こんにちは!
空港での待ち時間を、特別なひとときに変えてくれる魔法のカード「プライオリティ・パス」。
しかし近年、「楽天カードでレストランが使えなくなった…」「利用時間が3時間以内に制限された…」など、サービスの変更、いわゆる**”改悪”**のニュースが相次いでいます。
「私の持っているカードは、まだレストランで使えるの?」
「成田や羽田、関空では、今いったい何が利用できるの?」
ルールが複雑になりすぎて、もはや何がどうなっているのか分からない!
そんな混乱の声を、私の周りでもよく耳にします。
この記事では、そんなあなたの不安と疑問を解消すべく、2025年最新の情報を基に、日本国内の主要空港でプライオリティ・パスが使えるラウンジ、レストラン、温泉などの全施設を、網羅的に、そしてどこよりも分かりやすく徹底解説します。
改悪の嵐を乗りこなし、プライオリティ・パスを賢く使いこなすための、あなたの最強のガイドになるはずです。
この記事でわかること
- 楽天カードなど、主要クレジットカード会社の改悪状況まとめ
- 【空港別】成田・羽田・関空などで今使える全施設一覧(ラウンジ・レストラン等)
- 「出発前3時間以内」など、新しい利用ルールの注意点
- あなたのカードはどれ?プライオリティ・パスが付帯するおすすめカード
【重要】あなたのカードは大丈夫?プライオリティパス「改悪」の現状
まず、現在起きている「改悪」の全体像を把握しましょう。
原因は、クレジットカード会社が負担する利用料が、特にレストラン特典の導入で想定を大幅に超えてしまったことにあります。
① カード会社別の利用制限(レストランはほぼ全滅)
多くのクレジットカード会社が、コスト削減のため**「空港ラウンジ以外の施設(レストラン、温泉など)の利用を不可」**とする措置に踏み切りました。
カード会社 | レストラン・温泉などの利用 | 備考 |
---|---|---|
楽天カード | 利用不可 | 楽天プレミアムは年間利用回数も5回に制限 |
JCB / MUFG / UC | 利用不可 | – |
ダイナース / 三井住友 | 利用不可 | 国外の施設は利用可能 |
アメックス(プロパー) | 利用不可 | セゾンアメックスなど一部提携カードは対象外 |
②「出発前3時間以内」の新ルール
さらに、2025年8月1日からは、日本国内のすべての空港レストラン・リフレッシュ施設で、「出発時刻の3時間前以降の搭乗券」の提示が必須となりました。
- 到着後の利用は不可に:これまで到着便でも利用できた施設(中部国際空港の温泉など)が利用できなくなりました。
- 乗り継ぎ時の制約:フライトまで3時間以上ある長時間の乗り継ぎでは、レストランなどを利用できません。
【空港別】国内線利用時にプライオリティパスが使える全施設一覧
それでは、これらの厳しいルールを踏まえ、「国内線の飛行機に乗る」というシーンで、現在どの空港で何が使えるのかを徹底解説します。
施設は、保安検査を受ける前の【制限区域外】と、保安検査後の【制限区域内】に分かれます。
成田国際空港 (NRT)
施設名 | 場所(ターミナル) | 特典内容 |
---|---|---|
I.A.S.S Superior Lounge -KoCoo- | 第1ターミナル 5F | ラウンジ利用(アルコール・軽食あり) |
I.A.S.S Executive Lounge | 第1ターミナル 5F / 第2ターミナル 4F | ラウンジ利用(アルコール1杯無料) |
鉄板焼 道頓堀 くり田 | 第2ターミナル 4F | 3,400円分の飲食割引 |
9h nine hours (カプセルホテル) | 第2ターミナル B1F | 5時間の仮眠無料 or 3,400円割引 |
ぼてぢゅう屋台 | 第3ターミナル 2F | 3,400円分の飲食割引 |
羽田空港 (HND)
施設名 | 場所 | 特典内容 |
---|---|---|
All Day Dining Grande Aile | 第1ターミナル B1F 【制限区域外】 | ランチビュッフェ無料(同伴者不可) |
中部国際空港セントレア (NGO)
施設名 | 場所 | 特典内容 |
---|---|---|
くつろぎ処 (温泉) | 第1ターミナル 4F | 3,400円分の割引 |
The Pike Brewing Restaurant | 第2ターミナル 2F | 3,400円分の飲食割引 |
ぼてぢゅう | 第1ターミナル 4F | 3,400円分の飲食割引 |
関西国際空港 (KIX)
施設名 | 場所 | 特典内容 |
---|---|---|
Japan Travelling Restaurant | 第1ターミナル 【国内線制限区域内】 | 3,400円分の飲食割引 |
ぼてぢゅう 1946 | 第1ターミナル 2F 【制限区域外】 | 3,400円分の飲食割引 |
KIXエアポート カフェラウンジ NODOKA | エアロプラザ 2F 【制限区域外】 | 3時間滞在+2品選択 |
伊丹空港 (ITM)
施設名 | 場所 | 特典内容 |
---|---|---|
大阪エアポートワイナリー | 中央ブロック 2F 【制限区域外】 | ワイン飲み放題+食事 |
【注意】国内線利用時には使えない施設
以下の空港の提携ラウンジは、国際線の保安検査後(制限区域内)にあるため、国内線のみを利用する方は立ち入ることができず、利用できません。
- 福岡空港 (FUK): KALラウンジ
- 新千歳空港 (CTS): North Lounge
※那覇空港(OKA)には、現在プライオリティ・パスで利用できる提携施設はありません。
【結論】プライオリティパスの賢い使い方とおすすめカード
もはや「どんなカードを持っているか」が全てとなってしまった国内プライオリティパス。
今後の賢い使い方はどうなるのでしょうか。
- レストラン特典を狙うなら:セゾンアメックスなど、まだ利用制限をかけていない一部の提携カードをピンポイントで狙うしかありません。
- ラウンジ利用がメインなら:年会費と利用回数のバランスが良いカードを選ぶことが重要。楽天プレミアムカードは年会費11,000円で年5回まで利用できます。
- 海外旅行が主戦場なら:国内の改悪は気にせず、海外でのラウンジ利用を主目的に、年会費無料の家族カードが付帯するなど、特典が充実したカードを選ぶのが正解です。
プライオリティパスが付帯するおすすめのクレジットカードや、最新の改悪情報については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。ぜひ合わせてお読みください。

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国内プライオリティ・パスのレストラン特典が大幅改悪!2025年8月1日からの新ルールとおすすめカード