するのは宮城県石巻市にあるは世界6大猫スポットの「田代島」です。
CNNで世界6大猫スポットとして選ばれた場所のひとつです。
日本はこの田代島以外には、福岡県の相島も選ばれています。
- アメリカ:フロリダ州のヘミングウェイ博物館
- イタリア:ローマのラルゴ・アルジェンティーナ広場
- トルコ:カルカン
- 台湾:侯硐(ほうとん)
- 日本:宮城県 田代島
- 日本:福岡県 相島
日本が2ヶ所も選ばれていることが日本人として誇らしげに感じます。
そんな猫の楽園でもある田代島へ今回調査も兼ねて行ってみました。
ちなみに今回調査のため2泊3日滞在しました。
宿泊した様子については別記事で紹介します。
猫島の田代島までのアクセスについて

続いて田代島までのアクセスです。
東京から田代島まで行くのを想定して解説していきます。
実際私たちが使ったルートでもあります。
※夜移動したため電光掲示板は夜の便です。
東京から田代島までのアクセス
東京駅から東北新幹線を利用して仙台駅へ。
仙台駅に到着したら乗り換えて、JR石巻駅へ向かいます。
石巻駅から徒歩、タクシー、バスで網地島フェリーが出ている石巻中央発着所へ行きます。
ちなみにフェリー乗り場はこのほかに石巻門脇(かどのわき)発着所もあります。
車を利用する方はこちらの方がいいかもしれません。
バスの場合は路線バス(ミヤコーバス)を利用することで中央発着所まで行けます。
ちなみに徒歩の場合は約15分、タクシーの場合約6分で行けます。
石巻中央発着所から網地島フェリーを利用して約1時間で田代島へ着きます。
田代島も2ヶ所港があり、「大泊」と「仁斗田(にとだ)」があります。
お店がある港は「仁斗田」ですが「大泊」からも歩いていくことができます。
以上の行程で東京駅からは約4時間〜5時間で到着できます。
JR石巻駅から石巻中央発着所へ
JR石巻駅を降りると出迎えてくれるのがこのアニメキャラたちです。
石巻は石ノ森章太郎の故郷で、駅には仮面ライダーやサイボーグ009の等身大フィギュアがあります。
いきなりあったのでびっくりしましたが、そういう由来があるためここに各キャラクターのフィギュアがあります。
キャラクターの撮影をしていたら時間があまりなくなり、しかも宿泊だったので買い出しもしなくては行けなく私たちはタクシーで石巻中央発着所へ向かいました。
石巻中央発着所から網地島フェリーを利用して田代島へ

さていよいよフェリーへ乗って向かいます。
網地島フェリーは1日3便運行しています。
田代島行き
1便 中央発 9:00 門脇発 9:00 → 大泊 9:36 仁斗田 9:44
2便 中央発 12:30 門脇発 12:42 → 大泊 13:24 仁斗田 13:34
3便 中央発 15:30 門脇発 15:40 → 大泊 16:06 仁斗田 16:14
石巻行き
1便 仁斗田 7:55 大泊8:02 → 門脇 8:35 中央 8:42
2便 仁斗田 13:55 大泊14:02 → 門脇 14:32 中央 14:40
3便 仁斗田 15:30 大泊15:35 → 門脇 16:20 中央 16:27
※上記は通年ダイヤ期間です。(R5.8.21~9.18)
料金は片道1,250円、往復で2,500円で現金のみの支払いとなります。
フェリーが出る30分前までにその便が出るかどうか公式HPにて発表があります。
また随時ダイヤが変わります。
この日はあいにくの天気でフェリー自体も出るか出ないかわからない状況。
宿泊もあったので自己責任でというのを了承の上で乗船していきました。
ちなみに乗船時間は約1時間あるため酔いやすいかたは必ず酔い止めを飲んでおきましょう。
フェリーに乗る30分前がベストです。
ちなみに海の荒れ具合はこんな感じでした。
田代島仁斗田港へ到着!島をゆっくり歩いて猫を探そう

念願の猫の楽園に到着!
早速フェリーを降りると猫が出迎えてくれます。
この島での表現は猫がいるではなく猫が落ちているがふさわしいぐらい猫がいます。
実際猫がいない時間帯や天候のときもありますが、たいていの時は猫はいます。
2023年8月現在の様子をお届けします。
田代島でのルールについて
田代島では島でのルールがあります。
当たり前のことから島独自のルールもあるのでここで詳しく紹介します。
田代島で禁止されていること
- 猫じゃらし、マタタビ使用禁止(誤飲事故防止)
- エサやり(猫おやつも)禁止
- 道路上の座り込み、撮影禁止
- 猫たちを無理やり抱き上げる、追いかけ回すのも禁止
- ペットを連れてくることも禁止
誤飲事故防止の危険性もあることから猫じゃらしなどは禁止されています。
またエサやりは島の人があげているので、絶対あげないようにしましょう。

また釣りをやる方で釣った魚をあげるのもNGです。
地元の方があげるのはいいのですが地元の方も青魚をあげるのはやめているようで、その理由は病気になってしまうからです。
また自分たちが持参してきた食事等も食べられてしまうこともあるので、きちんとカバンはチャックなどで閉まるもので来ましょう。
またペットを連れてくることもNGです。
田代島でご飯を食べるなら田代食堂

フェリー乗り場から対岸沿いに見える大きな建物が田代食堂です。
島で1番大きな食堂でここでは海産物を色々と堪能できます。
残念ながら私たちが行った時はおやすみで食べれませんでしたが、美味しそうなメニューばかりです。

ちなみに食堂周りにも猫がたくさんいます。
子猫から親猫まで。少し怪我をしていたり病気の子もちらほら見かけたので元気になることを祈るばかりです…。
田代島でゆっくりお茶をするならクロネコ堂

元郵便局を改装してできたクロネコ堂。
こじんまりとしたカフェはそのままなんだか落ち着く木像作り。
カフェでは軽食をはじめドリンクなどを楽しめます。

私たちはライチソーダ350円とコーヒーフロート650円をいただきました。
またレジ反対側にはお土産コーナーがあります。

ここで私は猫の絵柄が描かれた手ぬぐい2組を購入。
これで猫マスターが前進した気がするぞ。

ちなみにこのカフェ人間だけじゃなく、猫も食事のためにカフェを利用するよ。
食事中は邪魔しちゃいけないから遠くから撮影。

ちなみに写真撮影用の白い椅子も一脚外にあります。
これ撮ってみたけど自分らでは映え写真にはできませんでした。
島唯一の商店「阿部ツ商店」で飲み物が買える

島の駅に向かって歩いていく途中に島で唯一の商店があります。
無加工でこの風貌!味がある建物で思わずパシャリ。
ここでは飲み物とアイスクリーム、海苔が購入できます。
島では自販機が1台?しかないのでペットボトルの飲み物を買えるところは重宝します。
私たちは飲み物はあったんどえアイスクリームを購入してここで食べました。
商店のおばさんも感じがよく、色々話しかけてくれます。

この商店近くにも猫はたくさんいて行った時は子猫もいました。
左が親猫で右が子猫です。
おそらくおばさんがご飯をあげているのかな?
名前もちゃんと決められていてなんだか可愛らしかったです。
名前の由来は尻尾の長さで決めているようで、その理由は覚えれないからだそうです。(笑)
だってみんな黒猫さんだもの。
島の駅まで頑張って歩いて猫のもぐもぐタイムを見よう
さあ食堂、カフェ、商店を通り越して島の中央へと歩いていきます。
ここからは多少上り坂で少々疲れるかもしれませんが、頑張って歩いていきましょう。
冒頭でもお伝えしましたがこのあたりから猫が落ちまくっています。


歩いていると次から次へと、どこにいたのと言わんばかり登場します。
RPGのゲームでいうと無限にエンカウントします。(笑)

20〜30メートル離れていても、人間の気配がすれば寄ってきてくれる子もいます。

さあ商店から20分歩くと、「田代島 島の駅」に到着です。
だだっ広い敷地を持つ島の駅はみたらすぐわかります。

この島の駅では軽食をはじめ飲み物などもあります。
そして多分、田代食堂と島の駅のみでアルコールが飲めます。
島の駅では生ビールが飲めます。
ちなみにこのメニュー表前にいる三毛猫は、再三入店チャレンジして3回も入ってきた子です。
このあと私がオーナーさんの許可を得て、外に連れ出しました。(店内は猫入店禁止のため)
でも連れ出される時も無抵抗でもはや連れ出されるのを楽しんでるのではないかと思いました。

そして私たちはにゃんカレーをいただきました。
全てにゃんこ仕様がかわいすぎました。
この日はオーナーさんがワンオペだったためご飯メニューはカレーだけでしたが、通常時は他にも美味しそうなご飯があります。
うーん食べたかったけど残念…。

ちなみに翌日はかき氷とコーヒーフロートいただきました。
そしてだいたいお昼の12時〜からもぐもぐタイムが見れます。
1日3回行っていて、8時、12時、15時。
日帰りで田代島にくる方は12時しか見れませんがこれは見るべきです。
大半の日帰りで来た人はこれを見て行かずに帰るので勿体無い気がしました。

オーナーさんが外で食べるスペース(餌置き用のトレイなど)を準備して、しゃかしゃか餌を振るとどこからともかく猫がたくさん出現します!
いや君たちどこにいたのと言わんばかり大量に出てきます。
日によって猫の数はまちまちですが、おおよそ65匹この島の駅近くにいます。
1回目は30匹前後、2回目が50匹前後いました!
オーナーさんに聞くとだいたい時間になると近くの森や島の駅の床下などに隠れていたのが出てくるそうです。
このもぐもぐタイムを見ずにこの島は絶対離れれませんよね。
島の駅からすぐのところに猫神社

島の駅から徒歩5分ほどのところに、”猫神様”を崇める「猫神社」があります。
田代島の伝説によれば、かつて、この島の漁師たちはネコの振る舞いから天候や魚の漁獲量を予測していたと言います。
しかし、ある時、不慮の事故でネコが1匹亡くなってしまいました。
深い悲しみに包まれた漁師が、ここに神社を建て、そのネコを神として崇めたという伝説が語り継がれています。
私たちも田代猫の健康でいられますように拝みました。
田代島で宿泊したいならマンガアイランドがおすすめ

田代島で宿泊するならマンガアイランドかもしくは島の民宿の2択になります。
民宿は電話をかけてみましたがかからなかったりやっていなかったりするので1番予約しやすいのがマンガアイランドです。
ネットからも予約ができ、非常に便利です。
ちなみにロッジとテントの2択あり、アウトドア好きならテントがおすすめです。
ちなみに料金は以下のようになります。

ご利用料金一覧
ロッジ大 (しろ・しま) ¥9,160(1棟1泊)+シーツ代¥220✕ 利用人数
ロッジ小 (ちび・どら・みけ)¥8,140 (1棟1泊)+シーツ代¥220x 利用人数
テントサイト(1区画)¥ 1,520 キャンプ用品一式 ¥ 1,500
※全て税込み料金
石巻市街地や仙台市街地の宿泊料金と比べると、かなりお値打ちなのがわかります。
しかも1人いくらではなくテントもロッジもそれぞれ1棟に付、いくらという感じなので、人数が多ければ多いほどお値打ちです。(シーツ代は人数分)
2人で行ってもかなりお値打ちだったので、ロッジは最大6人まで行けるのでかなりお得です。
ちなみに20時までは管理人もいますので、何か不明点があれば聞くことが可能です。
テントを立ててなど自分たちでやる前提のようなものはNGです。
マンガアイランドで宿泊した様子については、別の記事で詳しく解説していきます。
3日間滞在なのでびっちり書きます!
猫の楽園「田代島」に行ってみて感じたこと

初めて田代島へ行ってみましたが、落ちているという表現が正しいと思うぐらい猫がそこら中にいます。
福岡県の相島もたくさんいるなと感じましたが、もっといる印象でした。
しかし気になった点としては、猫の体調が個々でかなり違う点でした。
相島ではそこまで感じませんでしたが、田代島ではかなり状態の悪い猫も見かけました。
人口が44名とどんどん減っている中で、なかなか全部の猫を面倒を見るのが厳しいのでしょうか。
特に仁斗田港付近と商店を過ぎたあたりの猫は怪我をしている子もいました。
天敵は比較的少ないですが、縄張り争いやカラスにでもやられたのでしょうか…。
この点はなんとか改善できないかなと思った点です。
しかしここまで猫に会える場所はないので猫好きの人は絶対来るべき島です。

ちなみに田代島と検索すると、「田代島 猫 いない」などと出てきますが、ちゃんといます。
猫が好きないスポットや天候によって見えている部分にいない時もあります。
3日間滞在中、中日の2日目はあんなにも初日遭遇していた猫が一歳道にいないという光景を見ました。
ちゃんと猫はいますが、暑すぎると森に隠れてしまうこともあります。
あとどんなに猫好きでも島の猫を持ち帰るのはダメですよ。
田代島まではJR往復切符+宿泊付きがお得
やばい今すぐにでも田代島に行きたいと思った人はすぐ切符を買いましょう。
おすすめなのが新幹線と宿泊セットのプランです。
以下がおすすめの予約サイトです。
簡単に予約ができなおかつ安く予約できるのが特徴です。
おすすめの理由としまして、このプランを使えば新幹線とホテルがまとめてすぐに予約できるからです。
1泊は仙台市内もしくは近隣の地域で宿泊をし、翌日早朝に田代島に行けば1泊2日で充実した旅ができます。
後はチケットが自宅に届くのを待つだけです。
猫の楽園という名前がふさわしい田代島は最高すぎた

世界6大猫スポットでもある「田代島」について紹介してきました。
さすが世界6大猫スポットと言われるだけあって猫の数は群を抜いて多いです。
むしろどこにそんなにいるのと言わんばかりいます。
猫好きにはたまらない島でもあります。
ただアクセスがなかなか難しいためか来島者数は思っているより少ないです。
データは古いですが平成28年(2016年)は40,068 人、平成29年(2017年)は20,853 人[宮城県観光統計概要(1月-12月)より引用]となかなか少ないです。
もっと日本各地、世界からもきてもいい気もしますが、なかなか難しいのでしょう。
なんとか世界各地からきてもらい田代島の魅力を知ってもらい、また活性化してほしいことを願います。
猫好きの人は当たり前ですが、東北へ旅行される際は田代島へ行ってみてください。
あなたも満足するに違いありません。