マニラに足を運ぶなら、外せない観光スポットナンバー1は、ここサン・アグスティン教会です。
なんと言ってもこの教会は、最古の教会でもありながら世界遺産に登録されているのです。
暑いマニラにあって、アジアらしくない趣きを持つこの教会は、植民地時代の面影が色濃く残っています。
今回取り上げる歴史的建造物のひとつ、「サン・アグスティン教会」について、詳しく解説していきます。
本記事では以下のポイントをまとめています。
- 世界遺産サン・アグスティン教会について
- 世界遺産サン・アグスティン教会内の様子
- 隣にある資料館の様子
- 世界遺産サン・アグスティン教会までのアクセス・料金
マニラへ足を運ぶ際は、ぜひこの場所を訪れていただきたいので、記事を読んでみてください。
マニラにある世界遺産サン・アグスティン教会とは
フィリピン最古の教会であり、ユネスコ世界遺産にも登録された「サン・アグスティン教会」。
バロック様式が美しく映えるこの教会は、マニラの観光スポットとして一押しです。
通常は「サン・アグスチン教会」と呼ばれることが一般的ですが、「セント・オーガスティン教会」とも呼ばれることがあります。
英語では異なる呼び名もあるようですね。
この教会は何と2度も壊れてしまった歴史を持っています。初めて建てられたのは1571年で、フィリピンに生息するヤシの木と竹を使用していました。
しかし、1574年に中国の海賊による侵攻で火災に遭い、崩壊してしまったのが初めての出来事。
その後もう一度同じような事故が発生し、1583年に再建されたものの、再び火事で倒壊しました。
そこで3度目の建設では石を使い、1586年に工事が開始され、1607年に完成。
地震にも耐える丈夫な教会として生まれ変わりました。
世界遺産サン・アグスティン教会の外観や内部の様子を写真とともにご紹介します。
世界遺産サン・アグスティン教会を見に行ってみた
「サン・アグスティン教会」を訪れる前に、以前紹介したサンチャゴ要塞を観光してきました。
サンチャゴ要塞については以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
→サンチャゴ要塞 戦争地後の悲しい場所へ行ってみた
「サン・アグスティン教会」はイントラムロスの中心部に位置し、空港からは少し遠いですが、その美しさは訪れる価値あり。
以下は実際の外観と内部の様子を写真と共にご紹介します。
では実際の外見と内の様子を写真とともに紹介していきます。
サン・アグスティン教会＆博物館を写真とともに紹介
さて、実際に教会内を散策してみましょう。
と言ったところで、ちょうどミサが行われており、観光客は残念ながら立ち入ることができませんでした。
仕方なく、隣にある博物館に向かうことにしました。
教会は2度の崩壊を経て、今の姿に生まれ変わりました。
以前はここに書道院がありましたが、その場所に現在の博物館が建っています。
博物館の入り口では、チケット売り場と入場ゲートが一緒になっています。
正直、無料かと思っていたので少し驚きましたが、入らない手はありません。
入場料として200ペソ（約460円）支払い、チケット兼ポストカードを手に入れました。
博物館内には様々な資料が展示されています。
博物館の入り口では、チケット売り場と入場ゲートが一緒になっています。
正直、無料かと思っていたので少し驚きましたが、入らない手はありません。
入場料として200ペソ（約460円）支払い、チケット兼ポストカードを手に入れました。
博物館内には様々な資料が展示されています。
真面目な資料の中にも「写真で一言」を考えながら楽しむことができました。
資料展示の後、映画のワンシーンに出てきそうな美しい景色が広がっています。
ここで何枚も写真を撮ってしまいました。
また、この階段も映画の一場面にぴったりです。
何かしらのドラマチックなシーンが展開されそうですし、ハリーポッターの一場面にも見えますね。
この階段の上にはドーム状の美しい空間が広がっており、ライトアップされた様子は非常に美しいです。
多くの観光客がここで写真を撮影していました。
この階段の上はこのようにドーム状になっていて、またこのライトアップが綺麗なのです。
観光客の多くはここで撮影をされていました。
2階には資料館のようなエリアも広がっていますが、人がいなければ美しい様子がよく分かります。
2階から見下ろす中庭も素晴らしい景色が広がっています。
様々な資料が展示されているようですが、詳細は省略させていただきます。
サン・アグスティン博物館の1番の見所はここ！
サン・アグスティン博物館の最も魅力的な場所は、ここです。
実は、博物館と教会が2階で繋がっており、上から教会の様子を見ることができます。
写真からも分かるように、まだ1階ではミサが行われていました。
ミサの最中は中に入ることはできませんが、この2階からなら様子を観察することができます。
天井に注目してみましょう。
非常に美しいデザインで、模様が細かく彫り込まれています。
通常、天井に注目することはありませんが、こちらなら近くで詳細が確認できます。
特に教会の赤い部分を見ると、楽譜が置かれているのが分かります。
何かの楽譜でしょうか。
同じフロアにはレプリカの書斎のような場所も展示されています。
お待ちかねのサン・アグスティン教会内へ入ってみた
ミサの時間が終わったので、実際に教会の中へ入ってみました。
教会の構造は大規模で、開閉する場所は下半分のみとなっています。
結婚式などの特別な行事では全開にされるでしょう。
教会内に入ると、先ほどとは全く異なる雰囲気が広がります。
1階から見上げると、全体像がつかめるため、2階から見るよりも迫力があります。
下から見上げた天井も、美しいデザインが施されています。
ミサが終われば、営業時間内であればいつでも自由に入ることができます。
ただし、ミサの時間は定期的に行われており、時間も決まっています。
また、イレギュラーなイベントや結婚式が行われている場合もあります。
その際は、営業時間内であっても立ち入ることができません。
結婚式のスケジュールは事前に予測が難しいですが、もし結婚式が行われている日に訪れた場合は、別の日に変更して再び訪れてみましょう。
世界遺産サン・アグスティン教会までのアクセス
「サン・アグスティン教会」へのアクセス情報です。
もし空港から行く場合、最も便利なのはタクシーです。
タクシーを利用すると、空港から約20分で到着します。
空港には多くのタクシーが待機していますが、安全で確実な選択肢は限られています。
最も確実で料金も明確なのは、東南アジアでよく利用されているアプリ「GRAB」です。
指定の場所を選択し、近くを走っている個人のタクシーが迎えに来る仕組みです。
予めおおよその運賃が表示されるため、過度な料金を心配する必要はありません。
これは東南アジアでの旅行において非常に便利なアプリなので、ダウンロードしておくことをお勧めします。
もしこのようなアプリを使用したくない場合は、クーポンタクシーまたはホテルの手配したタクシーを利用することがオススメです。
それ以外のタクシーは避けたほうが良いでしょう。
サン・アグスティン教会の営業時間・料金
営業時間は以下の通りです。
サン・アグスティン教会
月曜～土曜 8:00-12:00・13:00-17:00
日曜 8:00-12:00
※結婚式とミサの間、観光客は入場禁止
サン・アグスティン博物館
8:00-12:00／13:00-18:00
入場料
大人 200ペソ（観光客）／シニア 160ペソ（地元民）／学生160ペソ（地元民）／子供160ペソ（地元民）
はや大人も同じ160ペソでいいのではと、金額表を見て思ってしまいました。
フィリピン最古の教会は素敵な場所で行くべき場所
フィリピン最古の教会であり、世界遺産でもあるサン・アグスティン教会。
世界遺産というだけあって見応えは本当に十分ありました。
また、最初に予定していなかった博物館も訪れてみて良かったと感じました。
もしためらっている人がいれば、改めて言いますが、教会と博物館の両方を訪れるのがベストです。
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